こんにちは。ライブドアでディレクターをしている眞子(まなご)と申します。

私は2年前の27歳のとき、ライブドアに中途採用で入社しました。入社前は電線工場に勤務しており、まったくの畑違いからの出発でした。『Google』も『Firefox』も知らないくらい無知で、たいへん苦労したのを覚えています。今もがんばれているのは「学びながら働くことができる」ということを実感しているからです。

『ウィキペディア』には、労働者に関する記述として「商品としての労働力は、肉体や頭脳を提供する代わりに、賃金を得る行動であるとも定義される」とあります。私の経験からすると、自らを“労働者”であることを強く意識すると、対価としてのお金を求める姿勢が強くなり、仕事の内容が二の次になってしまいます。
(出典:フリー百科事典『ウィキペディア』労働 2007年7月5日 (木) 21:37)

しかし、私の好きな社長の本に「100万円の収入を得ていると感じ、そして、授業料をたくさん払っていると思え」といった表現があります。いま稼いでいる額に右往左往するのではなく、それ以外に得ている何かに意識しなさいという意図がこめられています。

前の会社では“労働者”としての意識のほうが強かったため、労働内容や勤務時間に意識が向いていました。労働条件を気にするのは決して悪いことではありませんが、「つまらなさ」を感じていたのも事実です。

ライブドアでは、能動的に動くことが求められ、また、多くのチャンスが与えられます。つまり自ら動くことによって、多くのチャンスを得ることができるのです。また、ウェブコンテンツの特性上、やりたいことを思いついてから、実装されるまで時間が短いので、やりがいを感じやすいです。“学ぶ者”にとって、こんなにいい環境はありません。

また、私にとって良かったのは、周囲に優れたディレクターがいることでした。これまでたくさんの方から、たくさんのことを学ばせていただきました。人から影響されやすい私にとって、周囲に優れた人がいることは本当に幸せです。

何を学んだのか列挙しようとつらつらと書いてみましたが、なかなか伝えにくいです。強いていえば、情報収集術、仕事術、思考法、説明法、文章術などになるでしょうか。まとめて表現すると“文化”という文字に集約できると思います。そんな説明では、なんだかよく分からないという方もいることでしょう。

たとえば……、外国人の方に日本の文化を教える場合によく使う手法として、お箸や建物やお祭りなどの“日本の成果物”を見せることがありませすよね。でも、「なぜそうなったのか?」という要因・原因・心情まで伝えるのはとても難しいものです。私の「なかなか伝えにくい」という理由、そんな感じに似ているかもしれません。

それと同じで、私が学んでいる文化とは、ライブドアがこれまで生み出したコンテンツ制作力の背後にある何かを指しています。それらを学べているのは本当にありがたいことだと思っています。ライブドアのディレクターというと「livedoor ウェブディレクターの“OJT”を考える」という記事にもありますように、「谷底に突き落として、はい上がってこい」の精神で鍛えられるというイメージがありますが、なぜ、谷底に落ちてしまうかといえば、前述したようにチャンスが与えられるからです。

ひとつひとつの山を乗り越えるたびに、気がつくと成長できている自分に気づくのです。でも、ひとりひとりの役割が本当に大きいので、仕事も多岐にわたることが多く「ひとつ成長できたと思っても、新しいステージで自分の足りなさを実感できる」そんな環境でもあります。実際、私はそのように感じています。

もし、ライブドアのノウハウを学びたい、自分自身をもっと成長させたいと感じたのなら、「スタッフ募集」から応募してみてください。あなたも谷底に落ちてしまうかもしれませんが、私たちの愛情ととらえていただければ幸いです。

最後に、私は「“ブログの声”を効率的にチェックする方法」という記事も記載しております。あわせてお読みいただければと思います。最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。今後ともライブドアをよろしくお願い申し上げます。