【ディレクターの“ネタ本” 第8回】Growthグループの場合
こんにちわ。Growthグループの菊地です。
「Growthって何?」という社内外からの質問も、最近ではようやく少なくなりました。とはいえ初めて目にした方は何のことやらわからないと思いますので、以前掲載した『新設された "Growthグループ" とは何をするグループ?』も併せてご覧ください。
私たちGrowthグループからおすすめする書籍はこちらの4冊です。
ザッポスの奇跡
ザッポスの奇跡(改訂版)〜アマゾンが屈した史上最強の新経営戦略〜
著者:石塚 しのぶ
販売元:廣済堂出版
(2010-12-21)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
Growthグループが目指している企業としての完成形の一つが、ザッポスであると感じます。
最新版 ネット広告ハンドブック
販売元:日本能率協会マネジメントセンター
(2011-03-16)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
アドネットワークの仕組みやリスティング広告の基礎、LPOやSEM等、ディレクターが押さえておくべき「ネット広告」の基本知識をわかりやすく解説しています。
ソーシャルグラフを応用したプロモーションの事例や、スマートフォン市場の拡大によるネット広告の変化等、最近の主要トレンドも網羅されており、今すぐこれ1冊を読めば、取り敢えず「銅の剣」「皮の鎧」を装備した気分になれます。
知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト
著者:高橋 寿一
販売元:翔泳社
(2005-02-18)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
本書はまさに「知識ゼロ」の人でもソフトウェアテストの基礎と実運用に触れることができる解説書です。具体的なQAプランを立ち上げる際の基本項目やテストケースの書き方等も分かりやすく記載されており、まさに読んですぐ業務に生かせる良書です。
蒼天航路(1) (モーニングKC (434))
著者:王 欣太
販売元:講談社
(1995-10-19)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
『要は人。』はlivedoor データホテルが数年前に掲げたスローガンですが、ライブドアも人と人が持つ技術を頼みに成長してきた企業です。家柄や血筋を重んじる諸侯を尻目に、文字通り「卑しい出自 (曹操は漢王朝の腐敗を招いたとされる宦官の孫です)」である曹操孟徳が天下に号令をかける様は、読んでいて血がたぎります。
「自らの才を出し惜しむ輩は山を焼いてでも炙り出す」とは作中における曹操の弁ですが、徹底した実力主義に基づいた経営戦略と尽きることの無い人材への渇望は、戦国の世にありながら現代のベンチャースピリッツに通じるものがあります。意外とビジネスマンがよく読んでいます。これホントです。まあ本書を参考にして人材登用するような企業はおそらくブラックですが。
なにより、それまで一般的な三国志作品において「小物」「卑怯者」とされてきた登場人物が、蒼天航路の世界では一角の人物として描かれている点が印象深いです。あの蔡瑁にすら才を感じてしまう描写の巧みさ、三国志ファンならば一度は読んでおきたい1冊です。すいません全巻揃えると36冊です。
最後は完全に趣旨を取り違えましたが、少年漫画の中にもビジネスのヒントは散りばめられているという事をお伝えしたかった次第です。三国志ハラスメントはほどほどにいたします。
次回は、新世紀メディア部&新規開発部が読んでいる本をご紹介します。
「Growthって何?」という社内外からの質問も、最近ではようやく少なくなりました。とはいえ初めて目にした方は何のことやらわからないと思いますので、以前掲載した『新設された "Growthグループ" とは何をするグループ?』も併せてご覧ください。
私たちGrowthグループからおすすめする書籍はこちらの4冊です。
ザッポスの奇跡
〜アマゾンが屈した史上最強の新経営戦略
ザッポスの奇跡(改訂版)〜アマゾンが屈した史上最強の新経営戦略〜
著者:石塚 しのぶ
販売元:廣済堂出版
(2010-12-21)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 佐々木
ザッポス (Zappos) とはシューズをメイン商材とした米国のオンライン小売企業です。近年Amazonに8億ドルという金額で買収された事で再注目を浴びています。ザッポニアン (ザッポスのスタッフ) に「ザッポスとはどんな企業ですか?」と聞くと、皆口を揃え「ザッポスはたまたま靴を取り扱っている "サービスカンパニー" です」と断言するそうです。顧客に "ハピネス" をデリバリーし「Wow!」と言ってもらう為に、CEOのトニー・シェイは企業文化の土台を以下のように定義付けています。- 全ては「生き方」としてのコア・バリューから始まる
- サービスを「超える」人材の発掘
- 徹底した「企業文化」の刷り込み
一人のザッポニアンが、病床の母親の為に靴を購入した女性に購入後の靴の具合を尋ねた際「残念な事に病状が悪化し母親は他界してしまった。返品したいが今は集荷センターまで持っていけないのでしばらく待って欲しい。」と告げられた。彼のとった対応は『女性の住居まで宅配の集荷サービスを届けること』『色鮮やかなお悔やみの花束とメッセージカードを添えること』だった。このエピソードは女性本人のブログから端を発し何百もの人に感動を伝えた。
ザッポスに靴の在庫が無い場合、コールセンターのスタッフが競合他社のオンラインストアを検索し顧客にその情報を教えてあげる。などなど、ザッポスが生み出す逸話を上げたらキリがありません。ただし、それをただの「美談」として捉えるのではなく「ソーシャル時代に対応した新しい経営戦略」として分析しているのが本書の特徴です。
Growthグループが目指している企業としての完成形の一つが、ザッポスであると感じます。
最新版 ネット広告ハンドブック
最新版 ネット広告ハンドブック
販売元:日本能率協会マネジメントセンター
(2011-03-16)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 宮澤
実はGrowthグループではwebプロモーションの最適化をミッションの一つとしています。本書は「webにおけるプロモーション」の入門書と言えます。アドネットワークの仕組みやリスティング広告の基礎、LPOやSEM等、ディレクターが押さえておくべき「ネット広告」の基本知識をわかりやすく解説しています。
ソーシャルグラフを応用したプロモーションの事例や、スマートフォン市場の拡大によるネット広告の変化等、最近の主要トレンドも網羅されており、今すぐこれ1冊を読めば、取り敢えず「銅の剣」「皮の鎧」を装備した気分になれます。
知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト
知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト
著者:高橋 寿一
販売元:翔泳社
(2005-02-18)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 真田
実は (2回目) GrowthグループではQM (Quality Management/品質管理) をミッションの一つとしています。「デバッグ」はディレクターの必須業務の一つですが、これは地味なようでいて重要度が高く、精度の高い検証を実現するには非常に高いスキルが要求されます。本書はまさに「知識ゼロ」の人でもソフトウェアテストの基礎と実運用に触れることができる解説書です。具体的なQAプランを立ち上げる際の基本項目やテストケースの書き方等も分かりやすく記載されており、まさに読んですぐ業務に生かせる良書です。
蒼天航路
蒼天航路(1) (モーニングKC (434))
著者:王 欣太
販売元:講談社
(1995-10-19)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 菊地
“乱世の姦雄” 曹操孟徳の生涯をダイナミックに描いた劇画です。劉備玄徳は「物語」となり、孫権仲謀は「大地」を治め、曹操孟徳は「人」を愛し執着したとされています。『要は人。』はlivedoor データホテルが数年前に掲げたスローガンですが、ライブドアも人と人が持つ技術を頼みに成長してきた企業です。家柄や血筋を重んじる諸侯を尻目に、文字通り「卑しい出自 (曹操は漢王朝の腐敗を招いたとされる宦官の孫です)」である曹操孟徳が天下に号令をかける様は、読んでいて血がたぎります。
「自らの才を出し惜しむ輩は山を焼いてでも炙り出す」とは作中における曹操の弁ですが、徹底した実力主義に基づいた経営戦略と尽きることの無い人材への渇望は、戦国の世にありながら現代のベンチャースピリッツに通じるものがあります。意外とビジネスマンがよく読んでいます。これホントです。まあ本書を参考にして人材登用するような企業はおそらくブラックですが。
なにより、それまで一般的な三国志作品において「小物」「卑怯者」とされてきた登場人物が、蒼天航路の世界では一角の人物として描かれている点が印象深いです。あの蔡瑁にすら才を感じてしまう描写の巧みさ、三国志ファンならば一度は読んでおきたい1冊です。すいません全巻揃えると36冊です。
最後は完全に趣旨を取り違えましたが、少年漫画の中にもビジネスのヒントは散りばめられているという事をお伝えしたかった次第です。三国志ハラスメントはほどほどにいたします。
次回は、新世紀メディア部&新規開発部が読んでいる本をご紹介します。
【ディレクターの“ネタ本” 第7回】ジェイ・リスティングの場合
こんにちは。ジェイ・リスティングの小川です。
【ディレクターの“ネタ本”】シリーズ第7回目は私どもが担当させていただきます。
ジェイ・リスティングは広告配信やディレクトリ登録審査など、ライブドアとは毛色の違う事業を行なっている会社です。スタッフも多くはないため、また、ひとりひとりの担当する領域が広いことからか、様々なネタ本が出てきました。
お先に失礼!する技術
著者:柴田 英寿
販売元:WAVE出版
(2009-10-09)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
日々の業務に忙殺されてしまうと、本を読んだり、セミナーに参加したり、という勉強時間、さらに他社さんとの意見交換などの交流をさせていただく時間が捻出できなくなります。
最新の情報をキャッチできないことは、日々新しい手法が確立されていくプロモーションの世界では致命的です。しかし、効率的な仕事ができないと、そんなことをする時間がない……。
そんな悩みを解決するための方法/考え方が満載されています。新社会人だけではなく、社会人全般にオススメしたい本です。
しかけ人たちの企画術
著者:小山 薫堂
販売元:インプレスジャパン
(2011-02-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
"企画" というと難しく捉えてしまったり、閃きによるものだと考えがちですが、本書ではしかけ人達の "どういった経緯でその発想に至ったのか" ということを知ることで、今までにない視点で物事を捉えるヒントを作ってくれます。
業務で企画に携わる方から、普段あまり企画に触れない方々にとっても、"企画とは" を楽しく読める一冊になっています。
その数学が戦略を決める (文春文庫)
著者:イアン エアーズ
販売元:文藝春秋
(2010-06-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
ワインの質、出会い系サイトの男女のマッチング、政府の政策決定、病気の診断や治療法など一見すると共通点の無いこれらの項目ですが、全て数学で判断・解決できる事項です。
本書では一貫して「絶対計算」という大量データの解析に基づく分析が、現代社会の様々な場面で用いられていることを紹介し、直感的な決断との比較や「絶対計算」が台頭してきた中での人間の役割の変化を考察しています。
一見すると、「絶対計算」が世の中の事象を司る絶対的なものであるようにも思われがちですが、本書では人間の存在を否定はしておりません。経験・直感と数学が相互に作用することにより、我々はよりよい判断を行うことができるのです。
学生時代数学が苦手だった、数学なんて何に使うんだと思っているような方へ、特にこの本をオススメします。文系・理系といった区分をする日本式教育の問題点もこの本を読むことで理解できるのではないでしょうか。
だから、Webディレクターはやめられない―できるWebディレクターの成功戦略
著者:島元 大輔
販売元:ソシム
(2005-05)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
しかし、責任があるからこそ、ディレクターは面白いのです。でも、仕事をしているうちにそんなことを忘れて、イライラしてしまうことも少なくありません。
そんな時におすすめしたいのがこの本です。ディレクターとしての役割、そしてディレクターの存在意義などを再確認することができます。
個人的にはこの本を読んで、ディレクターの仕事とは何かと考えさせられたことも多いので、思い入れが深い本です。
と、偉そうに言っていますがまだまだな自分を戒めるためにも再度読もうと思います(笑)
ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術
著者:棚橋 弘季
販売元:日本実業出版社
(2009-06-29)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
他本でも書かれていることですが、企画とは天から与えられたものではなく技術です。その技術を磨く様々な方法の中に "デザイン思考" という方法論があります。
"デザイン思考" とは要素 (情報) を集め、並べて分け、組み立てる という思考方法 (作業) です。新しい発想を得るためのひらめきを計画的に作り出し、実際に使用する際の基本的なプロセスや考え方が本書には書かれています。
まだまだ実戦出来ておりませんが、企画に携わっている方にオススメの一冊です。
以上、5冊でした。各人、違った立ち位置で仕事をしているメンバーなので、バラエティ豊かなラインナップになったと思います。
次回は、ライブドアが提供するサービスの品質向上・保持などの業務を行う、Growthグループのメンバーが読んでいる本をご紹介いたします。
【ディレクターの“ネタ本”】シリーズ第7回目は私どもが担当させていただきます。
ジェイ・リスティングは広告配信やディレクトリ登録審査など、ライブドアとは毛色の違う事業を行なっている会社です。スタッフも多くはないため、また、ひとりひとりの担当する領域が広いことからか、様々なネタ本が出てきました。
お先に失礼!する技術
お先に失礼!する技術
著者:柴田 英寿
販売元:WAVE出版
(2009-10-09)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 小川 (プロダクト管理/プロモーション)
タイトル、見た目からすると不真面目な印象を感じる人もいるかもしれませんが、"徹底的に仕事を効率化することで時間を生み出し自己成長に時間を投資しましょう" という真面目な提起をしています。日々の業務に忙殺されてしまうと、本を読んだり、セミナーに参加したり、という勉強時間、さらに他社さんとの意見交換などの交流をさせていただく時間が捻出できなくなります。
最新の情報をキャッチできないことは、日々新しい手法が確立されていくプロモーションの世界では致命的です。しかし、効率的な仕事ができないと、そんなことをする時間がない……。
そんな悩みを解決するための方法/考え方が満載されています。新社会人だけではなく、社会人全般にオススメしたい本です。
しかけ人たちの企画術
しかけ人たちの企画術
著者:小山 薫堂
販売元:インプレスジャパン
(2011-02-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 井上 (プロダクト制作/管理)
恋人へのプレゼントから、友人や家族との週末の過ごし方まで、仕事に限らず生活をしてく上で、何かしらの"企画"を求められるシーンは数多く発生します。"企画" というと難しく捉えてしまったり、閃きによるものだと考えがちですが、本書ではしかけ人達の "どういった経緯でその発想に至ったのか" ということを知ることで、今までにない視点で物事を捉えるヒントを作ってくれます。
業務で企画に携わる方から、普段あまり企画に触れない方々にとっても、"企画とは" を楽しく読める一冊になっています。
その数学が戦略を決める
その数学が戦略を決める (文春文庫)
著者:イアン エアーズ
販売元:文藝春秋
(2010-06-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 山田 (事業統括)
仕事とは意思決定の連続です。皆さんその判断は何に基づいていますか? 意思決定の局面において数学を意識したことはありますか?ワインの質、出会い系サイトの男女のマッチング、政府の政策決定、病気の診断や治療法など一見すると共通点の無いこれらの項目ですが、全て数学で判断・解決できる事項です。
本書では一貫して「絶対計算」という大量データの解析に基づく分析が、現代社会の様々な場面で用いられていることを紹介し、直感的な決断との比較や「絶対計算」が台頭してきた中での人間の役割の変化を考察しています。
一見すると、「絶対計算」が世の中の事象を司る絶対的なものであるようにも思われがちですが、本書では人間の存在を否定はしておりません。経験・直感と数学が相互に作用することにより、我々はよりよい判断を行うことができるのです。
学生時代数学が苦手だった、数学なんて何に使うんだと思っているような方へ、特にこの本をオススメします。文系・理系といった区分をする日本式教育の問題点もこの本を読むことで理解できるのではないでしょうか。
だから、Webディレクターはやめられない―できるWebディレクターの成功戦略
だから、Webディレクターはやめられない―できるWebディレクターの成功戦略
著者:島元 大輔
販売元:ソシム
(2005-05)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 小川 (プロダクト管理/プロモーション)
仕事をしていると楽しいことだけではなく、辛いことも多々あります。特にディレクターという職種に就いていると、プロジェクトの最終責任はディレクターが負うため、新しいプロジェクトのリリース前後は胃が痛い思いをすることは少なくありません。しかし、責任があるからこそ、ディレクターは面白いのです。でも、仕事をしているうちにそんなことを忘れて、イライラしてしまうことも少なくありません。
そんな時におすすめしたいのがこの本です。ディレクターとしての役割、そしてディレクターの存在意義などを再確認することができます。
個人的にはこの本を読んで、ディレクターの仕事とは何かと考えさせられたことも多いので、思い入れが深い本です。
と、偉そうに言っていますがまだまだな自分を戒めるためにも再度読もうと思います(笑)
ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術
ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術
著者:棚橋 弘季
販売元:日本実業出版社
(2009-06-29)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 井上 (プロダクト制作/管理)
「何か面白いものは無いか」「何か新しいものは無いか」「何でこれをいいと思ったんだろう」なんて事を考え生活するよう心がけていますが、そう思い通りにアイデアは出てきません。他本でも書かれていることですが、企画とは天から与えられたものではなく技術です。その技術を磨く様々な方法の中に "デザイン思考" という方法論があります。
"デザイン思考" とは要素 (情報) を集め、並べて分け、組み立てる という思考方法 (作業) です。新しい発想を得るためのひらめきを計画的に作り出し、実際に使用する際の基本的なプロセスや考え方が本書には書かれています。
まだまだ実戦出来ておりませんが、企画に携わっている方にオススメの一冊です。
以上、5冊でした。各人、違った立ち位置で仕事をしているメンバーなので、バラエティ豊かなラインナップになったと思います。
