はじめまして、livedoor にウェブディレクターとして入社した坪田と申します。まだ入社して間もないので、現在は先輩ディレクターから業務を教えてもらう日々です。今回は、いままでの経験をもとにウェブサイトの効果測定について書いてみたいと思います。

■アクセス解析を利用した効果測定の考え方

ウェブサイトの効果測定は大きく分けてふたつの方法があります。ひとつは解析ツールを利用した「アクセス解析」、もうひとつはユーザーにテストしてもらう「ユーザーテスト」です。今回は、そのひとつ「アクセス解析」の効果測定についてお話します。

効果測定を行う目的は、サイトの最適化を行い、収益をあげることです。ウェブサイトを公開している企業であれば、必ず目的や目標が設定されていると思います。その目標達成のために、ウェブサイトの効果測定は必要不可欠だと考えます。私が効果測定を行う時に重視するのは下記の3点です

1. ユーザー行動パターンを分析して仮説を立てる
2. ウェブサイトの問題点(離脱点)を把握して改善策を考える
3. コンバージョン率の高い進入経路を見極める

アクセス解析というと、PV数やUU数という言葉が真っ先にでてきそうですが、PV数は外的要因(一時的なムーブメント、天候、曜日、季節等)に左右されることも多く、大きな変化が無ければ、PV数はあまり考えないようにしています。なぜかというと「平日より土日の方がアクセスが多い」「昼間より夜の方がアクセスが多い」「先月よりPV数が増えた」という情報を得たとしても、できることが案外少ないからです。

1. ユーザー行動パターンを分析して仮説を立てる
ウェブサイトの設計時の思惑通りに、行動しているのかを調査します。アクセス解析ツールによっては、 訪問者のページ内遷移(導線)が追跡できます。ユーザーの行動を読み取れるので、訪問者のリファラやサイト内での行動を把握する事で購買行動の属性分析がわかるようになります。

ユーザー遷移パターンと離脱のイメージ

解析結果をもとにこのような仮説を立て、ターゲットユーザーに合わせた最適化を行うことができます。

2. ウェブサイトの問題点(離脱点)を把握し、改善策を考える。

上で説明したユーザー遷移図を見るとわかりますが、解析結果からユーザーの離脱点を知ることができます。考えられる要因を改善することで、ユーザーの離脱を防ぐことができます。 たとえば商品紹介ページでの離脱が多い場合、以下のような原因が考えられます。

・ウェブページが重くて表示に時間がかかる
・商品説明の内容が薄い
・商品画像がない、あるいは画質が悪い
・購入ボタンがわかりにくい
・サポート情報のへのリンクが見あたらない
・在庫数が不明
・他社商品と比較するため、他のサイトに移動

サイトの使い勝手が悪く、去っていくユーザーは二度と戻ってこないケースが多いです。集客に力を入れる前に「サイトの使いやすさ」を検証することが重要です。

3. コンバージョン率の高い進入経路を見極める
広告を増加すれば、訪問者数は増えサイトは活性化しているように見えます。ですが、結果に繋がらないユーザーを獲得したところで、PV数の水増しにしかなりません。「コンバージョン率の高い経路」を把握することでムダな広告を減らし、コストダウンが可能です。

また、アクセス解析から得られる、キーワードリストを見ることで、ユーザーが何を求めてページにたどりつくのか、ユーザーニーズを知ることができ、今後の指針にもつながります。そのニーズに応える最適化を行えば、安定した運営が可能になります。

以上、簡単に説明しましたが、アクセス解析からはこの他にもクリックしたボタンの種別、ページ別滞在時間など、さまざまな情報を収集できるので、自分のサイトやブログを検証してみるのもおもしろいと思いますよ。

もし、次の機会があれば解析ツールの紹介もしてみたいと思います。