こんにちは、livedoor Blog担当ディレクターの久野(くの)です。

今回は、作業の効率を高めそうなソフトウェアをご紹介します。

■クリップボード履歴の管理ソフト
複数のことを同時に作業していると、必要な URL をクリップボードにコピーして、後でメールに貼り付けて送ろうとしていたのに、その前に何気なくほかのものをコピーしてしまったなんていう経験がよくあると思います。貼り付けてから気がつき、URL を再度コピーしようとしてもブラウザを閉じてしまって履歴や検索で探さなければならず、余計な時間がかかってしまいます。

また、もし貼り付けたものの間違いに気づかずにメールやメッセンジャーで送ってしまうと、それが重要なユーザーの個人情報だったり他人に知られると恥ずかしいものだっりした場合は大変です。

こういった時間のロスや重大なミスを減らすために、クリップボードの履歴を管理できるソフトウェアの利用をお勧めします。一般的なクリップボード履歴管理ソフトでは、クリップボードを利用した(文章などをコピーした)履歴がある程度の件数保持され、貼り付けるときにはその履歴を一覧し、そこで貼り付けるものを選択できます。

私が利用している『Clock Launcher』というフリーソフトは、ブラウザやメーラーなどを起動するランチャー機能に付属して、クリップボードの履歴の管理機能が付いています。そして履歴を使いたいときには「Ctrl+Shift+C」というキーの組み合わせで呼び出して利用しています。さらに、このソフトウェアでは定型文も管理できるので、よく使う文章を登録しておいて、貼り付けたいときには同様に呼び出して利用しています。

クリップボード管理

たとえば、メールの冒頭部分で自分の名前を書くとき、内容は「お疲れさまです、○○です」というように毎回同じなので、このフレーズを定型文として登録しています。ほかにも繰り返し利用するフレーズやコマンドなどを数件登録して使っています。


■スクリーンのキャプチャーソフト
ディレクターとして、ウェブサイトを作成するときにどのようなパソコン・ブラウザの環境でも同じように閲覧できるようにするというのは重要なミッションです。デバッグ作業のときには、いろいろなブラウザで実際に表示させてみて、画像や文章の枠組みがずれていないか、変なところに改行が入っていないかといったような細かいところもチェックします。

チェックしておかしな場所が見つかったら、プログラマーやマークアップエンジニアに修正を依頼するのですが、利用しているパソコンやブラウザに依存した問題だとうまく再現ができず、問題か所を言葉で説明しようとしても難しい場合があります。

そんなときには、自分の環境ではどのように見えているのか一目でわかるようにスクリーンをキャプチャして、メールやメッセンジャーで相手に送ります。Windows であれば、「Prt Sc」キーで押すとキャプチャが取れますが、その後にペイントソフトに貼り付けて保存したりと手間がかかります。

私がいつも利用しているのは『ClipDesk』というフリーウェアです。このソフトウェアでは、画面全体のキャプチャーはもちろん、指定した範囲のみキャプチャーしたり、あるウインドウのみをキャプチャーしたりといった細かい作業が可能です。

スクリーンキャプチャ


新しいソフトウェアを導入するとき、最初は操作を覚えるのに時間が必要かもしれませんが、いったん使いこなせるようになれば今までよりももっと多くの作業を効率よく処理できるようになるはずです。どういうソフトウェアをどこに導入すればいいかというのは、日々の作業のなかで何気なく時間を費やしていたり、ミスが多く出ていたりするか所がないか見直してみれば、自ずとわかってくると思います。

ライブドアでは、さまざまなツールを自在に操れるディレクターも募集しています。