次回は、ライブドアが提供するサービスの品質向上・保持などの業務を行う、Growthグループのメンバーが読んでいる本をご紹介いたします。
【ディレクターの“ネタ本” 第6回】ロケタッチグループの場合
こんにちは。ロケタッチグループの澤田です。
昨年7月にローンチしたロケタッチも順調に成長を続け、この4月に新規開発グループからロケタッチグループという一つのグループに独立しました。『ロケタッチのつくりかた』という連載でお馴染みのメンバーに、私も含めた新たなメンバーも追加して、さらなる成長を目指し、邁進しています。
そんなロケタッチグループメンバーがおすすめする本はこちらです。
600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)
著者:上阪 徹
販売元:角川SSコミュニケーションズ
(2009-05-07)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
この本は4月から私がロケタッチの運営メンバーとして参加するにあたって改めて読み返した、大切な一冊です。
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
著者:デビッド・カークパトリック
販売元:日経BP社
(2011-01-13)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
まずは端的にこの本の魅力を表している、解説の小林弘人氏(@kobahen)の言葉を引用します。
「ソーシャル」という言葉が使われだしてから久しいですが、いまだに「ソーシャルとは何なのか、何ができるのか」に明確な答えを持てずにいるという人は、この本でその答えのヒント見つかるのではないかと思います。
ブレない理念と柔軟な思考で突き進むザッカーバーグの姿は、ネットのスピード感とも相まって高揚感があり読み物としても面白いです。
販促手法の基本 この1冊ですべてわかる
著者:岩本 俊幸
販売元:日本実業出版社
(2011-02-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
ロケタッチは日本ではまだまだ新しい形態のソーシャルサービスということもあり、おかげさまで様々な企業からお問い合わせをいただき、タイアップ企画を実施しています。
それらの企画を実施していくにあたって、如何にそれぞれの企画を個性的で魅力的なものにしていくかが重要であり、タイアップ先の担当者の方と話し合いをしながら進めています。
この本は、従来の販促に関する手法を、媒体・ターゲット・期間など様々な観点を網羅して体系化しており、企画を検討していく際の引き出しとして、押さえておきたい内容がひと通り整理されています。
単純にシールを提供すればよいというだけでなく、より多くの方に使ってもらえるようにインセンティブなどの楽しめる要素を加えていったり、キャンペーン自体をどのようにプロモーションしていくかなどを考えていく上で参考にしています。
ディレクターの中にも自社サービスのプロモーションに関わっている担当者は少なくないと思いますので、そのような方にはおすすめの一冊です。
ソーシャルメディア・ダイナミクス 〜事例と現場の声からひもとく、成功企業のソーシャルメディア戦略〜
著者:斉藤徹
販売元:毎日コミュニケーションズ
(2011-01-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
テーマは「共感」ベースのコミュニケーション。ソーシャルメディアの特性を活かしてどのようにビジネスやマーケティングに落としこんでいくのかということについて書かれています。
ただ、他書によくあるTwitterやFacebook等のソーシャルメディアに対する一般的な考察や活用方法だけに終始するのではなく、それに加えて位置情報サービスやソーシャルゲームなどのソーシャルメディアの新しいトレンドを盛り込んだ内容になっており非常に充実した一冊です。
特に他社事例を含めたソーシャルメディアへの取り組み方が本当に充実しており、ユーザーとの新しいコミュニケーションの形を考えていくうえで参考になります。
企業目線でもなくユーザー目線でもなく、企業とユーザーが一緒におもしろいサービスを創り上げていく共感目線。ユーザーとの距離をもう一歩縮められる可能性を大きく感じられる、そんな良書です。
月刊 コロコロコミック 2011年 05月号 [雑誌]
販売元:小学館
(2011-04-15)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
ロケタッチのコアターゲットは30代男性の男性ですが、当然30代男性が小学生の頃に本誌を手に取らずとも、コロコロコミックが発信するカルチャーに一度は影響を受たはずです。
玩具メーカーとのタイアップやメディアミックスからなる誌面は、ただの漫画雑誌にはとどまらず、未だに小学生のトレンドやカルチャーを牽引し続けていることは説明不要ですね。
ロケタッチは、「日常の行動を冒険に見立てることで小学生の頃の共通体験を呼び起こしてモチベーションを高める」ということをねらいに作ってあります。それはビジュアル面だけでなく企画やライティングにまで徹底させなければならないため、制作をするときはテンション上げる必要がある、ちょっと特殊なサービスです。
ちょうど昨年の今ごろロケタッチの基礎部分の制作に取りかかっている最中に、テンションを維持するためにコロコロコミックをデスクの傍らに置き、その独特なテンションをしみ込ませながら制作に取りかかっていました。今振り返ってみると、おそらくどんなデザインのテクニック集よりも役に立ったのではないかと思います。
ということで、最後はデザイナーからのおすすめ本となってしまいましたが、ディレクターの皆さんがデザイナーへイメージを伝える資料として、こんなセレクトもアリですよ?という紹介でした。
次回はジェイ・リスティングの読んでいる本を紹介します。
昨年7月にローンチしたロケタッチも順調に成長を続け、この4月に新規開発グループからロケタッチグループという一つのグループに独立しました。『ロケタッチのつくりかた』という連載でお馴染みのメンバーに、私も含めた新たなメンバーも追加して、さらなる成長を目指し、邁進しています。
そんなロケタッチグループメンバーがおすすめする本はこちらです。
600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス
600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)
著者:上阪 徹
販売元:角川SSコミュニケーションズ
(2009-05-07)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 河野
日本の30代女性の4人に1人が利用しているという、料理サイト「クックパッド」の人気の秘密を紹介した本です。この本の中では「クックパッド」が料理が楽しくなることだけをやるという理念に向けてストイックなまでに追求している姿が描かれています。- ユーザーを理解するための徹底的な定性/定量分析
- ユーザー視点にこだわった機能の絞り込みやユーザーインターフェイス
- ユーザーが快適にサイトを使えるための高度な非機能要件の実現
- 広告を見た人から「ありがとう」といわれるサイト作り
この本は4月から私がロケタッチの運営メンバーとして参加するにあたって改めて読み返した、大切な一冊です。
フェイスブック 若き天才の野望
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
著者:デビッド・カークパトリック
販売元:日経BP社
(2011-01-13)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 荒井
ご存知世界最大のSNS、Facebookの誕生から5億ユーザーまでの成長の記録と、この10年ほどのネットサービスの歴史を振り返る本です。また、合わせてこの先のネットサービスの未来についても書かれています。まずは端的にこの本の魅力を表している、解説の小林弘人氏(@kobahen)の言葉を引用します。
本書の魅力は、2種類の要素が高次に組み合わさっている点にある。ひとつめは急激な成長を遂げつつあり、全米のみならず全世界が注目すべき新興企業の生い立ちとその成長に関する内幕を追った筆致。ふたつめは、ソーシャルネットワーク、ひいては過去・現在、そしてこれからのインターネットの在り方について示唆に富んでいる点である。
「ソーシャル」という言葉が使われだしてから久しいですが、いまだに「ソーシャルとは何なのか、何ができるのか」に明確な答えを持てずにいるという人は、この本でその答えのヒント見つかるのではないかと思います。
ブレない理念と柔軟な思考で突き進むザッカーバーグの姿は、ネットのスピード感とも相まって高揚感があり読み物としても面白いです。
販促手法の基本 この1冊ですべてわかる
販促手法の基本 この1冊ですべてわかる
著者:岩本 俊幸
販売元:日本実業出版社
(2011-02-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 澤田
私はロケタッチの中でも、他企業とのタイアップキャンペーンなどを担当しています。ロケタッチは日本ではまだまだ新しい形態のソーシャルサービスということもあり、おかげさまで様々な企業からお問い合わせをいただき、タイアップ企画を実施しています。
それらの企画を実施していくにあたって、如何にそれぞれの企画を個性的で魅力的なものにしていくかが重要であり、タイアップ先の担当者の方と話し合いをしながら進めています。
この本は、従来の販促に関する手法を、媒体・ターゲット・期間など様々な観点を網羅して体系化しており、企画を検討していく際の引き出しとして、押さえておきたい内容がひと通り整理されています。
単純にシールを提供すればよいというだけでなく、より多くの方に使ってもらえるようにインセンティブなどの楽しめる要素を加えていったり、キャンペーン自体をどのようにプロモーションしていくかなどを考えていく上で参考にしています。
ディレクターの中にも自社サービスのプロモーションに関わっている担当者は少なくないと思いますので、そのような方にはおすすめの一冊です。
ソーシャルメディア・ダイナミクス
ソーシャルメディア・ダイナミクス 〜事例と現場の声からひもとく、成功企業のソーシャルメディア戦略〜
著者:斉藤徹
販売元:毎日コミュニケーションズ
(2011-01-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 幕田
「ソーシャルメディア」について体系的にまとめられています。テーマは「共感」ベースのコミュニケーション。ソーシャルメディアの特性を活かしてどのようにビジネスやマーケティングに落としこんでいくのかということについて書かれています。
ただ、他書によくあるTwitterやFacebook等のソーシャルメディアに対する一般的な考察や活用方法だけに終始するのではなく、それに加えて位置情報サービスやソーシャルゲームなどのソーシャルメディアの新しいトレンドを盛り込んだ内容になっており非常に充実した一冊です。
特に他社事例を含めたソーシャルメディアへの取り組み方が本当に充実しており、ユーザーとの新しいコミュニケーションの形を考えていくうえで参考になります。
企業目線でもなくユーザー目線でもなく、企業とユーザーが一緒におもしろいサービスを創り上げていく共感目線。ユーザーとの距離をもう一歩縮められる可能性を大きく感じられる、そんな良書です。
月刊 コロコロコミック
月刊 コロコロコミック 2011年 05月号 [雑誌]
販売元:小学館
(2011-04-15)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 小黒 (デザイナー)
最後はデザイナーからの紹介です。ロケタッチのコアターゲットは30代男性の男性ですが、当然30代男性が小学生の頃に本誌を手に取らずとも、コロコロコミックが発信するカルチャーに一度は影響を受たはずです。
玩具メーカーとのタイアップやメディアミックスからなる誌面は、ただの漫画雑誌にはとどまらず、未だに小学生のトレンドやカルチャーを牽引し続けていることは説明不要ですね。
ロケタッチは、「日常の行動を冒険に見立てることで小学生の頃の共通体験を呼び起こしてモチベーションを高める」ということをねらいに作ってあります。それはビジュアル面だけでなく企画やライティングにまで徹底させなければならないため、制作をするときはテンション上げる必要がある、ちょっと特殊なサービスです。
ちょうど昨年の今ごろロケタッチの基礎部分の制作に取りかかっている最中に、テンションを維持するためにコロコロコミックをデスクの傍らに置き、その独特なテンションをしみ込ませながら制作に取りかかっていました。今振り返ってみると、おそらくどんなデザインのテクニック集よりも役に立ったのではないかと思います。
ということで、最後はデザイナーからのおすすめ本となってしまいましたが、ディレクターの皆さんがデザイナーへイメージを伝える資料として、こんなセレクトもアリですよ?という紹介でした。
次回はジェイ・リスティングの読んでいる本を紹介します。
【ディレクターの“ネタ本” 第5回】Cureグループの場合
こんにちは、Cureグループの乾たつみです。
Cureグループは、サブカルの中でも「コスプレ」に特化したコスプレコミュニティサイトを運営しています。
コスプレと聞くと大概の方はテレビでネコ耳つけた子やメイドがはしゃぎまわる、若しくはコスプレイヤーのまわりを沢山のカメラを持った男性が取り囲むイメージがあるかと思います。
ですが、メディアで見るようなコスプレは実際の「コスプレ」の中でも亜流の方で、主流はアニメや漫画、ゲームのキャラクターを愛する女性が、そのキャラクターになりきり仲間内で楽しむ文化となっています。
コスプレ人口の男女比はCureの中だけでも9割が女性、残りの1割が男性という女性主体の社会です。
Cureはコスプレを「観る側」でなくコスプレを「する側」がメインのサイトです。その運営には、やはりコスプレに関する必要な知識やアニメ・漫画・ゲームなどの情報も知る必要があります。
Cureには登録されている衣裳の作品名の登録がおよそ、約12,500件。キャラクターに至っては65,000件以上あり、毎日ユーザーからの新規で登録更新される衣裳の作品名やキャラクター名を精査するのもディレクターの仕事になります。
そのため、いちいち本を探すよりアニメ・漫画・ゲームなどの情報は、ネットで拾うほうが早いのでウィキペディアや公式サイトで見る事が多いです。反対にコスプレに関する知識については本で拾う事が多いので、そのネタ本をいくつか紹介いたします。
COSCRAFT 〜コスプレ造型BOOK〜 (INFOREST MOOK)
販売元:インフォレスト
(2011-02-23)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
コスプレはキャラクターになりきる為に衣装だけではなく、キャラクターが持つ剣や肩当など造形物も必要になります。この本は、ライオンボード (断熱材) やスタイロフォーム、ウレタンボードなど、大型ホームセンターに売ってはいますが日常では滅多に使わない素材を使って、小道具を作る基礎知識が書かれています。
一見、すごく大きくて重そうな大剣も、100円均一のショップで売っている商品や断熱材素材などを使って軽く、持ち運びし易い様うに分解出来る構造になっていたりと、アイテムに関しても創意工夫がされていて、子供のお遊戯会などでちょっとした小道具なんか作ってあげると、すごく尊敬されたりします。
コスプレイヤーのための2.5次元フォトレタッチガイド―Photoshop Elementsで魅せる! (アスペクトムック)
著者:立花 奈央子
販売元:株)アスペクト
(2010-09-27)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
コスプレイヤーは、ただコスプレ写真を撮るだけではなく、より綺麗な「作品」にする為に画像に対してレタッチを行います。三次元のコスプレイヤーを二次元のアニメや漫画に如何に近づけるかがコスプレイヤーとって最大の課題になります。
この本はそんな課題に特化したコスプレ写真のレタッチ技術をわかりやすく解説した指南書です。
色調補正や彩度調整の調整はもちろん、レイヤーを使ってオーバレイやソフトライトなどで部分を明るく調整するテクニックなど、自分も実際にコスプレ画像をレタッチするので、随分と参考になりました。
COSMODE (コスモード) 2011年 05月号 [雑誌]
販売元:インフォレスト
(2011-04-05)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
隔月で発売されるコスプレ専門誌です。全国各地のコスプレイベントの写真レポートがあるので、ユーザーの動向や、趣向の参考の為にコスプレサイトのディレクター必読の雑誌です。
また、コスプレってどんなものなの?と言う方にもオススメです!読むとコスプレに対する価値観が変わると思います。
2010 オタク市場徹底研究 - 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
コスプレ関連の市場調査が掲載されており、事業計画などの参考にしています。コスプレの市場データはほとんど発表されていないため、高価ではありますが、購入しています。
たとえば、アニメ市場2095億円、同人誌市場640億円、フィギュア市場283億円、ボーイズラブ市場213億円、コスプレ衣装市場406億円といった他ではないかなりマニアックな市場の規模や年度ごとの推移や予測が把握できるので、大枠ではありますが、次の戦略を考えるうえでの参考資料としています。
この記事を読まれて、コスプレに興味を持たれた方は、是非Cureが主催するコスプレイベント「Cure Cosplay Festival vol.3」にお越しください。2011年6月12日 (日) に「としまえん」にて開催いたします。
このイベントで、本物のコスプレを是非ご覧ください!
Twitter (公式・イベント用) もやってます。よろしければフォローお願いします!
Cureグループは、サブカルの中でも「コスプレ」に特化したコスプレコミュニティサイトを運営しています。
コスプレと聞くと大概の方はテレビでネコ耳つけた子やメイドがはしゃぎまわる、若しくはコスプレイヤーのまわりを沢山のカメラを持った男性が取り囲むイメージがあるかと思います。
ですが、メディアで見るようなコスプレは実際の「コスプレ」の中でも亜流の方で、主流はアニメや漫画、ゲームのキャラクターを愛する女性が、そのキャラクターになりきり仲間内で楽しむ文化となっています。
コスプレ人口の男女比はCureの中だけでも9割が女性、残りの1割が男性という女性主体の社会です。
Cureはコスプレを「観る側」でなくコスプレを「する側」がメインのサイトです。その運営には、やはりコスプレに関する必要な知識やアニメ・漫画・ゲームなどの情報も知る必要があります。
Cureには登録されている衣裳の作品名の登録がおよそ、約12,500件。キャラクターに至っては65,000件以上あり、毎日ユーザーからの新規で登録更新される衣裳の作品名やキャラクター名を精査するのもディレクターの仕事になります。
そのため、いちいち本を探すよりアニメ・漫画・ゲームなどの情報は、ネットで拾うほうが早いのでウィキペディアや公式サイトで見る事が多いです。反対にコスプレに関する知識については本で拾う事が多いので、そのネタ本をいくつか紹介いたします。
COSCRAFT 〜コスプレ造型BOOK〜
COSCRAFT 〜コスプレ造型BOOK〜 (INFOREST MOOK)
販売元:インフォレスト
(2011-02-23)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
コスプレはキャラクターになりきる為に衣装だけではなく、キャラクターが持つ剣や肩当など造形物も必要になります。この本は、ライオンボード (断熱材) やスタイロフォーム、ウレタンボードなど、大型ホームセンターに売ってはいますが日常では滅多に使わない素材を使って、小道具を作る基礎知識が書かれています。
一見、すごく大きくて重そうな大剣も、100円均一のショップで売っている商品や断熱材素材などを使って軽く、持ち運びし易い様うに分解出来る構造になっていたりと、アイテムに関しても創意工夫がされていて、子供のお遊戯会などでちょっとした小道具なんか作ってあげると、すごく尊敬されたりします。
コスプレイヤーのための2.5次元フォトレタッチガイド―Photoshop Elementsで魅せる!
