こんにちは、livedoor Blog担当の坪田です。

以前に「HTMLタグを使わないSEOの話」というエントリーがありましたが、今回は新規ウェブサイト立ち上げ時や、リニューアル時に押さえておきたいSEO対策をまとめてみました。

「SEO」は、多くのマーケティング担当者を魅了し、盲目にさせてきました。
私も何か有効な手段はないものかと、ティッカーに「SEO」の文字が表示される度にクリックしては、とりつかれた様にブックマークしていました。

経験のある方も多いと思いますが、SEO について調べると情報が膨大すぎて正しい答えが見つかりません。というよりもその時・サイトに応じてケースが異なるため、「どうすれば順位があがるのか?」という知りたいことの結論がでないのです。

私は、基本的な施策を忠実に行い地道な効果測定の繰り返しを行うことが、上位表示の秘訣だと考えています。ただ、SEO 対策は長期的な運用を踏まえて試作するもので、一朝一夕にはいきません。
効果測定の繰り返しは、地味であり非常に難しい作業です。今回は確実に押さえておきたい施策をまとめてみましたので良かったら参考にしてください。

【1】これだけは押さえておきたい SEO 対策
1)「ディレクトリ型検索エンジン」への登録
代表的なものでは、「Yahoo! ビジネスエクスプレス」や「Jエントリー」などがあります。全盛期は過ぎましたが、「ディレクトリ型検索エンジン」は、ランクの高いサイトからの被リンクを受けることができる有効な手段です。モバイルサイトの場合は「Yahoo! ビジネスエクスプレス(モバイル版)」にも登録しましょう。

2)ウェブサイトの構造化(リスト化)
ウェブサイト上で公開する情報の構造化を行うことでSEOの効果が高まります。たとえば「タイトル:<title>」、「大見出し:<h1>」、「見出し:h2>」、「リスト:<li>」のように論理タグで構造の整理をする事で、検索エンジンから最適な評価を得ることができます。

3)HTML文書 での文法の正確さ
「Another HTML-lint」で文法の確認ができます。
http://openlab.ring.gr.jp/k16/htmllint/htmllint.html

4)コーディング手法
最近は主流となっていますが、「CSS」でのレイアウトコーディングが SEO 対策に有効です。SEO 対策に重点を置くと「フルCSSコーディング」が最も適していると言われています。

5)ページタイトル
「titleタグ」はページ内 SEO の要因の中で、最も重要と言われています。
文字数は30字前後、(ページ名):(カテゴリ名):(ウェブサイト名)の順番で並べると効果的です。

6)「meta description」タグの設定
「meta description」タグは検索結果の順序にさほど影響を与えません。
不必要なキーワードで埋めるより、ユーザーがクリックしたくなるような文章作成が重要です。

7)「meta keywordsn」タグの設定
6)と同じく、「meta keywords」タグは検索結果の順序に与える影響はありません。競合サイトへ利用される場合もあり、入力しないサイトも増えています。
詳しくは「titleタグ、meta タグおよびURLの構造」(All-in-One INTERNET)が参考になりますので、ぜひご覧ください。

8)イメージタグの「alt」や「title」にキーワードを使用する
画像がアンカーテキストの代わりに使われているときは、alt属性がアンカーテキストの役割をします。

9)キーワードの最適化
無意味なキーワードが上位表示されても、大きい効果は望めません。
コンバージョン率の高いキーワード見極め、常にキーワードの最適化を行なう事が重要です。

10)キーワードを「strong」タグで囲む
目的のキーワードを「<strong>」タグで囲む事で、そのキーワードを重視させる事ができます。

11)リンクのアンカーテキスト
例えば、
正:livedoorのディレクターが執筆するlivedoor ディレクターBlog
誤:livedoor ディレクターBlogはこちらから
というように、リンク先ページとのキーワードの関連性が重要です。

12)外部サイトへのリンクの質や関連性
関連性のあるウェブサイト・ページへの外部リンクが重要視されます。

13)ブログを活用する
目的のキーワードで50記事程度、エントリーを掲載すると、高確率で SEO が完成します。定期的に更新するページや、PR情報などのブログ化をオススメします。
独自ドメインや、商用利用もできる「livedoor Blog」を使ってみてください。

14)日本語 URL 対応ドメインの使用
多くの検索エンジンが、日本語 URL に対応するようになり、SEO に効果的と言われています。最近では「Amazon」が日本語URLを導入しましたが、URLの日本語化の狙いとしては順位を上げる事ではなく、検索結果のクリックスルーを緩和させる事が目的と言われています。
・参考画像
アッキーナ



【2】してはいけない SEO 対策
検索エンジンが順位を決定する際にマイナスの影響を与えるかもしれない要因を紹介します。
・クローラーが頻繁にサーバにアクセスできない
・ターゲットキーワードの不必要な詰め込み
・無意味なキーワードの多用
・スパムサイトや、関連性の無いサイトからの被リンク
・フレームの使用

今回は最低限頭に入れておきたい項目をピックアップしましたが、もっと詳しく知りたい方は以下のサイトやツールを参考にしてみてください。
SEO 対策ツールまとめ
検索エンジンが順位を決める53の要因
SEO 的「サイトマップ攻略術」
Google ウェブマスターツール
Google Analytics
Google Trends
SEOTOOLS


最後になりましたが、SEO の目的はキーワード順位を上げる事ではなく、上位に表示された結果「コンバージョンにつながるキーワード」であったかどうかを確認する事です。サイト本来の決して目的を見失わないよう、ウェブサイトに適した SEO 対策を探してみてください。

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