こんにちは。ブログの担当ディレクターの久野(きゅうすけ)です。

Google Analytics

Google Analytics は、Web ページに JavaScript を貼り付けるだけで詳細なアクセス解析ができるツールとして知られていますが、「Google Analyticsのちょっとしたテクニック」で紹介したクリックカウント集計の他にも、様々な機能を利用することができます。
その中で、「ユーザー定義」という機能を使うと、サイトを訪れたユーザーの動向について知ることができます。今回は、その「ユーザー定義」を活用したサイトの最適化についてのお話です。

※以下の説明は Google Analytics の最新版の ga.js についての説明です。

【01】GoogleAnalytics の導入
Google Analytics で指定された以下のような JavaScript をHTML内に記述します。

<script type="text/javascript">
var gaJsHost = (("https:" == document.location.protocol) ?
"https://ssl." : "http://www.");
document.write(unescape("%3Cscript src='" + gaJsHost +
"google-analytics.com/ga.js'
type='text/javascript'%3E%3C/script%3E"));
</script>
<script type="text/javascript">
var pageTracker = _gat._getTracker("UA-0000000-0");
pageTracker._initData();
pageTracker._trackPageview();
</script>


【02】ユーザー定義の導入
さらに以下のような JavaScript を HTML 内に追加します。前述のJavaScript 以降に記述する必要があります。

pageTracker._setVar("ユーザーの定義");


ユーザーの定義は、利用目的に沿って自由に決めることができます。
例えば、ユーザーの情報を持っているサービスなら性別や年齢層、出身地などをユーザーの定義として利用できます。
男女でデータを分けて出したい場合は、男性なら

pageTracker._setVar("man");

女性なら

pageTracker._setVar("woman");

と記述するようにします。

ユーザー定義

ユーザー定義で分類したデータは、Google Analytics の管理画面から「ユーザー」にある「ユーザー定義」から確認できます。「ユーザー定義」の項目をクリックすると、さらにそのユーザーの詳しい情報を確認できます。

この「ユーザー定義」を利用すると、「ポータルサイト livedoor」のように ID を登録してログインする機能があるサイトの場合、ユーザーのログイン状態を定義できます。ログインしているユーザー(サービス利用者)とログインしていないユーザー(ゲスト)というのは、サイトの利用目的や行動原理が異なってきます。そのため、Google Analytics のアクセス解析のデータを利用してサイトの最適化をするにしても、両方のユーザーを同じ存在として扱ってしまうと、利用実態から乖離した施策になってしまう可能性があります。そのため、以下のように、ログインと非ログインのユーザー定義別にそれぞれのユーザーのためのサイトの最適化を考える必要があります。

【03】ユーザー定義「ログインユーザー」の場合
ログインしているユーザーというのは、そのサービスの利用者であり、一定の目的のもとに行動しています。
そういった種類のユーザーがどのリンクを多用しているのか、どういった行動を取ることが多いのかといったデータを元に施策を考えます。

例えば、クリックカウントのデータで見るとよく利用されている機能なのに、スクロールが必要な場所にしかリンクがなかったり、最終的な目的と思われるところまでのステップ数が多かったりといったユーザビリティの問題が見えてきます。

【04】ユーザー定義が「非ログインユーザー」の場合
非ログインユーザーというのは、Google・Yahoo! などの検索経由や外部リンクからたまたま訪れたユーザーで、そのサービスの利用者ではない場合が大半です。そういった種類のユーザーは、各々の目的のもとに異なった行動をしています。
この場合は、Google Analytics で取得できるデータの「直帰率」も組み合わせて考えます。
非ログインユーザーで直帰率が高いページが見つかったら、ユーザーが自分の目的の情報を見つけられなかった時にそこから去ってしまわないように、サイト内を回遊できるような施策をする必要があります。

このように、「ユーザー定義」という軸でサイトの最適化を考え、それぞれに対応した施策をできれば、サイトの全体的なクオリティの向上にもつながります。

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