コスプレイヤーのための2.5次元フォトレタッチガイド―Photoshop Elementsで魅せる! (アスペクトムック)
著者:立花 奈央子
販売元:株)アスペクト
(2010-09-27)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
コスプレイヤーは、ただコスプレ写真を撮るだけではなく、より綺麗な「作品」にする為に画像に対してレタッチを行います。三次元のコスプレイヤーを二次元のアニメや漫画に如何に近づけるかがコスプレイヤーとって最大の課題になります。
この本はそんな課題に特化したコスプレ写真のレタッチ技術をわかりやすく解説した指南書です。
色調補正や彩度調整の調整はもちろん、レイヤーを使ってオーバレイやソフトライトなどで部分を明るく調整するテクニックなど、自分も実際にコスプレ画像をレタッチするので、随分と参考になりました。
COSMODE (雑誌)
COSMODE (コスモード) 2011年 05月号 [雑誌]
販売元:インフォレスト
(2011-04-05)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
隔月で発売されるコスプレ専門誌です。全国各地のコスプレイベントの写真レポートがあるので、ユーザーの動向や、趣向の参考の為にコスプレサイトのディレクター必読の雑誌です。
また、コスプレってどんなものなの?と言う方にもオススメです!読むとコスプレに対する価値観が変わると思います。
オタク市場徹底研究 2010
2010 オタク市場徹底研究 - 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
コスプレ関連の市場調査が掲載されており、事業計画などの参考にしています。コスプレの市場データはほとんど発表されていないため、高価ではありますが、購入しています。
たとえば、アニメ市場2095億円、同人誌市場640億円、フィギュア市場283億円、ボーイズラブ市場213億円、コスプレ衣装市場406億円といった他ではないかなりマニアックな市場の規模や年度ごとの推移や予測が把握できるので、大枠ではありますが、次の戦略を考えるうえでの参考資料としています。
この記事を読まれて、コスプレに興味を持たれた方は、是非Cureが主催するコスプレイベント「Cure Cosplay Festival vol.3」にお越しください。2011年6月12日 (日) に「としまえん」にて開催いたします。
このイベントで、本物のコスプレを是非ご覧ください!
Twitter (公式・イベント用) もやってます。よろしければフォローお願いします!
【ディレクターの“ネタ本” 第4回】コミュニティサービスグループの場合
コミュニティサービスグループの伊藤です。
【ディレクターの“ネタ本”】シリーズも第4回目になりました。今回は、YYC、youbrideを運営しているコミュニティサービスグループのネタ本を紹介します。
恋愛や結婚など、様々な目的を持った男女のマッチングを目的としたサービスを運営してるだけあって、より人間の根源的な欲求である「愛」にフォーカスされています。違う意味でネタと思われそうなものもありますが、かなり真剣です。それではどうぞ。
「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)
著者:山田 昌弘・白河 桃子
販売元:ディスカヴァー・トゥエンティワン
(2008-02-29)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
婚活サービスを提供している当部署では当然読むべき「課題図書」です。「婚活」という言葉自体を世に送り出したお二人により、具体例などをもとにとても分かりやすい内容で語られている著書です。
近年の国勢調査では現在の日本の未婚率は20台後半の男性で7割、女性で6割という結果が出ています。著者らが「就活」になぞらえて提示した「婚活」というワードが示す通り、現代の日本では結婚にあたり意識すべきリアルで困難な事情があるようです。
晩婚化や少子化が深刻な現代に、本当に役に立つサービスを提供したい!そんな思いをたぎらせてくれた一冊です。
なぜ、その人に惹かれてしまうのか?―ヒトとしての恋愛学入門
著者:森川 友義
販売元:ディスカヴァー・トゥエンティワン
(2007-05-31)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
早稲田大学で「恋愛学入門」という人気の講義をやっている森川友義先生による著書です。
※森川教授にはyoubrideの人気コーナー、「婚活」時代の著者でもある白河桃子先生による「恋愛サイエンスカフェ」の第一回目のゲストとして登場していただいています。
シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略
著者:レイチェル・ボッツマン
販売元:日本放送出版協会
(2010-12-16)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
過剰消費時代から「共有」の時代へ。日本でも、グルーポンや、カーシェアリングなどのシェアリングビジネスが徐々に浸透してきていますが、この本ではシェアリングビジネスに関する豊富な事例とともに、その背景にある社会的、経済的変化が丁寧に分析されており、単なる事例紹介本とは一線を画す内容と言えるでしょう。
ソーシャルグラフを中心に注目される<共有>に関するビジネスに関するニュースを毎日のように見ていた時、たまたま出版イベントでいただいたので拝読しました。自身のサービスを運用する上で、しっかり捉えていかなくてはならない時流やヒントが、実感を持って得られたと感じる一冊でした。
※もちろん部署内でもしっかりSHAREされました。
中学生からの愛の授業
著者:宮台真司
販売元:コアマガジン
(2010-06-15)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
これも私たちのグループの課題図書です。世界で行われている「幸福度調査」で75位の日本。なぜ日本人はこんなに幸福と感じれないのでしょう。また、人はどういうことで幸福感を感じられるのか。「愛」って一体どういうものなの?
社会学者である宮台氏が女子中高生に対するフィールドワークを通じて得たナマの情報をベースに書かれた本だけに様々な発見があります。タイトルは「中学生からの」となっていますが、大人が「愛」について改めて向き合える非常に優れた著作です。
図説「愛」の歴史
著者:ジャック・アタリ
販売元:原書房
(2009-09-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
現代の私たちの恋愛・結婚行動について紐解く良書。愛や結婚をモチーフにした美術作品や写真など合計200点を超えるカラー資料を交え、紀元前からの人類の「愛」の歴史をその変遷と、今後の人類の「愛」の形の可能性についても描いています。
人類が生殖における自身達の役割に気付くまで、現在のようにカップルや家族として長期間、一緒に寄り添うことはなかったそうです。
著者曰く、人類の愛のかたちは意外なほどスピーディに変化してきたとのこと。今後も多様化していく「愛」のニーズに応えるサービスを提供していきたいものです。
以上、だいぶ濃厚な5冊が集まったと思います。
番外編として、上司お勧めの一冊を。
悪女入門 ファム・ファタル恋愛論 (講談社現代新書)
著者:鹿島 茂
販売元:講談社
(2003-06-19)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
著者の鹿島茂はフランス文学者、評論家で過去の著作では複数の賞を受賞しています。サブタイトルにある「ファム・ファタル」とは極めて危険な、男性を殺人者に陥れるほどに、“運命が運んできたとしか思えない魅力”を持った女性のことらしいです。カルメン、椿姫、ナジャといったファム・ファタルの象徴として描かれた女性像の魅力を、フランス文学で培った情緒と共に解説してくれます。
上司はこの本をちゃんと読んで、そして「実践して」と仰いました。この一冊が、かなり濃厚な「愛」を語るもので、「愛」を知るために重要なヒントをくれる本であることは確かなようです。ただ、なぜあんなにもアツくこの本を僕に薦め、何をどう「実践して」と仰られたか。その真意を知るには・・・まだまだ僕には人生(ディレクター)経験が足りないようですね。
はい。次回はコスプレコミュニティサイトCureグループの読んでいる本を紹介します。
【ディレクターの“ネタ本”】シリーズも第4回目になりました。今回は、YYC、youbrideを運営しているコミュニティサービスグループのネタ本を紹介します。
恋愛や結婚など、様々な目的を持った男女のマッチングを目的としたサービスを運営してるだけあって、より人間の根源的な欲求である「愛」にフォーカスされています。違う意味でネタと思われそうなものもありますが、かなり真剣です。それではどうぞ。
「婚活」時代
「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)
著者:山田 昌弘・白河 桃子
販売元:ディスカヴァー・トゥエンティワン
(2008-02-29)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
婚活サービスを提供している当部署では当然読むべき「課題図書」です。「婚活」という言葉自体を世に送り出したお二人により、具体例などをもとにとても分かりやすい内容で語られている著書です。
近年の国勢調査では現在の日本の未婚率は20台後半の男性で7割、女性で6割という結果が出ています。著者らが「就活」になぞらえて提示した「婚活」というワードが示す通り、現代の日本では結婚にあたり意識すべきリアルで困難な事情があるようです。
晩婚化や少子化が深刻な現代に、本当に役に立つサービスを提供したい!そんな思いをたぎらせてくれた一冊です。
なぜ、その人に惹かれてしまうのか?―ヒトとしての恋愛学入門
なぜ、その人に惹かれてしまうのか?―ヒトとしての恋愛学入門
著者:森川 友義
販売元:ディスカヴァー・トゥエンティワン
(2007-05-31)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
早稲田大学で「恋愛学入門」という人気の講義をやっている森川友義先生による著書です。
- 人差指と薬指の長さの比率に女性らしさが現われる?
- 視覚同様に、嗅覚、聴覚でも相手との相性を自然と判断している。中でも嗅覚が非常に重要?
- 男性から女性にごちそうするのは求愛行動の一部?
※森川教授にはyoubrideの人気コーナー、「婚活」時代の著者でもある白河桃子先生による「恋愛サイエンスカフェ」の第一回目のゲストとして登場していただいています。
シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略
シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略
著者:レイチェル・ボッツマン
販売元:日本放送出版協会
(2010-12-16)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
過剰消費時代から「共有」の時代へ。日本でも、グルーポンや、カーシェアリングなどのシェアリングビジネスが徐々に浸透してきていますが、この本ではシェアリングビジネスに関する豊富な事例とともに、その背景にある社会的、経済的変化が丁寧に分析されており、単なる事例紹介本とは一線を画す内容と言えるでしょう。
ソーシャルグラフを中心に注目される<共有>に関するビジネスに関するニュースを毎日のように見ていた時、たまたま出版イベントでいただいたので拝読しました。自身のサービスを運用する上で、しっかり捉えていかなくてはならない時流やヒントが、実感を持って得られたと感じる一冊でした。
※もちろん部署内でもしっかりSHAREされました。
中学生からの愛の授業
中学生からの愛の授業
著者:宮台真司
販売元:コアマガジン
(2010-06-15)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
これも私たちのグループの課題図書です。世界で行われている「幸福度調査」で75位の日本。なぜ日本人はこんなに幸福と感じれないのでしょう。また、人はどういうことで幸福感を感じられるのか。「愛」って一体どういうものなの?
社会学者である宮台氏が女子中高生に対するフィールドワークを通じて得たナマの情報をベースに書かれた本だけに様々な発見があります。タイトルは「中学生からの」となっていますが、大人が「愛」について改めて向き合える非常に優れた著作です。
図説「愛」の歴史
図説「愛」の歴史
著者:ジャック・アタリ
販売元:原書房
(2009-09-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
現代の私たちの恋愛・結婚行動について紐解く良書。愛や結婚をモチーフにした美術作品や写真など合計200点を超えるカラー資料を交え、紀元前からの人類の「愛」の歴史をその変遷と、今後の人類の「愛」の形の可能性についても描いています。
人類が生殖における自身達の役割に気付くまで、現在のようにカップルや家族として長期間、一緒に寄り添うことはなかったそうです。
著者曰く、人類の愛のかたちは意外なほどスピーディに変化してきたとのこと。今後も多様化していく「愛」のニーズに応えるサービスを提供していきたいものです。
以上、だいぶ濃厚な5冊が集まったと思います。
番外編として、上司お勧めの一冊を。
悪女入門 ファム・ファタル恋愛論
悪女入門 ファム・ファタル恋愛論 (講談社現代新書)
著者:鹿島 茂
販売元:講談社
(2003-06-19)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
著者の鹿島茂はフランス文学者、評論家で過去の著作では複数の賞を受賞しています。サブタイトルにある「ファム・ファタル」とは極めて危険な、男性を殺人者に陥れるほどに、“運命が運んできたとしか思えない魅力”を持った女性のことらしいです。カルメン、椿姫、ナジャといったファム・ファタルの象徴として描かれた女性像の魅力を、フランス文学で培った情緒と共に解説してくれます。
上司はこの本をちゃんと読んで、そして「実践して」と仰いました。この一冊が、かなり濃厚な「愛」を語るもので、「愛」を知るために重要なヒントをくれる本であることは確かなようです。ただ、なぜあんなにもアツくこの本を僕に薦め、何をどう「実践して」と仰られたか。その真意を知るには・・・まだまだ僕には人生(ディレクター)経験が足りないようですね。
はい。次回はコスプレコミュニティサイトCureグループの読んでいる本を紹介します。
【ディレクターの“ネタ本” 第3回】ブロググループの場合
こんにちは、ブロググループの飯田です。【ディレクターの“ネタ本”】シリーズ第3回目は、ブロググループです。
ブロググループでは読んで字の如く「livedoor Blog」を主体として運用しています。他のグループとは違って多岐に渡ったコンテンツ運用は行っていません。
なので、読む本と言えば技術書だったりウェブ界隈のトレンドが殆どですが、その中でもコンテンツの種別関係無く役に立ちそうな本を紹介します。
IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術
著者:坂本 貴史
販売元:ワークスコーポレーション
(2011-03-29)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
推薦者: 飯田
最近よく耳にしているかもしれない「情報アーキテクチャ」と「インフォメーションアーキテクト」に関する本です。
「IA」と聞くと抵抗を感じる人も居るかもしれませんが、それぞれがウェブサイトに掛ける想いをどのように (資料などに) 具現化し、どうやればウェブサイトで効率よく表現できるか、いかにユーザーのストレスにならないかなど、ごくごく一般的なことを著者の体験例を交えながら「IA」を学ぶことができます。
あと、ウェブサイトの設計にあたって便利なウェブサービスや書籍の紹介もあるので、どんどん活用して通常の業務に生かしていきましょう。
この春に新卒として入社したウェブディレクターの方々にもオススメの 1 冊です。
日本語の作文技術 (朝日文庫)
著者:本多 勝一
販売元:朝日新聞出版
(1982-01)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
推薦者: 飯田
私からもう 1 冊。普段書いている日本語文章は、第三者に意図が正しく伝わる日本語文章だと言い切れますか?……私は言い切れません (笑)。
しかし、正しく伝わらないとしても、文法を意識してみたり句読点の打ち方を気を付けるだけで誤読や認識の齟齬を少なくすることができます。私も内外問わず色々な人と日本語文章でコミュニケーションするので、この本は定期的に読み返しています。
たとえば以下の文章を読んでみてください。
さて、「小さな」という修飾語は「子ども」に掛かっているのか、それとも「学校」に掛かっているのか、どっちだと思いましたか?仮に「小さな」が「学校」を修飾しているつもりの文章なら、正しく意図が伝わるでしょうか?
この本では上記のような例文を交えて分かりやすく日本語文章の組み立て方を解説してくれています。
入門 ウェブ分析論〜アクセス解析を成果につなげるための新・基礎知識〜
著者:小川 卓
販売元:ソフトバンククリエイティブ
(2010-10-01)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
推薦者: 小田
何かアクションを起こすその前に、現状のコンテンツを「分析」するにあたって読んでおきたいのがこの一冊です。
おそらくほとんどのウェブコンテンツにはアクセス解析ツールなるものが導入されていると思いますが、集計データを有効活用できていないかもしれません。しかしそれは「数字の見方」や「データの使い方」が分からないことに原因があると思います。
この本では分析の基礎の基礎が学べるほか、分析結果を踏まえてウェブサイトの改善対策や KGI・KPI を見出すきっかけになるのではないでしょうか。
ライト、ついてますか―問題発見の人間学
著者:ドナルド・C・ゴース
販売元:共立出版
(1987-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
推薦者: 多留
比較的有名な本なので読んだことがある人も居ると思います。
今対応している問題は、実は根本的な解決ではなくて、別の問題が引き起こしている——ということはよくあると思います。システムのバグ然り、組織間やチームメイトの間でプロジェクト進行が鈍くなったり、うまく意思疎通が行かないなと感じたら、自分では気付いてない (思い込みによる) 問題が原因ということがよくあります (そしてそれは第三者的な視点から気付かされる)。
早期問題解決が一番望ましいですが、目の前にある問題が「本当の問題かどうか」を見極めてから対処するほうが早期解決の近道かもしれません。
---
少なめですが以上 4 冊を紹介させていただきました。次はコミュニティグループの読んでいる本をご紹介します。
ブロググループでは読んで字の如く「livedoor Blog」を主体として運用しています。他のグループとは違って多岐に渡ったコンテンツ運用は行っていません。
なので、読む本と言えば技術書だったりウェブ界隈のトレンドが殆どですが、その中でもコンテンツの種別関係無く役に立ちそうな本を紹介します。
IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術
IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術
著者:坂本 貴史
販売元:ワークスコーポレーション
(2011-03-29)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
推薦者: 飯田
最近よく耳にしているかもしれない「情報アーキテクチャ」と「インフォメーションアーキテクト」に関する本です。
「IA」と聞くと抵抗を感じる人も居るかもしれませんが、それぞれがウェブサイトに掛ける想いをどのように (資料などに) 具現化し、どうやればウェブサイトで効率よく表現できるか、いかにユーザーのストレスにならないかなど、ごくごく一般的なことを著者の体験例を交えながら「IA」を学ぶことができます。
あと、ウェブサイトの設計にあたって便利なウェブサービスや書籍の紹介もあるので、どんどん活用して通常の業務に生かしていきましょう。
この春に新卒として入社したウェブディレクターの方々にもオススメの 1 冊です。
日本語の作文技術
日本語の作文技術 (朝日文庫)
著者:本多 勝一
販売元:朝日新聞出版
(1982-01)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
推薦者: 飯田
私からもう 1 冊。普段書いている日本語文章は、第三者に意図が正しく伝わる日本語文章だと言い切れますか?……私は言い切れません (笑)。
しかし、正しく伝わらないとしても、文法を意識してみたり句読点の打ち方を気を付けるだけで誤読や認識の齟齬を少なくすることができます。私も内外問わず色々な人と日本語文章でコミュニケーションするので、この本は定期的に読み返しています。
たとえば以下の文章を読んでみてください。
小さな子どもの学校がある。
さて、「小さな」という修飾語は「子ども」に掛かっているのか、それとも「学校」に掛かっているのか、どっちだと思いましたか?仮に「小さな」が「学校」を修飾しているつもりの文章なら、正しく意図が伝わるでしょうか?
この本では上記のような例文を交えて分かりやすく日本語文章の組み立て方を解説してくれています。
入門 ウェブ分析論
入門 ウェブ分析論〜アクセス解析を成果につなげるための新・基礎知識〜
著者:小川 卓
販売元:ソフトバンククリエイティブ
(2010-10-01)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
推薦者: 小田
何かアクションを起こすその前に、現状のコンテンツを「分析」するにあたって読んでおきたいのがこの一冊です。
おそらくほとんどのウェブコンテンツにはアクセス解析ツールなるものが導入されていると思いますが、集計データを有効活用できていないかもしれません。しかしそれは「数字の見方」や「データの使い方」が分からないことに原因があると思います。
この本では分析の基礎の基礎が学べるほか、分析結果を踏まえてウェブサイトの改善対策や KGI・KPI を見出すきっかけになるのではないでしょうか。
ライト、ついてますか―問題発見の人間学
ライト、ついてますか―問題発見の人間学
著者:ドナルド・C・ゴース
販売元:共立出版
(1987-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
推薦者: 多留
比較的有名な本なので読んだことがある人も居ると思います。
今対応している問題は、実は根本的な解決ではなくて、別の問題が引き起こしている——ということはよくあると思います。システムのバグ然り、組織間やチームメイトの間でプロジェクト進行が鈍くなったり、うまく意思疎通が行かないなと感じたら、自分では気付いてない (思い込みによる) 問題が原因ということがよくあります (そしてそれは第三者的な視点から気付かされる)。
早期問題解決が一番望ましいですが、目の前にある問題が「本当の問題かどうか」を見極めてから対処するほうが早期解決の近道かもしれません。
---
少なめですが以上 4 冊を紹介させていただきました。次はコミュニティグループの読んでいる本をご紹介します。
【ディレクターの“ネタ本” 第2回】スポーツ局の場合
ポータルグループの渡邉雄介です。【ディレクターの“ネタ本”】シリーズ第2回目は、ポータルグループ内で組織されているスポーツ局です。
スポーツ局では、「livedoor スポーツ」を主体として、本日リリースした「ベースボールジャーナル」や「サッカージャーナル」「MMAPLANET」、モバイルでは試合速報サイトの「熱血プロ野球狂」や「熱血欧州サッカー狂」などを運営しています。
スポーツだけに、やはりスポーツ局の面々はスポーツ系の本をよく読んでいるようです。下記にご紹介します。
エスキモーが氷を買うとき
エスキモーが氷を買うとき―奇跡のマーケティング
著者:ジョン スポールストラ
販売元:きこ書房
(2002-05)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
大多数の人は、クラブの収入を増やすには実力あるスター選手を大枚はたいて補強し、チームが強くなり順位が上がれば観客動員が増えチケット収入や広告収入が増えると思っています。しかし、チームが強くなるかは水物、補強がうまくいくとは限りません。
チームの強さに左右されず、いかに "興味のない人" に足を運んでもらうか、livedoorスポーツでも、普段スポーツニュースまでは追っていない人にいかにして興味をもってもらい、livedoorスポーツのサイトにアクセスしてもらうか考えながら日々精進しています。
勝つことのみが善である
宿澤広朗 勝つことのみが善である―全戦全勝の哲学 (文春文庫)
著者:永田 洋光
販売元:文藝春秋
(2009-06-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
実際の仕事でも、ただPVを稼ぐのか、収益を上げるのか…などなど、担当するサービスの成長段階によって様々な"勝利" のための評価軸がありますが、どれかひとつ極めればいいわけでもなく、どれにも中途半端に手を出すわけでもなく、チーム内で意欲的に取り組める目標を持ち、それに全力で取り組める環境を作ることが大切ですよね。
GIANT KILLING
GIANT KILLING(2) (モーニングKC)
著者:ツジトモ
販売元:講談社
(2007-07-23)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
自分より大きな強い相手を前にしたとき、どういった戦略を立てて戦うか、そして勝つか。この漫画は、弱小チームの監督である主人公が強豪チーム相手に番狂わせを演じることがテーマにありますが、そこで語られる戦術や選手との接し方には、日々の業務でも参考にできるようなヒントに溢れています。
全1192試合 V9巨人のデータ分析
全1192試合 V9巨人のデータ分析 (光文社新書)
著者:小野俊哉
販売元:光文社
(2009-06-17)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
史上空前の9連覇という偉業を成し遂げたかつての読売ジャイアンツ。9年間の戦いの軌跡を事細かに分析し、強さの裏付けを探った本です。これによってわかるのは、王・長嶋中心の派手な打線がクローズアップされがちな当時の巨人にあっても投手中心の堅実な守り、そして進塁打や守備で貢献した脇役たちの活躍があってこその連覇だっということです。
会社組織やプロジェクトチームにおいても組織への貢献ということを考えたときに大きな示唆となる事例だと思います。個人で派手な成果は上げられなくても、自分が求められる役割を的確に把握して自分なりの活躍を果たしたい。よく「いぶし銀」として表現される選手たちがいますが、私もそんな存在でありたいと思っています。
以上の4冊です。けっこうアツイ本が集まった気がします。
次回はブロググループの読んでいる本をご紹介します。
スポーツ局では、「livedoor スポーツ」を主体として、本日リリースした「ベースボールジャーナル」や「サッカージャーナル」「MMAPLANET」、モバイルでは試合速報サイトの「熱血プロ野球狂」や「熱血欧州サッカー狂」などを運営しています。
スポーツだけに、やはりスポーツ局の面々はスポーツ系の本をよく読んでいるようです。下記にご紹介します。
エスキモーが氷を買うとき
ジョン スポールストラ
エスキモーが氷を買うとき―奇跡のマーケティング
著者:ジョン スポールストラ
販売元:きこ書房
(2002-05)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 與田
人気がない観客動員数最下位だった弱小NBAチーム、ニュージャージー・ネッツを売上高500%増、27球団中チケット収入伸び率1位にまで導いたジョン・スポールストラ「常識破りの」マーケティング手法を明らかにした1冊です。大多数の人は、クラブの収入を増やすには実力あるスター選手を大枚はたいて補強し、チームが強くなり順位が上がれば観客動員が増えチケット収入や広告収入が増えると思っています。しかし、チームが強くなるかは水物、補強がうまくいくとは限りません。
チームの強さに左右されず、いかに "興味のない人" に足を運んでもらうか、livedoorスポーツでも、普段スポーツニュースまでは追っていない人にいかにして興味をもってもらい、livedoorスポーツのサイトにアクセスしてもらうか考えながら日々精進しています。
勝つことのみが善である
永田 洋光
宿澤広朗 勝つことのみが善である―全戦全勝の哲学 (文春文庫)
著者:永田 洋光
販売元:文藝春秋
(2009-06-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 鈴木
元ラグビー日本代表監督を務めた宿澤広朗の就任から突然の死までを描いた一冊です。ビジネスもスポーツも勝つことが目的。しかしただ勝てばいい「勝利至上主義」ではなく、心から忠誠心を持ち意欲的に勝利を目指せるかを念頭に、その先にある名誉こそが勝利であると最期の時まで訴え続けています。実際の仕事でも、ただPVを稼ぐのか、収益を上げるのか…などなど、担当するサービスの成長段階によって様々な"勝利" のための評価軸がありますが、どれかひとつ極めればいいわけでもなく、どれにも中途半端に手を出すわけでもなく、チーム内で意欲的に取り組める目標を持ち、それに全力で取り組める環境を作ることが大切ですよね。
GIANT KILLING
ツジトモ
GIANT KILLING(2) (モーニングKC)
著者:ツジトモ
販売元:講談社
(2007-07-23)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 渡邉 (雄)
最近話題のサッカー漫画です。大概のWebサービスは、既に先行されていたり、規模の大きな競合が存在します。たとえ業界ナンバーワンになったとしても、そこで慢心せず、常に他の競合の出方に目を配っていなければなりません。自分より大きな強い相手を前にしたとき、どういった戦略を立てて戦うか、そして勝つか。この漫画は、弱小チームの監督である主人公が強豪チーム相手に番狂わせを演じることがテーマにありますが、そこで語られる戦術や選手との接し方には、日々の業務でも参考にできるようなヒントに溢れています。
全1192試合 V9巨人のデータ分析
小野 俊哉
全1192試合 V9巨人のデータ分析 (光文社新書)
著者:小野俊哉
販売元:光文社
(2009-06-17)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
◆推薦者: 松本
スタッツ分析こそが野球の最大の魅力だと勝手に思っています。ID野球、セイバーメトリクスなどデータによって強いチームを作り上げる手法が折にふれて提唱されますが、過去の強豪チームを分析する作者・小野俊哉氏の能力は現在の球団のスコアラーたちを凌ぐものなのではないでしょうか。史上空前の9連覇という偉業を成し遂げたかつての読売ジャイアンツ。9年間の戦いの軌跡を事細かに分析し、強さの裏付けを探った本です。これによってわかるのは、王・長嶋中心の派手な打線がクローズアップされがちな当時の巨人にあっても投手中心の堅実な守り、そして進塁打や守備で貢献した脇役たちの活躍があってこその連覇だっということです。
会社組織やプロジェクトチームにおいても組織への貢献ということを考えたときに大きな示唆となる事例だと思います。個人で派手な成果は上げられなくても、自分が求められる役割を的確に把握して自分なりの活躍を果たしたい。よく「いぶし銀」として表現される選手たちがいますが、私もそんな存在でありたいと思っています。
以上の4冊です。けっこうアツイ本が集まった気がします。
次回はブロググループの読んでいる本をご紹介します。
【ディレクターの“ネタ本” 第1回】ポータルグループの場合
こんにちは。ポータルグループの高柳です。
以前、「ロケタッチのつくりかた」「ディレクターのためのスマートフォン講座」と連載ものを続けてきましたが、いずれもご好評いただきました。ありがとうございます!
今回からは連載企画の第3弾として、livedoorのディレクターは日頃どういう本を読み、何を学んでいるのか、部署・コンテンツごとにネタ本をご紹介していきたいと思います。
第1回目は「ポータルグループ」所属のメンバー5人がオススメする書籍です。まずはポータルグループが担当するサービスをざっとご説明します。
ポータルグループは、「livedoorポータル」や「livedoorニュース」をはじめ、「BLOGOS」、「livedoor Homme」、「才職兼美(近日リニューアル予定)」、「Anigema」、「Movie Enter」、その他数多くのブログメディアなど、バリエーションに富んだメディアを運営しております。
担当するサービスによって、オススメする本のジャンルも若干違っていますので、ぜひ推薦者の担当サービスも一緒にご覧になりながらお楽しみください!
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
多くの人がわかりやすい文章を書く事が苦手なディレクターが読むべき本。ディレクターの主な仕事は、構成書・メールなどを駆使して"考え"を"伝える"ことです。本書では伝える技術だけではなく問題の解決方法を考える技術も一緒にまとめて、「問題解決力」としてノウハウを紹介しています。
デザイナー、プログラマー、コーダーに考えを簡潔に伝えることが苦手な人は、バーバーラ・ミントの提唱する「ピラミッド原則」を学んでみてはいかがでしょうか?
ウェブはバカと暇人のもの 現場からのネット敗北宣言
同僚に薦められて読んだのですが、非常に良書です。今でも「ネットが社会を変える」と信じている人は多いけど、この本はニュースサイトの編集者の立場から、「そんなことはない。ウェブを見る人の大多数はリテラシーが低く、芸能人のゴシップと他人の不幸が大好き」という身も蓋もない現実を突きつけます。
賛否両論はあるかもしれませんが、ネットユーザーに受け入れられるコンテンツとは何かを考える上で、この本は外せないと思います。
東京の編集
「メディア」の歴史の中では、僕らが息巻く「インターネットメディア」なんてTV、ラジオ、新聞、雑誌に比べれば、まだまだやんちゃな赤ん坊で、歴史的には何も産み出していないも同然なわけです。
この本は、著名な雑誌編集者である菅付氏が、特筆すべき活躍をする現役の編集者やクリエーター11人に対して行ったインタビューをまとめたものです。彼らがどういうターゲットを想定し、どういう戦略で挑んで、輝かしい成功や、壮大な失敗をしてきたか。あるいは、どういう偶然によって、あの名企画が誕生したかが当事者の口から語られます。
最新のネットトレンドを追いかけるだけではなく、先輩たちが長年積み重ねてきた貴重なノウハウを謙虚に学ぶ姿勢も、業界の新参者としては必要なことだと思います。貴重な写真も豊富なので、雑誌好きな方は裏方ネタとしても楽しめるはず。(勉強させていただきます、先輩。押忍!)
術語集―気になることば
アルバイトとしての入社から正社員になったあとでも一貫してポータル・トップ・ニュース畑を歩んでいる私が紹介するのは、中村雄二郎さんの「術語集」と「術語集<2>」です。
ニュースではとかく個別具体的な事象が扱われることが多いですが、裏側にある論点や思想についての知識が常に求められているのを感じます。
「アイデンティティ」「異常」「劇場国家」「子供」「身体」「都市」といった、社会問題でも数多く扱われているテーマから、「安楽死」「イスラム」「脳死」といった近年話題の項目まで、哲学、言語学を含め、何かを考えたり学んだり上での重要な「述語」について分かりやすくまとめられています。
終了してしまった「週刊こどもニュース」や、人気の「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」を始めとした分かりやすい解説がブームになっていますが、難しい事柄を分かりやすく説明するためにも、現代社会の問題点や思想の基礎を学習できるこの本を手にとってみてはいかがでしょうか。
街場のメディア論
筆者は、メディアの凋落や出版不況の根底にあるのは、"読者の不在"であり、読み手が書き手(メディア)のファンになり「お金を払ってでも、この人(メディア)の書いたものをもっと読みたい」と思える環境や信頼関係をどう構築するかということこそ、今後の最も重要な課題なのではないかと問いかけます。
内田樹さんは、誰でも自由に引用してください、というスタンスでブログを書き続けています。そして、著書はそのブログの再録であるものばかりです(そして知的な負荷も低くはない)。にもかかわらず、彼の本はベストセラーになっている。つまり、彼の実践や本書の主張が、現実に起こっていると言って良いのではないかと思います。
情報の受け手を、”購買者”や”消費者”としてではなく、”読み手”としてどう付き合っていくか。
BLOGOSやブログメディアを通じ、読み手と書き手をつなぐプラットフォームにチャレンジしている私たちにとっても、ヒントになる一冊です。
以前、「ロケタッチのつくりかた」「ディレクターのためのスマートフォン講座」と連載ものを続けてきましたが、いずれもご好評いただきました。ありがとうございます!
今回からは連載企画の第3弾として、livedoorのディレクターは日頃どういう本を読み、何を学んでいるのか、部署・コンテンツごとにネタ本をご紹介していきたいと思います。
第1回目は「ポータルグループ」所属のメンバー5人がオススメする書籍です。まずはポータルグループが担当するサービスをざっとご説明します。
ポータルグループの担当サービス
ポータルグループは、「livedoorポータル」や「livedoorニュース」をはじめ、「BLOGOS」、「livedoor Homme」、「才職兼美(近日リニューアル予定)」、「Anigema」、「Movie Enter」、その他数多くのブログメディアなど、バリエーションに富んだメディアを運営しております。
担当するサービスによって、オススメする本のジャンルも若干違っていますので、ぜひ推薦者の担当サービスも一緒にご覧になりながらお楽しみください!
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
バーバラ ミント
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則著者:バーバラ ミント
販売元:ダイヤモンド社
(1999-03)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
■担当サービス:BLOGOS finance
■推薦者:春名
多くの人がわかりやすい文章を書く事が苦手なディレクターが読むべき本。ディレクターの主な仕事は、構成書・メールなどを駆使して"考え"を"伝える"ことです。本書では伝える技術だけではなく問題の解決方法を考える技術も一緒にまとめて、「問題解決力」としてノウハウを紹介しています。
デザイナー、プログラマー、コーダーに考えを簡潔に伝えることが苦手な人は、バーバーラ・ミントの提唱する「ピラミッド原則」を学んでみてはいかがでしょうか?
ウェブはバカと暇人のもの 現場からのネット敗北宣言
中川淳一郎
ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)
著者:中川淳一郎
販売元:光文社
(2009-04-17)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
■担当サービス:livedoorニュース
■推薦者:安藤
同僚に薦められて読んだのですが、非常に良書です。今でも「ネットが社会を変える」と信じている人は多いけど、この本はニュースサイトの編集者の立場から、「そんなことはない。ウェブを見る人の大多数はリテラシーが低く、芸能人のゴシップと他人の不幸が大好き」という身も蓋もない現実を突きつけます。
賛否両論はあるかもしれませんが、ネットユーザーに受け入れられるコンテンツとは何かを考える上で、この本は外せないと思います。
東京の編集
菅付 雅信
東京の編集
著者:菅付 雅信
販売元:ピエブックス
(2007-12)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
■担当サービス:才職兼美 他
■推薦者:高柳
「メディア」の歴史の中では、僕らが息巻く「インターネットメディア」なんてTV、ラジオ、新聞、雑誌に比べれば、まだまだやんちゃな赤ん坊で、歴史的には何も産み出していないも同然なわけです。
この本は、著名な雑誌編集者である菅付氏が、特筆すべき活躍をする現役の編集者やクリエーター11人に対して行ったインタビューをまとめたものです。彼らがどういうターゲットを想定し、どういう戦略で挑んで、輝かしい成功や、壮大な失敗をしてきたか。あるいは、どういう偶然によって、あの名企画が誕生したかが当事者の口から語られます。
最新のネットトレンドを追いかけるだけではなく、先輩たちが長年積み重ねてきた貴重なノウハウを謙虚に学ぶ姿勢も、業界の新参者としては必要なことだと思います。貴重な写真も豊富なので、雑誌好きな方は裏方ネタとしても楽しめるはず。(勉強させていただきます、先輩。押忍!)
術語集―気になることば
中村 雄二郎
術語集―気になることば (岩波新書)
著者:中村 雄二郎
販売元:岩波書店
(1984-09-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
■担当サービス:livedoorニュース
■推薦者:仲間
アルバイトとしての入社から正社員になったあとでも一貫してポータル・トップ・ニュース畑を歩んでいる私が紹介するのは、中村雄二郎さんの「術語集」と「術語集<2>」です。
ニュースではとかく個別具体的な事象が扱われることが多いですが、裏側にある論点や思想についての知識が常に求められているのを感じます。
「アイデンティティ」「異常」「劇場国家」「子供」「身体」「都市」といった、社会問題でも数多く扱われているテーマから、「安楽死」「イスラム」「脳死」といった近年話題の項目まで、哲学、言語学を含め、何かを考えたり学んだり上での重要な「述語」について分かりやすくまとめられています。
終了してしまった「週刊こどもニュース」や、人気の「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」を始めとした分かりやすい解説がブームになっていますが、難しい事柄を分かりやすく説明するためにも、現代社会の問題点や思想の基礎を学習できるこの本を手にとってみてはいかがでしょうか。
街場のメディア論
内田 樹
街場のメディア論 (光文社新書)
著者:内田 樹
販売元:光文社
(2010-08-17)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
■担当サービス:BLOGOS 他
■推薦者:大谷
筆者は、メディアの凋落や出版不況の根底にあるのは、"読者の不在"であり、読み手が書き手(メディア)のファンになり「お金を払ってでも、この人(メディア)の書いたものをもっと読みたい」と思える環境や信頼関係をどう構築するかということこそ、今後の最も重要な課題なのではないかと問いかけます。
内田樹さんは、誰でも自由に引用してください、というスタンスでブログを書き続けています。そして、著書はそのブログの再録であるものばかりです(そして知的な負荷も低くはない)。にもかかわらず、彼の本はベストセラーになっている。つまり、彼の実践や本書の主張が、現実に起こっていると言って良いのではないかと思います。
情報の受け手を、”購買者”や”消費者”としてではなく、”読み手”としてどう付き合っていくか。
BLOGOSやブログメディアを通じ、読み手と書き手をつなぐプラットフォームにチャレンジしている私たちにとっても、ヒントになる一冊です。
Facebookアプリの開発で理解しておくべき3つのポイント
こんにちは。新規開発グループディレクターのtakejuneです。
昨年の映画『ソーシャルネットワーク』公開以降、日本でも本格的に流行しつつあるFacebookですが、FacebookのAPIを利用したアプリケーションの開発もまた本格化の兆しを見せています。
ライブドアでも先日、初めてのFacebook連携サービス「ソーシャレット」をリリースしました。今回はその開発を通して発見した、FacebookのAPIを利用したWebサービスの開発をはじめる前に知っておくべき3つのポイントをご紹介します。
【目次】
「FacebookのAPIを利用したWebサービス」というと、どんなサービスを思い浮かべますか? CityVille、Quora、ロケタッチ……色々なサービスがありますが、どれも正解です。
Facebookと連携したサービスは3種類に大別することができます。
インストールされたアプリは、ユーザーのFacebookホーム画面に自動的にブックマークされるため、比較的高い粘着性を持っています。アプリとして開発することで、Facebookページ(旧ファンページ)にタブを追加できることも魅力的です。
このタイプは、APIによってFacebookのソーシャルグラフを利用しつつも、既存のコンテンツの拡張を行ったり、ドメインやデータなどの独自資産を蓄積することができます。
このタイプは、デバイスの持つ固有の機能(カメラ、マイク、GPS、連絡先情報)を使用することで、「ロケタッチ」のようにブラウザベースのアプリでは不可能なユーザー体験を実現することが出来ます。開発用には、独自のSDKが用意されています。
それぞれに開発手法や制約条件が異なるので、実現したい内容がこの中のどれにあたるのか見極めることが開発の第一歩であると言えます。
「ソーシャレット」ではFacebookページへのタブ追加機能を持たせつつ、livedoorプロフィールの既存資産を活かすため、1と2の方法を併用しています。
ユーザーの情報をFacebookから取得するためには、ユーザーに個人情報へのアクセス権限を許可してもらう必要があります。
個人情報は細分化されており、各項目ごとに個別に許可を得なくてはなりません。全ての情報に対するアクセスの許可を得れば、当然より理想に近い機能仕様を実現できるでしょう。しかし、APIの仕様ドキュメントには以下の記述があります。
Facebookアカウントは実名で特定の個人と結びついているため、プライバシーコントロールはデリケートに行うべきですが、このパーミッションの設定によっては、ユーザーのアカウントを好きなように操ることができてしまいます。
コンバージョンを高める意味でも、リスクを回避する意味でも、必要以上の許可を取得しない方が良いでしょう。
「ソーシャレット」開発時には、公式のドキュメントが和訳されていないこともあってか開発者視点で必要な最新情報を日本語で探すことが困難でした。そのため、「ソーシャレット」開発チームが情報収集のためによく見ていたサイトの多くが英語のサイトでした。
私自身英語は不得意ですが、翻訳ツールを使えば読むことはそこまで苦ではありません。英語が並んだ画面を見ると、反射的に読むのを諦めてしまう人もいるかもしれませんが、開発に携わる人間として英語のドキュメントを読むことは避けないほうが賢明かと思います。
※Facebookは英語で実装された機能が日本語にローカライズされるまでに時間がかかることがあるので、書かれている内容が日本でも実装されているのか注意しましょう。
●公式系
2011年4月現在、FacebookのAPIを利用した開発には「規約上の制約」「頻繁な仕様変更」「ローカライズの遅れ」といった煩わしさがつきものだと言えます。
反面、それと同時に「オープンなAPIの充実度」と「SNSとしての完成度の高さ」から凄いプロダクトを創ることができそうな期待感を日々感じています。
ライブドアでは、ソーシャルプラットフォームの活用が得意なディレクターを募集しています。
ライブドアでもFacebookページ の運用をはじめています。気になったページがあれば、是非いいね!をお願いします。
昨年の映画『ソーシャルネットワーク』公開以降、日本でも本格的に流行しつつあるFacebookですが、FacebookのAPIを利用したアプリケーションの開発もまた本格化の兆しを見せています。
ライブドアでも先日、初めてのFacebook連携サービス「ソーシャレット」をリリースしました。今回はその開発を通して発見した、FacebookのAPIを利用したWebサービスの開発をはじめる前に知っておくべき3つのポイントをご紹介します。
【目次】
Facebookとの連携方法を理解する
「FacebookのAPIを利用したWebサービス」というと、どんなサービスを思い浮かべますか? CityVille、Quora、ロケタッチ……色々なサービスがありますが、どれも正解です。
Facebookと連携したサービスは3種類に大別することができます。
1. Facebook.com上のアプリ
「citiville」などのソーシャルゲームをはじめとした、Facebook.com内で完結する、いわゆるFacebookアプリです。このタイプは、外部サイトへの遷移を行わないことでシームレスなユーザー体験を実現することが出来ます。インストールされたアプリは、ユーザーのFacebookホーム画面に自動的にブックマークされるため、比較的高い粘着性を持っています。アプリとして開発することで、Facebookページ(旧ファンページ)にタブを追加できることも魅力的です。
2. FacebookとAPIで連携する外部アプリ
「Quora」や「Huffington Post」のような、Facebookとの連携を前提とした外部サービスです。このタイプは、APIによってFacebookのソーシャルグラフを利用しつつも、既存のコンテンツの拡張を行ったり、ドメインやデータなどの独自資産を蓄積することができます。
3. スマートフォンアプリ
FacebookのAPIはiphoneやandroidのスマートフォンアプリにも利用することが出来ます。このタイプは、デバイスの持つ固有の機能(カメラ、マイク、GPS、連絡先情報)を使用することで、「ロケタッチ」のようにブラウザベースのアプリでは不可能なユーザー体験を実現することが出来ます。開発用には、独自のSDKが用意されています。
それぞれに開発手法や制約条件が異なるので、実現したい内容がこの中のどれにあたるのか見極めることが開発の第一歩であると言えます。
「ソーシャレット」ではFacebookページへのタブ追加機能を持たせつつ、livedoorプロフィールの既存資産を活かすため、1と2の方法を併用しています。
ユーザー情報へのアクセス権限について理解する
ユーザーの情報をFacebookから取得するためには、ユーザーに個人情報へのアクセス権限を許可してもらう必要があります。
個人情報は細分化されており、各項目ごとに個別に許可を得なくてはなりません。全ての情報に対するアクセスの許可を得れば、当然より理想に近い機能仕様を実現できるでしょう。しかし、APIの仕様ドキュメントには以下の記述があります。
求めるパーミッションの数とそれらを承認するユーザ数には、強い反比例の関係があります。
多くのパーミッションを求めるほどそれを承認するユーザ数は減ってしまいますので、本当に必要なものだけを選ぶようお勧めします。
Facebookアカウントは実名で特定の個人と結びついているため、プライバシーコントロールはデリケートに行うべきですが、このパーミッションの設定によっては、ユーザーのアカウントを好きなように操ることができてしまいます。
コンバージョンを高める意味でも、リスクを回避する意味でも、必要以上の許可を取得しない方が良いでしょう。
最新情報の入手方法について理解する
「ソーシャレット」開発時には、公式のドキュメントが和訳されていないこともあってか開発者視点で必要な最新情報を日本語で探すことが困難でした。そのため、「ソーシャレット」開発チームが情報収集のためによく見ていたサイトの多くが英語のサイトでした。
私自身英語は不得意ですが、翻訳ツールを使えば読むことはそこまで苦ではありません。英語が並んだ画面を見ると、反射的に読むのを諦めてしまう人もいるかもしれませんが、開発に携わる人間として英語のドキュメントを読むことは避けないほうが賢明かと思います。
※Facebookは英語で実装された機能が日本語にローカライズされるまでに時間がかかることがあるので、書かれている内容が日本でも実装されているのか注意しましょう。
【参考になるサイト】
●公式系
- Facebookブログ
まずは公式に配信されている情報を抑えておきましょう。 - フォーラム
同じ問題で困っている人が見つけられたり、質問に対してFacebookの中の人が回答してくれたりするので参考になります。 - プラットフォームのライブステータス
プラットフォーム全体で起こっている問題を確認することが出来ます。 - Bug Tracker
Facebook側の既存のバグを追跡することが出来ます。また、登録が必要ですが、特定のバグのステータスに変化があった場合メールを受け取ることが出来ます。
●ブログ
●その他
- Quora
Facebookに関する質問が大量に投稿されています。内容は簡単なものからかなりマニアックなものまで幅広く、フォーラムにはない一般ユーザー視点の質問も大量に存在していて参考になります。 - Facebook開発者向けドキュメントの日本語訳とTips
「ソーシャレット」開発メンバーのエンジニアoklahomerが、開発者向けドキュメントの和訳をブログで無料公開しています。日本人開発者にはとても有用な資料だと思いますので、是非近くのエンジニアに共有してみてください。
まとめ
2011年4月現在、FacebookのAPIを利用した開発には「規約上の制約」「頻繁な仕様変更」「ローカライズの遅れ」といった煩わしさがつきものだと言えます。
反面、それと同時に「オープンなAPIの充実度」と「SNSとしての完成度の高さ」から凄いプロダクトを創ることができそうな期待感を日々感じています。
ライブドアでは、ソーシャルプラットフォームの活用が得意なディレクターを募集しています。
おまけ
ライブドアでもFacebookページ の運用をはじめています。気になったページがあれば、是非いいね!をお願いします。
【スマホ集中連載 第11回(最終回)】過去10回分の“大事”なところをまとめました
こんにちは。新世紀メディアグループの石野です。
3月より始まりました短期集中連載「ディレクターのためのスマートフォン講座」も今回で最終回となります。11回を数える連載となりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
最終回は、本特集をダイジェストに振り返っていきたいと思います。過去10回の記事を読んでない人も大事なところを把握しやすいよう、ピックアップしていきます。
基礎勉強:スマートフォンの市場規模〜【第1回】
◆【スマホ集中連載 第1回】 "スマホ時代は本格的に始まっている" 〜スマートフォンの市場動向まとめとlivedoorのPV
市場動向についてのまとめています。
ケータイ端末の契約台数は、1億1千万台でそのうち6%がスマートフォンユーザーとなります。各キャリアの販売予測から、2011年末時点で20%近くまでシェアが伸びると予測しています。この辺りの数字は覚えておいた方がいいと思います。
livedoor全体のスマートフォンPVは2011年1月実績で、2億5千万を超えました。この数値はライブドア全体の6%となっており半年間で8倍成長しました。8倍成長!の様子は、記事でグラフ化して紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください。
iOSとAndroidのOS別シェアは1月末で6(iOS):4(Android)です。ちなみに最新情報ですが、予想通り逆転!とまではいかないものの、2011年4月現在では 45% (iOS):55% (Android) くらいにまで切迫してきています。
ここ数ヶ月のAndroidの伸び率は、すさまじい上昇傾向をみせており、4月頃にはAndroidがiOSを追い抜くと予測しています。
基礎勉強:iPhone / Androidの比較〜【第2・3回】
仕様把握ということで比較記事を2本続けました。
◆【スマホ集中連載 第2回】 "Android独自の仕様を把握しよう" 〜iPhoneとAndroidを徹底比較
ハード的な違いから、ホーム画面の概念、アプリの入手方法など、項目毎に比較しています。
文末の「まとめ」比較表を見るだけでもざっくり把握できると思います。
◆【スマホ集中連載 第3回】 "iPhone・AndroidアプリのUI・挙動はどこが違う?" 〜LDNReaderで徹底検証
アプリについてもっと深く知っていくために、iPhone/Androidそれぞれでリリースしている「livedoor ニュースアプリ (旧 LDNReader)」を使って比較しています。
レイアウトやアプリ間設計、ユーザへの更新通知方法の違いなど、アプリ開発をする上で理解しておくべき内容を挙げています。
画面キャプチャを並べつつ説明していますので、眺め比べるだけでも良いと思います。
基礎勉強&実践編:HTML5 , CSS3〜【第4回】
◆【スマホ集中連載 第4回】 "HTML5とCSS3で何ができる?" 〜メリット・デメリットを徹底研究!
仕様の説明だけでなく、実例も添えてメリットを紹介しています。記事のボリュームは大きいですが、内容も濃いことを保証します。
また時間がない方は <transformプロパティ + transitionプロパティ> の箇所をChromeで確認するだけでもぜひどうぞ。
実践編:アプリ品質管理〜【第5回】
◆【スマホ集中連載 第5回】 "アプリ開発の検証作業の進め方" 〜高い品質を保つための3ステップ
検証フローを整備していく上で必要な検討項目を、ステップごとに記載しています。実際に使っているチェックシートや端末管理の光景も公開しています。
地味な作業「検証」についてフォーカスを当てた回ですが、反響も思っていたより多く、注目されていることが伺えました。
「週2回の進捗チェックミーティング」は個人的にもオススメです。
勉強編:スマートフォン関連本紹介〜【第6回】
◆【スマホ連載 第6回】ディレクターにオススメのスマートフォン本5選
数多く登場しているスマートフォン関連の書籍ですが、中から厳選して5冊だけ紹介しています。
ここではさらに1冊にだけピックアップ↓
AndroidアプリUIデザイン&プログラミング アイデア固めからユーザーフィードバック分析まで
著者:渡嘉敷 守
日経BP社(2010-12-02)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
Androidアプリの開発プロセス一連の流れを紹介しています。プログラミングの本は数多く出版されていますが、Androidアプリの開発からリリースまでのプロセスを丁寧に解説している本は僕の知る限りこの本だけでした。
実践編:開発関連"小技"紹介〜【第7回】
◆【スマホ集中連載 第7回】 小技紹介 "Android端末で画面キャプチャを撮る方法 (Win/Mac)"
よく質問される画面キャプチャを撮る方法について、Windowsユーザ / Macユーザそれぞれに向けて記載しています。
今は必要なくとも、今後必要に応じてまた確認してもらえれば嬉しいです。
実例紹介:"ガラケー"サービスからスマートフォンへ〜【第8回】
◆【スマホ集中連載 第8回】デコメ投稿サイトのビジネスチャンスと、立ち上げまでにしてきたこと
デコメ市場にチャンスありと見て3月に立ち上げた新サービス「デコポスト」について触れつつ、ガラケーからの買い替え需要とその重要性について書いています。
3月・4月は、卒業・入学シーズンが重なることもあり、モバイルの端末の買い替え需要が集中します。年末年始とあわせて、この2シーズンが、モバイルの書き入れ時といわれています。※この記事で述べられている「スマートフォンサイトの運用」については、昨年12月のこちらの記事もご確認ください。
今年は、ドコモ、AUという携帯キャリアが積極的にAndroid端末をリリースすることもあり、これまで以上に、ガラケーから、スマートフォン端末への買い替えが進むと思われますので、なんとしても3月の早いタイミングでのリリースが必須目標として設定されました。
基礎勉強:Androidアプリ〜【第9回】
◆【スマホ集中連載 第9回】 "意味まで正確に理解していますか?" Androidアプリ開発における重要用語集
ケースをAndroidアプリ開発に絞って、用語解説を行いました。打ち合わせなど会話に出てくる機会の多いものをなるべく抜粋したつもりです。
基礎勉強:アプリマーケットとキャリア〜【第10回】
◆【スマホ集中連載 第10回】 "キャリアの動向も気にしていますか?"〜各アプリマーケットのコンテンツや決済、審査などを徹底研究
Apple・Googleそして携帯キャリア各社が運営するアプリマーケットについて、2010年4月現在の情報を踏まえ整理しました。
各コンテンツ、そして課金システムの違いなど気になる方はぜひご確認ください。第2回の記事と同様に、文頭の「まとめ」比較表を見るだけでもざっくり把握できると思います。
その他:勉強法
◆スマートフォン関連の基礎勉強法
本特集中の記事ではないのですが、「勉強法」についてあわせてこちらの記事も確認しておくと良いと思います。
メーリングリストから知る特に開発者同士でのやり取りが多いメーリングリストは、より実践的・具体的な情報をとることができ、オススメです。
色々と IT 系ニュースから情報を集めるのも良いですが、数も膨大だしノイズが多かったりするので、特定のメーリングリストから情報を取得するのもオススメです。
以上で本スマホ連載企画は終了します。
これまでTwitterやFacebook、ソーシャルブックマークなどを通じて沢山の反響をいただき、誠にありがとうございます。メンバー一同、記事執筆の励みになりました。
スマホ関連だけでなく、今後も「Open & Share」でどんどんノウハウを公開していきたいと思います。今後の記事、企画にご期待ください。
ライブドアではスマートフォン事業に力を入れています。
アプリ開発・サービス企画、挑戦できる環境を用意していますので引き続きのご応募お待ちしております。
【スマホ集中連載 第10回】 "キャリアの動向も気にしていますか?"〜各アプリマーケットのコンテンツや決済、審査などを徹底研究
スマートフォングループ ディレクターの石野です。
今日はiPhone / Androidアプリが掲載されるアプリマーケットについて、Apple・Googleそして携帯キャリア各社が運営するものも含めまとめたいと思います。各コンテンツ、そして課金システムの違いなど気になる方はぜひご確認ください。
(課金に関してはこの数ヶ月で仕組みが大きく変わっています!)
最初にまとめ・比較表を出しておきます。
後で各々の説明を行っていきますので、まずはさらっと眺めてください。
2008年7月より開始した、Appleが運営するアプリマーケットです。
App Storeの規模感として記載すると、2011年1月時点で35万本ものアプリが公開されているとのことです。
アプリに対するレーティング&レビュー投稿機能があり、また、アプリのダウンロード数を大きく左右するランキングもあります。
iOSアプリを配布・入手できる唯一の場所となっています。
ユーザはApple IDを設定しておき、アプリをダウンロードします。
有料アプリの購入にあたっては、クレジットカードの登録が必要です。
[訂正]
有料アプリの購入にあたっては、基本的にはクレジットカードが必要です。が、無くても「iTunesカード」と呼ばれるプリペイドカードを利用することができ、クレジットカードを持てないユーザにも門戸を開いています。
Freeを選択すれば(もちろん)無料、Tier1で115円、Tier2で230円、Tier85で115,000円アプリ、といった具合です。
また、アメリカではTier1は$0.99と、海外においても同様に設定されています。
これは、App Store内の為替レートは一定であることを意味しています。(実際の為替レートとは開きがあります。)
iTunesアフィリエイトプログラム
また「Gift This App」という、有料アプリを誰かにプレゼントすることもできます。(プレゼントする側に課金されます。)
どちらも興味があれば、ぜひ確認ください。
2008年10月より開始、Googleが運営するアプリマーケットです。
公開アプリ数は2011年2月時点での報道・Google CEOのコメントによると、15万本とのことです(実際はもっと多く、25万超の可能性もアリ)。
昨年10月の時点で10万本の報道がありましたから急加速している様が分かります。
特徴(?)として、ランキングがありません。アプリの表示順に関するアルゴリズムは不明であるため、アプリダウンロード数を伸ばすためにはプロモーション方法を考える必要があります。
App Storeと同様に、レーティング&レビュー投稿機能はあります。
ユーザはGoogleアカウントを設定しておき、アプリをダウンロードします。
購入にあたってはGoogle Checkoutを通じてクレジットカードで支払います。
審査については割愛します。App Store含め詳細はiPhoneとAndroidを比較した第2回の記事の「レベル3: アプリ編」を参照ください。
ここからは国内携帯キャリアが運営するマーケット / Webサイトについて紹介していきたいと思います。
2010年4月開始、docomoが運営するポータルサイトです。
「お出かけの際に役立つコンテンツ」など特集ページが用意されており独自のAndroidアプリ ピックアップが行われています。
その他にも天気情報やニュース記事が並んでおり、アプリ以外の要素が多いです。
アプリの紹介も最終的にはAndroid Marketへのリンクになっており、そちらでダウンロードさせる仕組みになっています。
ランキングやレビューなどの要素はありません。
掲載にあたっては審査があります(数ヶ月程度)。アプリ掲載本数としては数百という規模です。
参考: spモードのコンテンツ決済サービスがAndroidマーケットでご利用いただけるようになりました - NTTドコモ"2011/3/31〜"
2010年6月開始、KDDIが運営するアプリマーケットです。
ドコモマーケットとの違いは、au one Market上でアプリをダウンロードできることです。
ランキングもあります。
また、掲載にあたっては審査があります(1〜2週間程度)。ラインナップされているアプリは数千程度あります。
またdocomoと同様にGoogle Checkoutにキャリア決済が最近対応したため、Android Market上で購入したアプリもキャリア決済を利用することが可能です。(ただし全機種ではありません。)
参考: 「Android マーケット」への「auかんたん決済」提供開始について - KDDI株式会社"2011/3/31以降 順次"
docomo・auがAndroid Marketとは別軸での展開をしているのに対して、Softbankピックアップはテイストが違います。
2010年11月からAndroid Market内に登場した、アプリ紹介枠です。「Android Marketをより便利に」をコンセプトにしています。
Android Marketの、通常は「マイアプリ」となっているメニューが、ソフトバンク端末でアクセスした際に「softbank」へと切り替わっています。
おすすめアプリ情報はソフトバンクが運営するWebサイトで、Yahoo!トップページからリンクされています。こちらもソフトバンク端末でしかリンクは表示されません。
特集やランキングなどコンテンツも多くあります。
ただ、どちらもダウンロードはAndroid Marketから行います。
また、アプリ掲載にあたっての申請フローは明示されていないようです。掲載本数は数十となっています。
もう一度、冒頭の比較表を見直してみてください。各アプリマーケットの現状を把握できたでしょうか。
Androidのアプリマーケットについては、今回紹介していないものが実はまだまだ存在しています。
BIGLOBEが運営するandronavi(アンドロナビ)や、Amazon Appstoreなどです。まだ開始間もないですがAmazon Appstoreは非常にユニークで、Amazon側がアプリ販売価格を調整(ディスカウント)することができるという面白さがあります。
今後も“乱立”が続くのか注目ですが、また状況が変わってきましたらまとめてみたいと思います。
ライブドアではスマートフォン事業に力を入れています。
アプリ開発・サービス企画、挑戦できる環境を用意していますのでご応募お待ちしております。
今日はiPhone / Androidアプリが掲載されるアプリマーケットについて、Apple・Googleそして携帯キャリア各社が運営するものも含めまとめたいと思います。各コンテンツ、そして課金システムの違いなど気になる方はぜひご確認ください。
(課金に関してはこの数ヶ月で仕組みが大きく変わっています!)
まとめ
最初にまとめ・比較表を出しておきます。
後で各々の説明を行っていきますので、まずはさらっと眺めてください。
アプリマーケット | 審査 | アプリ ダウンロード | 会員登録 | レビュー | ランキング | 決済 |
---|---|---|---|---|---|---|
App Store | 1〜2週間程度 | App Store上で完結 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Android Market | 公開後 順次 | Android Market上で完結 | ○ | ○ | × | ○ |
ドコモマーケット | 数ヶ月程度 | Android Marketへ | 無 | × | × | ○ キャリア決済選択可(SP決済) |
au one Market | 1〜2週間程度 | au one Market上で完結 | 無 | ○ | ○ | キャリア決済(auかんたん決済) |
Softbankピックアップ/おすすめ情報 | 無 | Android Marketへ | 無 | × | ○ | ○ キャリア決済選択可 |
[Apple] App Store
2008年7月より開始した、Appleが運営するアプリマーケットです。
App Storeの規模感として記載すると、2011年1月時点で35万本ものアプリが公開されているとのことです。
アプリに対するレーティング&レビュー投稿機能があり、また、アプリのダウンロード数を大きく左右するランキングもあります。
iOSアプリを配布・入手できる唯一の場所となっています。
ユーザはApple IDを設定しておき、アプリをダウンロードします。
[訂正]
有料アプリの購入にあたっては、基本的にはクレジットカードが必要です。が、無くても「iTunesカード」と呼ばれるプリペイドカードを利用することができ、クレジットカードを持てないユーザにも門戸を開いています。
◆有料アプリ販売にあたっての注意点
アプリの価格を決める際は、予め決められている販売価格表から“選択”するという仕組みになっています。(Price Tier)Freeを選択すれば(もちろん)無料、Tier1で115円、Tier2で230円、Tier85で115,000円アプリ、といった具合です。
また、アメリカではTier1は$0.99と、海外においても同様に設定されています。
これは、App Store内の為替レートは一定であることを意味しています。(実際の為替レートとは開きがあります。)
◆その他特徴
Androidアプリに無いものだと、アプリ紹介によるアフィリエイトが存在します。iTunesアフィリエイトプログラム
また「Gift This App」という、有料アプリを誰かにプレゼントすることもできます。(プレゼントする側に課金されます。)
どちらも興味があれば、ぜひ確認ください。
[Google] Android Market
2008年10月より開始、Googleが運営するアプリマーケットです。
公開アプリ数は2011年2月時点での報道・Google CEOのコメントによると、15万本とのことです(実際はもっと多く、25万超の可能性もアリ)。
昨年10月の時点で10万本の報道がありましたから急加速している様が分かります。
特徴(?)として、ランキングがありません。アプリの表示順に関するアルゴリズムは不明であるため、アプリダウンロード数を伸ばすためにはプロモーション方法を考える必要があります。
App Storeと同様に、レーティング&レビュー投稿機能はあります。
ユーザはGoogleアカウントを設定しておき、アプリをダウンロードします。
購入にあたってはGoogle Checkoutを通じてクレジットカードで支払います。
審査については割愛します。App Store含め詳細はiPhoneとAndroidを比較した第2回の記事の「レベル3: アプリ編」を参照ください。
ここからは国内携帯キャリアが運営するマーケット / Webサイトについて紹介していきたいと思います。
[docomo] ドコモマーケット
2010年4月開始、docomoが運営するポータルサイトです。
「お出かけの際に役立つコンテンツ」など特集ページが用意されており独自のAndroidアプリ ピックアップが行われています。
その他にも天気情報やニュース記事が並んでおり、アプリ以外の要素が多いです。
アプリの紹介も最終的にはAndroid Marketへのリンクになっており、そちらでダウンロードさせる仕組みになっています。
ランキングやレビューなどの要素はありません。
掲載にあたっては審査があります(数ヶ月程度)。アプリ掲載本数としては数百という規模です。
◆決済
最終的にはAndroid Marketでアプリを購入するため、ドコモマーケットにおける決済はありません。が、先日Google Checkoutにキャリア決済(SP決済)が対応しましたので、ユーザはAndroid Marketでアプリ購入する際に、クレジットカードではなくdocomoからの料金請求のタイミングに上乗せすることができるようになりました。(ただし全機種ではありません。)参考: spモードのコンテンツ決済サービスがAndroidマーケットでご利用いただけるようになりました - NTTドコモ"2011/3/31〜"
[KDDI] au one Market
2010年6月開始、KDDIが運営するアプリマーケットです。
ドコモマーケットとの違いは、au one Market上でアプリをダウンロードできることです。
ランキングもあります。
また、掲載にあたっては審査があります(1〜2週間程度)。ラインナップされているアプリは数千程度あります。
◆決済
au one Marketでのアプリの購入代金は“ケータイ料金”と一緒にキャリア決済(auかんたん決済)で行えます。またdocomoと同様にGoogle Checkoutにキャリア決済が最近対応したため、Android Market上で購入したアプリもキャリア決済を利用することが可能です。(ただし全機種ではありません。)
参考: 「Android マーケット」への「auかんたん決済」提供開始について - KDDI株式会社"2011/3/31以降 順次"
[Softbank] Softbankピックアップ / おすすめアプリ情報
docomo・auがAndroid Marketとは別軸での展開をしているのに対して、Softbankピックアップはテイストが違います。
2010年11月からAndroid Market内に登場した、アプリ紹介枠です。「Android Marketをより便利に」をコンセプトにしています。
Android Marketの、通常は「マイアプリ」となっているメニューが、ソフトバンク端末でアクセスした際に「softbank」へと切り替わっています。
おすすめアプリ情報はソフトバンクが運営するWebサイトで、Yahoo!トップページからリンクされています。こちらもソフトバンク端末でしかリンクは表示されません。
特集やランキングなどコンテンツも多くあります。
ただ、どちらもダウンロードはAndroid Marketから行います。
また、アプリ掲載にあたっての申請フローは明示されていないようです。掲載本数は数十となっています。
◆決済
Google Checkoutと、それに対応しているキャリア決済が選択可能です。もう一度、冒頭の比較表を見直してみてください。各アプリマーケットの現状を把握できたでしょうか。
Androidのアプリマーケットについては、今回紹介していないものが実はまだまだ存在しています。
BIGLOBEが運営するandronavi(アンドロナビ)や、Amazon Appstoreなどです。まだ開始間もないですがAmazon Appstoreは非常にユニークで、Amazon側がアプリ販売価格を調整(ディスカウント)することができるという面白さがあります。
今後も“乱立”が続くのか注目ですが、また状況が変わってきましたらまとめてみたいと思います。
ライブドアではスマートフォン事業に力を入れています。
アプリ開発・サービス企画、挑戦できる環境を用意していますのでご応募お待ちしております。
【スマホ集中連載 第9回】 "意味まで正確に理解していますか?" Androidアプリ開発における重要用語集
こんにちは。スマートフォングループ ディレクターの石野です。
集中連載も残すところあと3回となりました。
今回はAndroidアプリ開発のディレクションを行う上で知っておいたほうが良い専門用語を紹介したいと思います。
端末で実行することでアプリをインストールできます。
PC Windowsアプリにおける.exe ファイルに当たるでしょうか。
また、ウィジェットやライブ壁紙、ホームアプリ/ランチャーアプリに関しても同様に.apk形式となります。
アプリを一意に識別するためのパッケージ名や、バージョンなどが記載されます。
よくある例でいえば、アプリをアップデートする際にバージョンの数字を上げるのを忘れると
apkファイルに対して署名する必要があり、また、アプリ公開後にアップデートを行いたい場合は最初の署名と同一でなければなりません。
実行されていない場合Android Market公開時に
Android ホーム画面内に配置されるアプリ起動アイコンです。
iPhoneにおけるホームアイコンですね。
Android端末におけるメニューボタンを押して表示されるメニューを指します。
開発現場で「メニュー」と言うだけだとアプリ内のコンテンツなのか区別し辛いため、なるべく正規の呼び方をするように気をつけています。
アプリ名称などを表示する、この↑部分です。
フロート型の(アプリの画面にかぶさるように表示される)ウィンドウです。
アラート表示や、このイメージ↑のように画面遷移するほどでない簡単な操作を促す場合に使われます。
一定時間すると消える、「記事をお気に入りに追加しました」など処理の完了を伝える際に使ったりするメッセージボックスです。
この部分です。アプリの更新情報通知など、通知系の情報が掲載されます。
iPhoneとAndroidアプリのUI検証の記事でも紹介しましたが、引っ張ると↓詳細なステータス情報を確認できます。
Androidではそのアプリケーションプログラムが何を行いたいかという “intent(意図・目的)” をシステムへと渡すことで、該当する適切なアプリを判断し、起動してくれる便利な構造をもっています。“意図・目的” がたとえ明示的でなくとも、判断するための情報 (インテントフィルター) をもとに、適当なアプリを起動させることができます。
アプリで実際どう使われているかは第3回の記事を参照ください。
また、興味があれば「サービス(service)」「アクティビティ(activity)」についても把握しておいた方がより理解が進みます。(今回の記事では説明を割愛します)
※あくまでWebを“参照”できるだけなので、ブラウザ側で実装されている細かな挙動は踏襲されません。
WebViewで表示した領域でタップされたリンクをどう表示させるか(ブラウザを新規で起動して表示するか、など)は、さらにコードを記述する必要があります。
他にTextViewやImageView、ListViewといったクラスが用意されていますが、会話に出てくる機会が多い「WebView」を抜粋しました。
いかがでしたでしょうか。他にも「これは抑えておくべき」という専門用語あればぜひリクエストよろしくお願いします。追記していきたいと思います。
ライブドアではスマートフォン事業に力を入れています。アプリ開発・サービス企画、挑戦できる環境を用意していますのでご応募お待ちしております。
集中連載も残すところあと3回となりました。
今回はAndroidアプリ開発のディレクションを行う上で知っておいたほうが良い専門用語を紹介したいと思います。
アプリ公開時に知っておくべき用語
◆.apk ファイル【エーピーケー】
Android アプリケーションパッケージファイル(application package file)、アプリを公開する際の形式です。端末で実行することでアプリをインストールできます。
PC Windowsアプリにおける.exe ファイルに当たるでしょうか。
また、ウィジェットやライブ壁紙、ホームアプリ/ランチャーアプリに関しても同様に.apk形式となります。
◆マニフェストファイル(AndroidManifest.xml ファイル)
アプリに関する必要不可欠な情報を記載するファイルです。アプリを一意に識別するためのパッケージ名や、バージョンなどが記載されます。
よくある例でいえば、アプリをアップデートする際にバージョンの数字を上げるのを忘れると
AndroidManifest.xmlに設定する新しいapkのversionCodeは、古いversionCodeよりも上位である必要があります。といった注意書きが表示されます。変更せねば公開できません。
◆署名
アプリ公開にあたって必要なデジタル署名、証明書です。apkファイルに対して署名する必要があり、また、アプリ公開後にアップデートを行いたい場合は最初の署名と同一でなければなりません。
◆zipalign【ジップアライン】
Android アプリ(.apkファイル)で重要な最適化を行ってくれるツールです。実行されていない場合Android Market公開時に
apk に zipalign が実行されていません。apk に zipalign ツールを実行して携帯端末上のパフォーマンスを向上させてください。といった注意書きが表示されます。こちらはスルーして公開は可能です。
アプリ開発中に知っておきたいUI関係の名称
◆ランチャーアイコン(Launcher Icon)
Android ホーム画面内に配置されるアプリ起動アイコンです。
iPhoneにおけるホームアイコンですね。
◆オプションメニュー
Android端末におけるメニューボタンを押して表示されるメニューを指します。
開発現場で「メニュー」と言うだけだとアプリ内のコンテンツなのか区別し辛いため、なるべく正規の呼び方をするように気をつけています。
◆タイトルバー
アプリ名称などを表示する、この↑部分です。
◆ダイアログ
フロート型の(アプリの画面にかぶさるように表示される)ウィンドウです。
アラート表示や、このイメージ↑のように画面遷移するほどでない簡単な操作を促す場合に使われます。
◆トースト(Toast)
一定時間すると消える、「記事をお気に入りに追加しました」など処理の完了を伝える際に使ったりするメッセージボックスです。
◆ステータスバー
この部分です。アプリの更新情報通知など、通知系の情報が掲載されます。
iPhoneとAndroidアプリのUI検証の記事でも紹介しましたが、引っ張ると↓詳細なステータス情報を確認できます。
知っておきたいプログラム関連の用語
◆インテント(intent)
Androidアプリの特徴的な概念で、アプリ間の連携(正確にはアクティビティ間の連携)をスムーズにしてくれる仕組みです。Androidではそのアプリケーションプログラムが何を行いたいかという “intent(意図・目的)” をシステムへと渡すことで、該当する適切なアプリを判断し、起動してくれる便利な構造をもっています。“意図・目的” がたとえ明示的でなくとも、判断するための情報 (インテントフィルター) をもとに、適当なアプリを起動させることができます。
アプリで実際どう使われているかは第3回の記事を参照ください。
また、興味があれば「サービス(service)」「アクティビティ(activity)」についても把握しておいた方がより理解が進みます。(今回の記事では説明を割愛します)
◆WebView【ウェブビュー】
アプリに要素を表示する際いくつか形式がありますが、その1つがWebViewです。Web URLを参照して要素を表示します。※あくまでWebを“参照”できるだけなので、ブラウザ側で実装されている細かな挙動は踏襲されません。
WebViewで表示した領域でタップされたリンクをどう表示させるか(ブラウザを新規で起動して表示するか、など)は、さらにコードを記述する必要があります。
他にTextViewやImageView、ListViewといったクラスが用意されていますが、会話に出てくる機会が多い「WebView」を抜粋しました。
いかがでしたでしょうか。他にも「これは抑えておくべき」という専門用語あればぜひリクエストよろしくお願いします。追記していきたいと思います。
ライブドアではスマートフォン事業に力を入れています。アプリ開発・サービス企画、挑戦できる環境を用意していますのでご応募お待ちしております。
【スマホ集中連載 第8回】デコメ投稿サイトのビジネスチャンスと、立ち上げまでにしてきたこと
スマートフォングループの藤村です。
前回 (昨年12月) のディレクターブログの最後に「ライブドアによるコンテンツ系サイトの立ち上げ&運用について書ければ」で締めましたが、さっそくスマートフォンのコンテンツ系サイト第一弾を立ち上げましたので、立ち上げの経緯等を紹介させていただきます。
デコメ/壁紙共有サイト「デコポスト」のトップ画面
前回のディレクターブログのエントリーの後、スマートフォングループの中で、スマートフォンプレゼン大会なる企画コンペが開催され、私がエントリーした企画が採用されましたので、さっそくサイトを立ち上げる運びになりました。
私が企画したのは、「デコメ/壁紙の共有サイト」の立ち上げです。すでにガラケーでは主流のデコメール系のサイトになります。ユーザーはスマートフォンから、メーラーを使って素材を投稿可能で、他の人が投稿した素材をダウンロードすることもできます。
デコメを使えば、このようにメールを自由に装飾できます
最新のAndroid端末の標準メーラーにデコメ機能がデフォルトで実装されるようになったことから、これから一気に市場が盛り上がると踏んで、デコメサイト「デコポスト」の立ち上げを企画しました。
投稿形式を選択したのは、ガラケーのデコメ系勝手サイトでの、ユーザー主導で制作されている素材のクオリティの高さに感動し、なおかつガラケーのデコメ市場で、今、一番盛り上がってるスタイルで、ガラケーからの乗り換えの多いであろう、スマートフォン市場にもフィットすると思ったからです。
アプリ・電子書籍・音楽等の、数あるコンテンツの中で、デコメを選択した理由? それは私が現状のスマートフォンにおけるデコメ市場に違和感を感じたからでした。
現在一番デコメ市場が盛り上がっている、ガラケーにおけるデコメサービスは、「ユーザーが目的の素材を最短でダウンロードできる」ことを最優先にしてサイトが作られています。
ただ、現状のスマートフォン向けのデコメサービスは、メーラー装備のアプリ及び、アプリ内での素材有料販売に終始し、ユーザーが目的の素材にたどり着けない不満点がありました。
※Androidでは、未だキャリア課金が整備されておらず、キャッシュカードを持っていないユーザーは素材を購入できません。
アプリに対するレビューも「素材が少ない」「ほしい素材がない」といった感想が大半を占めており、私はこの部分にビジネスチャンスを感じました。ユーザーが自由に欲しい素材をダウンロードできるサイトこそ、この市場で一番需要があるのではないかと考えました。
また、スマートフォンのサイトはPCベースであり、PCのノウハウは必須です。ライブドアの場合、ブログ・ニュース等のPCで強いメディアを抱えており、そのままスマートフォン向けにサイトを最適化することで、そこからユーザーを流しこめるというメリットもありました。
PCベースでスマートフォンに最適化された
livedoorポータルトップ (左) と livedoorニュース (右)
デコメ市場の競合として予想される、ガラケーのデコメ運用会社は、ほぼ、モバイルベースの為、トラフィックゼロからのスタート。ライブドアには、長年のPCの運用ノウハウの蓄積もあることもあり、この領域で「勝てる」と踏みました。
そして、キックオフから約1カ月という怒涛のペースで、リリースすることになります……
まず、デコメサイトを立ち上げることが決まったのが、1月中旬。その地点で、まず、3月3日のリリース日が設定されました。
3月・4月は、卒業・入学シーズンが重なることもあり、モバイルの端末の買い替え需要が集中します。年末年始とあわせて、この2シーズンが、モバイルの書き入れ時といわれています。
今年は、ドコモ、AUという携帯キャリアが積極的にAndroid端末をリリースすることもあり、これまで以上に、ガラケーから、スマートフォン端末への買い替えが進むと思われますので、なんとしても3月の早いタイミングでのリリースが必須目標として設定されました。
まず、リリースを3月3日に設定された中で、ただちにデザイナー・エンジニア・マークアッパーのアサインが行われ、私が、サイトの構成書を作って、1月末にキックオフを行いました。
今回制作するのは、スマートフォン市場で前例のない、デコメ/壁紙の共有サイトです。過去、したらば掲示板のスマートフォン版の立ち上げを担当し、スマートフォン版のLDトップとニュースの運用した経験が生き、UI設計・仕様等の作成も比較的早くに済みました。
エンジニア・デザイナー側の意見を取り入れたキックオフ後に、3月3日にリリースすべく、様々な部分での調整が必要でした。たとえば、デザイン⇒開発⇒コーディングと進めるにつれて、リアルタイムで機能を削ってたり、縮小したりしていきました。結果的に、当初の予定通りリリースがすることができました。
3月3日リリース後に運用フェーズに入りました。Google Analyticsで、すべてのページのPV/UUとすべてのリンクにクリックカウントを仕込ませ、数値を追いかけながら運用しています。
リリースから1月経過し、会員数も増えてきて、ようやくユーザーの傾向等が見えてきたところです。運用はここからが本番です! 次回は「デコポストの運用の道のり」についてかければよいかと思います。
ライブドアでは、スマートフォンのコンテンツ系サイトの運用ができるディレクターを募集しています。
前回 (昨年12月) のディレクターブログの最後に「ライブドアによるコンテンツ系サイトの立ち上げ&運用について書ければ」で締めましたが、さっそくスマートフォンのコンテンツ系サイト第一弾を立ち上げましたので、立ち上げの経緯等を紹介させていただきます。
デコメ・壁紙共有サイト「デコポスト」
デコメ/壁紙共有サイト「デコポスト」のトップ画面
前回のディレクターブログのエントリーの後、スマートフォングループの中で、スマートフォンプレゼン大会なる企画コンペが開催され、私がエントリーした企画が採用されましたので、さっそくサイトを立ち上げる運びになりました。
私が企画したのは、「デコメ/壁紙の共有サイト」の立ち上げです。すでにガラケーでは主流のデコメール系のサイトになります。ユーザーはスマートフォンから、メーラーを使って素材を投稿可能で、他の人が投稿した素材をダウンロードすることもできます。
デコメを使えば、このようにメールを自由に装飾できます
最新のAndroid端末の標準メーラーにデコメ機能がデフォルトで実装されるようになったことから、これから一気に市場が盛り上がると踏んで、デコメサイト「デコポスト」の立ち上げを企画しました。
投稿形式を選択したのは、ガラケーのデコメ系勝手サイトでの、ユーザー主導で制作されている素材のクオリティの高さに感動し、なおかつガラケーのデコメ市場で、今、一番盛り上がってるスタイルで、ガラケーからの乗り換えの多いであろう、スマートフォン市場にもフィットすると思ったからです。
デコメ市場にビジネスチャンスあり
アプリ・電子書籍・音楽等の、数あるコンテンツの中で、デコメを選択した理由? それは私が現状のスマートフォンにおけるデコメ市場に違和感を感じたからでした。
現在一番デコメ市場が盛り上がっている、ガラケーにおけるデコメサービスは、「ユーザーが目的の素材を最短でダウンロードできる」ことを最優先にしてサイトが作られています。
ただ、現状のスマートフォン向けのデコメサービスは、メーラー装備のアプリ及び、アプリ内での素材有料販売に終始し、ユーザーが目的の素材にたどり着けない不満点がありました。
※Androidでは、未だキャリア課金が整備されておらず、キャッシュカードを持っていないユーザーは素材を購入できません。
アプリに対するレビューも「素材が少ない」「ほしい素材がない」といった感想が大半を占めており、私はこの部分にビジネスチャンスを感じました。ユーザーが自由に欲しい素材をダウンロードできるサイトこそ、この市場で一番需要があるのではないかと考えました。
また、スマートフォンのサイトはPCベースであり、PCのノウハウは必須です。ライブドアの場合、ブログ・ニュース等のPCで強いメディアを抱えており、そのままスマートフォン向けにサイトを最適化することで、そこからユーザーを流しこめるというメリットもありました。
PCベースでスマートフォンに最適化された
livedoorポータルトップ (左) と livedoorニュース (右)
デコメ市場の競合として予想される、ガラケーのデコメ運用会社は、ほぼ、モバイルベースの為、トラフィックゼロからのスタート。ライブドアには、長年のPCの運用ノウハウの蓄積もあることもあり、この領域で「勝てる」と踏みました。
そして、キックオフから約1カ月という怒涛のペースで、リリースすることになります……
3月にリリースを求められた理由
まず、デコメサイトを立ち上げることが決まったのが、1月中旬。その地点で、まず、3月3日のリリース日が設定されました。
3月・4月は、卒業・入学シーズンが重なることもあり、モバイルの端末の買い替え需要が集中します。年末年始とあわせて、この2シーズンが、モバイルの書き入れ時といわれています。
今年は、ドコモ、AUという携帯キャリアが積極的にAndroid端末をリリースすることもあり、これまで以上に、ガラケーから、スマートフォン端末への買い替えが進むと思われますので、なんとしても3月の早いタイミングでのリリースが必須目標として設定されました。
リリースまでの道のり、そして運用フェーズへ
まず、リリースを3月3日に設定された中で、ただちにデザイナー・エンジニア・マークアッパーのアサインが行われ、私が、サイトの構成書を作って、1月末にキックオフを行いました。
今回制作するのは、スマートフォン市場で前例のない、デコメ/壁紙の共有サイトです。過去、したらば掲示板のスマートフォン版の立ち上げを担当し、スマートフォン版のLDトップとニュースの運用した経験が生き、UI設計・仕様等の作成も比較的早くに済みました。
エンジニア・デザイナー側の意見を取り入れたキックオフ後に、3月3日にリリースすべく、様々な部分での調整が必要でした。たとえば、デザイン⇒開発⇒コーディングと進めるにつれて、リアルタイムで機能を削ってたり、縮小したりしていきました。結果的に、当初の予定通りリリースがすることができました。
3月3日リリース後に運用フェーズに入りました。Google Analyticsで、すべてのページのPV/UUとすべてのリンクにクリックカウントを仕込ませ、数値を追いかけながら運用しています。
リリースから1月経過し、会員数も増えてきて、ようやくユーザーの傾向等が見えてきたところです。運用はここからが本番です! 次回は「デコポストの運用の道のり」についてかければよいかと思います。
ライブドアでは、スマートフォンのコンテンツ系サイトの運用ができるディレクターを募集しています。
【スマホ集中連載 第7回】 小技紹介 "Android端末で画面キャプチャを撮る方法 (Win/Mac)"
こんにちは。スマートフォングループ ディレクターの石野です。
本日はスマートフォンの企画に役立つ "小技" 紹介ということで、Android端末で画面キャプチャ (スクリーンショット) を撮る方法を紹介したいと思います。
プレスリリースの文面を用意するときや、Androidマーケットにアプリ公開を行うとき、アプリの改善点をエンジニアと共有するとき等々、自分もスマートフォン担当になってから頻繁に使っています。また、同僚に聞かれる回数の一番多いノウハウでもあります。
スマホ集中連載 第2回の記事で触れましたが、Androidはセキュリティ上の理由で端末から気軽にキャプチャを撮る方法がありません。
そのため、PCにケーブル接続をしてツールを使って撮りますが、設定が正直非常に面倒なのでまとめたいと思います。Windowsユーザ向け / Macユーザ向けにそれぞれ記載していきます。
※なお、GALAXY Sは実は端末でキャプチャが撮れるのですが、『戻るボタンを押しながらホームボタンを押す』というやり方のため、アプリによっては上手く撮れないこともあり(戻るを押した時点で画面が切り替わってしまうため)、やはり以下設定をしておくことをオススメします。
Android 2.3.3からはOS機能として実装されるかもしれませんが、しばらくはこちらの方法のお世話になりそうです。冒頭でも述べましたが、使う機会が非常に多いのでぜひ設定しておきましょう。
ライブドアでは、スマートフォン事業に力を入れています。この新領域へ共に挑戦してみませんか? アプリ開発・サービス企画、挑戦できる環境を用意していますので、ご応募お待ちしております。
本日はスマートフォンの企画に役立つ "小技" 紹介ということで、Android端末で画面キャプチャ (スクリーンショット) を撮る方法を紹介したいと思います。
プレスリリースの文面を用意するときや、Androidマーケットにアプリ公開を行うとき、アプリの改善点をエンジニアと共有するとき等々、自分もスマートフォン担当になってから頻繁に使っています。また、同僚に聞かれる回数の一番多いノウハウでもあります。
はじめに
スマホ集中連載 第2回の記事で触れましたが、Androidはセキュリティ上の理由で端末から気軽にキャプチャを撮る方法がありません。
そのため、PCにケーブル接続をしてツールを使って撮りますが、設定が正直非常に面倒なのでまとめたいと思います。Windowsユーザ向け / Macユーザ向けにそれぞれ記載していきます。
※なお、GALAXY Sは実は端末でキャプチャが撮れるのですが、『戻るボタンを押しながらホームボタンを押す』というやり方のため、アプリによっては上手く撮れないこともあり(戻るを押した時点で画面が切り替わってしまうため)、やはり以下設定をしておくことをオススメします。
注意事項
- pngで撮れます。
- 端末の解像度がそのまま影響するので、きれいなキャプチャを撮りたい場合は高解像度の端末で撮ってください。
Windowsの場合
◆概要
- Android SDKとJDKをインストールして、一部設定を変更。
- 端末によっては、その端末のUSBドライバをインストール。
- USBケーブルで繋いで、撮ります。
◆手順
- まず、JDK(Java SE Development Kit) をダウンロード&インストールしてください。
- 次に、Android SDK のダウンロード&インストールしてください。
※「C:\Program Files」直下にインストールしたものとして解説していきます。 - システム環境変数を編集します。
- "コントロールパネル" → "システム" → "詳細設定" → "環境変数" → 下段 "システム環境変数" 項の "新規" → "システム変数の編集" で以下を入力したら、OKボタンを押してください。
変数名 : ANDROID_HOME
変数値 : C:\Program Files\Android\android-sdk-windows - 同じく "システム環境変数" から「Path」を見つけて選択 → "編集" を押してください。
- "変数値" 末尾に以下記述を追加したらOKボタンを押してください。
;%ANDROID_HOME%\tools;%ANDROID_HOME%\platform-tools
- "コントロールパネル" → "システム" → "詳細設定" → "環境変数" → 下段 "システム環境変数" 項の "新規" → "システム変数の編集" で以下を入力したら、OKボタンを押してください。
- キャプチャを撮ろうとしているAndroid端末 "設定" → "アプリケーション" → "開発" → "USBデバッグ" にチェックしてください。
※GALAXY Sだと上記の遷移ですが、端末によっては若干異なります。 - Android端末をPCにUSB接続します。
- Dalvik Debug Monitorを起動して、C:\Program Files\Android\android-sdk-windows\tools
ddms.bat ファイルをダブルクリックしてください。 - 画面左上の "Name" に下記のように表示されていれば、USB接続が認識されています。それを選択し "Device" → "Screencapture" で撮影できます。
※あとは "Refresh" と "Save" で事足りるはずです。
- 上記のように表示されていなかった場合 (USB接続が認識されていないようなとき) は、端末のUSBドライバをインストールしてください。
- GALAXY Sの場合、SAMSUNG Kies,PC Sync ダウンロード&インストールします。
- SAMSUNG Kies をインストールするとUSBドライバも自動的にインストールされますので、再度USBケーブルで繋いでみると、認識されるはずです。
Macの場合
◆概要
- Android SDKとXcode、MacPortsをインストールします。
- USBケーブルで繋いで、撮ります。
◆手順
- Xcode をダウンロード&インストールしてください。
※ダウンロード時に "Apple Developer Connection(ADC) Member" ログインが必要になります。インストール時の設定はデフォルトのままで大丈夫です。 - MacPorts をダウンロードし、OSを選択してインストールしてください。
- 次に MacPorts の設定です。
- "アプリケーション" → "ユーティリティ" 以下の "ターミナル" アプリを起動してください。
※シェルは bash 前提としています。 - 下記のコマンドを順々に叩いてください。
/opt/local/bin/port
export PATH=/opt/local/bin:$PATH
sudo port install gmake
sudo ln -s gmake /opt/local/bin/make
- "アプリケーション" → "ユーティリティ" 以下の "ターミナル" アプリを起動してください。
- キャプチャを撮ろうとしているAndroid端末で、"設定" → "アプリケーション" → "開発" → "USBデバッグ" にチェックしてください。
※GALAXY Sだと上記の遷移ですが、端末によっては若干異なるかもしれません。 - Android SDK をダウンロードし、下記の手順でインストールしてください。
- ダウンロードしてきたSDK zipファイルを展開。
- フォルダ "android-sdk-mac_86" をアプリケーションフォルダに移動。
- Android端末をPCにUSB接続します。
- デバッグツール "DDMS (Dalvik Debug Monitor Server)" を起動して、以下の手順でスクリーンキャプチャを撮れます。
- "android-sdk-mac_86" → "tools" → "ddms" 起動。
- 画面左上の"Name"に表示されている端末を選択。
- "Device" → "Screencapture" で撮影できます。
※あとは "Refresh" と "Save" で事足りるはずです。
Android 2.3.3からはOS機能として実装されるかもしれませんが、しばらくはこちらの方法のお世話になりそうです。冒頭でも述べましたが、使う機会が非常に多いのでぜひ設定しておきましょう。
ライブドアでは、スマートフォン事業に力を入れています。この新領域へ共に挑戦してみませんか? アプリ開発・サービス企画、挑戦できる環境を用意していますので、ご応募お待ちしております。
上司に違和感なくおごってもらうテクニック
「お金がないので上司にゴハンをおごってもらいたい…」
よくありますね。今日はそういった状況で違和感なくおごってもらうテクニックを書いていきます。何に金を使っているのかわからないけれど、とにかく普段はおごってくれない上司。彼らは普段から「数字を管理するのが仕事」ですから、こちらとしてはなるべく「数字に見合った効果があった」と思わせるのがとても大事です。
上司をうまく使うのは職種によらず部下の仕事ですし、効果をわかりやすく見せるのもディレクターの仕事のうち。違和感なくおごってもらうテクニックを身につけ、上司とWin-Winな関係を築きましょう。
相手の立場になって物を考えず、安易に不平不満を普段から言い、言われたことも全うせず、遊びの時だけは無駄に元気で、報告も相談もなしに勝手な判断で仕事を切り上げ、指示した仕事も終わらぬうちに好きなサイトを見てニヤニヤし、いつもとは少し気分を変えて話を聞いてやろうと言われ嫌々飲みの席に行き、奢ってもらって礼のひとつも言わない。
もう泣きそうになるくらいダメですね。もっとうまいことやりましょう。
おごる立場な人達は日々様々な悩み相談をされています。
お金がないという相談なのか、恋愛相談なのか、仕事の話なのか、人間関係なのか、お菓子の時間についてなのか、喫煙者についての苦情なのか、フレックス制度の導入についてなのか、最近うまいもん食ってないんですよなのか……。これは本人達も言われてみないとわかりません。
では、「とにかくお金がないのでおごって欲しい」という場合に違和感なくおごってもらうポイントを5つ紹介しておきます。
簡単ですね。
ライブドアでは、うまいことやれるディレクターを募集しており、エイプリルフールネタのわりにガチっぽくなってしまったこの記事をそれなりに楽しんでくれる同僚が私は欲しいです。
※参考
上司やクライアントに素早く判断を仰ぐメールテクニック - livedoor ディレクターブログ
よくありますね。今日はそういった状況で違和感なくおごってもらうテクニックを書いていきます。何に金を使っているのかわからないけれど、とにかく普段はおごってくれない上司。彼らは普段から「数字を管理するのが仕事」ですから、こちらとしてはなるべく「数字に見合った効果があった」と思わせるのがとても大事です。
上司をうまく使うのは職種によらず部下の仕事ですし、効果をわかりやすく見せるのもディレクターの仕事のうち。違和感なくおごってもらうテクニックを身につけ、上司とWin-Winな関係を築きましょう。
悪いおごられ方の例
相手の立場になって物を考えず、安易に不平不満を普段から言い、言われたことも全うせず、遊びの時だけは無駄に元気で、報告も相談もなしに勝手な判断で仕事を切り上げ、指示した仕事も終わらぬうちに好きなサイトを見てニヤニヤし、いつもとは少し気分を変えて話を聞いてやろうと言われ嫌々飲みの席に行き、奢ってもらって礼のひとつも言わない。
もう泣きそうになるくらいダメですね。もっとうまいことやりましょう。
効果的におごってもらうためのポイント
おごる立場な人達は日々様々な悩み相談をされています。
お金がないという相談なのか、恋愛相談なのか、仕事の話なのか、人間関係なのか、お菓子の時間についてなのか、喫煙者についての苦情なのか、フレックス制度の導入についてなのか、最近うまいもん食ってないんですよなのか……。これは本人達も言われてみないとわかりません。
では、「とにかくお金がないのでおごって欲しい」という場合に違和感なくおごってもらうポイントを5つ紹介しておきます。
- 適度に高く、適度に個室な「おごってもらうならココ」という店をピックアップしておく
- 「上司さんにしか相談出来る人がいなくて…」と普段から撒き餌しておく
- 「お会計お願いします!」と高らかに宣言しておいて、店員さんがお会計持ってきたら携帯取り出して違和感なく席を立つ
- お店を出たら大きな声で「ごちそうさまでした!」とお礼を言い、お礼のメールも欠かさない
- おごってもらった後の数日はいつも以上に仕事を頑張る
簡単ですね。
ライブドアでは、うまいことやれるディレクターを募集しており、エイプリルフールネタのわりにガチっぽくなってしまったこの記事をそれなりに楽しんでくれる同僚が私は欲しいです。
※参考
上司やクライアントに素早く判断を仰ぐメールテクニック - livedoor ディレクターブログ
【スマホ連載 第6回】ディレクターにオススメのスマートフォン本5選
こんにちは、坪田です。
スマートフォン特集も第6回となりました。
今回は、スマートフォンウェブ、アプリのサービスに関わる人にオススメ本を紹介します。新しい分野にチャレンジする時は、学ぶ事がたくさんありますが、形から入るタイプの僕は、参考書や関連本をたくさん読みあさります。
その中で特に、参考になった本や刺激を受けた5冊の本を厳選して紹介します。
アップルvs.グーグル (ソフトバンク新書)
著者:小川 浩
ソフトバンククリエイティブ(2010-07-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
技術本ではありませんが、スマートフォン担当になって一番最初に購入した本です。アップルとグーグルの戦略を目指す方向や、実現方法が比較して考察されてる部分が勉強になります。
スマートフォンだけではなく、タブレットやテレビ、ナビゲーション展開など、それぞれのOSが、個人のライフスタイルだけではなく、社会に与えるインパクトを解説していて、読み物としても面白いです。
同じジャンルでは「アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ」などもオススメです。
アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ (光文社新書)
著者:岡嶋 裕史
光文社(2010-03-18)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
iPhone+Android スマートフォンサイト制作入門 (WEB PROFESSIONAL)
著者:たにぐちまこと
アスキー・メディアワークス(2011-02-19)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
「スマートフォンサイト」の基本的な作り方をいちから解説した入門書です。 「スマートフォンサイトはまったくの初めて」という方でも理解できるように、サイト設計から制作、公開までの流れがうまくまとめられています。
まだ経験は無いけど、これからスマートフォンサイトを作りたい、という人に最適な本だと思います。
HTML5+CSS3で作る 魅せるiPhoneサイト iPhone/iPad/iPod touch対応
著者:谷拓樹
ラトルズ(2010-11-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
HTML5、CSS3を利用して、iPhoneサイトを開発する方法が丁寧に解説されています。hamashunの記事で詳しく解説していますが、webkitの登場でHTML5、CSS3は標準技術になりつつあります。
今後、すべてのウェブサイトがスマートフォンに対応していくのが当たり前の時代になると思います。HTML5+CSS3を勉強する上で最適な一冊です。
AndroidアプリUIデザイン&プログラミング アイデア固めからユーザーフィードバック分析まで
著者:渡嘉敷 守
日経BP社(2010-12-02)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
Androidアプリの開発プロセス一連の流れを紹介しています。
プログラミングの本は数多く出版されていますが、Androidアプリの開発からリリースまでのプロセスを丁寧に解説している本は僕の知る限りこの本だけでした。
アイデア固めからユーザーフィードバック分析まで、デザイナーにとっては作ってみたいUIがプログラムとして実現可能かを調べたり確認する際の手順など、プログラマにはデザインと機能を両立しそれらをどのように優先順位をつけるかのノウハウが詰まっています。
どちらかと言うと、デザイナーやエンジニア向けの本ですが、開発プロセスやレギュレーションをわかりやすく解説しているので、ディレクターにとっても勉強になる本だと思います。
売れるiPhoneアプリの法則
著者:藤永 真至
秀和システム(2011-03)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
iPhoneアプリ開発講座のRainbowAppsスクールを運営するEagleの藤永さんが2年間の研究成果をまとめた一冊です。
iPhoneアプリをヒットさせるためにはどうすればいいのか?を解決してくれるアプリ企画のノウハウ本です。ランキング上位に食い込むテクニックやヒットする秘訣をわかりやすく解説していて、とても参考になりました。職種関係無く、iPhoneアプリに携わる人であれば必ず読んでおいた方が良いと思います。
iPhoneアプリのデザインを考えるときはこんなツールもオススメです。
iPhone Stencil Kit - UI Stencils
UI Stencils
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
iPhone Sketch Pad - UI Stencils
UI Stencils
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
ライブドアでは、新しい分野にチャレンジする事や勉強好きなディレクターを募集しています。
スマートフォン特集も第6回となりました。
今回は、スマートフォンウェブ、アプリのサービスに関わる人にオススメ本を紹介します。新しい分野にチャレンジする時は、学ぶ事がたくさんありますが、形から入るタイプの僕は、参考書や関連本をたくさん読みあさります。
その中で特に、参考になった本や刺激を受けた5冊の本を厳選して紹介します。
1,アップルvs.グーグル
アップルvs.グーグル (ソフトバンク新書)
著者:小川 浩
ソフトバンククリエイティブ(2010-07-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
技術本ではありませんが、スマートフォン担当になって一番最初に購入した本です。アップルとグーグルの戦略を目指す方向や、実現方法が比較して考察されてる部分が勉強になります。
スマートフォンだけではなく、タブレットやテレビ、ナビゲーション展開など、それぞれのOSが、個人のライフスタイルだけではなく、社会に与えるインパクトを解説していて、読み物としても面白いです。
同じジャンルでは「アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ」などもオススメです。
アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ (光文社新書)
著者:岡嶋 裕史
光文社(2010-03-18)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
2,iPhone+Android スマートフォンサイト制作入門
iPhone+Android スマートフォンサイト制作入門 (WEB PROFESSIONAL)
著者:たにぐちまこと
アスキー・メディアワークス(2011-02-19)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
「スマートフォンサイト」の基本的な作り方をいちから解説した入門書です。 「スマートフォンサイトはまったくの初めて」という方でも理解できるように、サイト設計から制作、公開までの流れがうまくまとめられています。
まだ経験は無いけど、これからスマートフォンサイトを作りたい、という人に最適な本だと思います。
3,HTML5+CSS3で作る 魅せるiPhoneサイト iPhone/iPad/iPod touch対応
HTML5+CSS3で作る 魅せるiPhoneサイト iPhone/iPad/iPod touch対応
著者:谷拓樹
ラトルズ(2010-11-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
HTML5、CSS3を利用して、iPhoneサイトを開発する方法が丁寧に解説されています。hamashunの記事で詳しく解説していますが、webkitの登場でHTML5、CSS3は標準技術になりつつあります。
今後、すべてのウェブサイトがスマートフォンに対応していくのが当たり前の時代になると思います。HTML5+CSS3を勉強する上で最適な一冊です。
4,AndroidアプリUIデザイン&プログラミング
AndroidアプリUIデザイン&プログラミング アイデア固めからユーザーフィードバック分析まで
著者:渡嘉敷 守
日経BP社(2010-12-02)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
Androidアプリの開発プロセス一連の流れを紹介しています。
プログラミングの本は数多く出版されていますが、Androidアプリの開発からリリースまでのプロセスを丁寧に解説している本は僕の知る限りこの本だけでした。
アイデア固めからユーザーフィードバック分析まで、デザイナーにとっては作ってみたいUIがプログラムとして実現可能かを調べたり確認する際の手順など、プログラマにはデザインと機能を両立しそれらをどのように優先順位をつけるかのノウハウが詰まっています。
どちらかと言うと、デザイナーやエンジニア向けの本ですが、開発プロセスやレギュレーションをわかりやすく解説しているので、ディレクターにとっても勉強になる本だと思います。
5,売れるiPhoneアプリの法則
売れるiPhoneアプリの法則
著者:藤永 真至
秀和システム(2011-03)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
iPhoneアプリ開発講座のRainbowAppsスクールを運営するEagleの藤永さんが2年間の研究成果をまとめた一冊です。
iPhoneアプリをヒットさせるためにはどうすればいいのか?を解決してくれるアプリ企画のノウハウ本です。ランキング上位に食い込むテクニックやヒットする秘訣をわかりやすく解説していて、とても参考になりました。職種関係無く、iPhoneアプリに携わる人であれば必ず読んでおいた方が良いと思います。
おまけ
iPhoneアプリのデザインを考えるときはこんなツールもオススメです。
iPhone Stencil Kit - UI Stencils
UI Stencils
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
iPhone Sketch Pad - UI Stencils
UI Stencils
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
ライブドアでは、新しい分野にチャレンジする事や勉強好きなディレクターを募集しています。