こんにちは。「livedoor ニュース」でディレクターをしている中村です。
いきなり私事で恐縮ですが、私は2008年4月より「livedoor ニュース」に配属されました。
今までは決まった担当はなく、ポータルサイト livedoor全体を、コンテンツの枠を越えて行う仕事が多かったため、「livedoor ニュース」というコンテンツの担当になり、今もまだ非常に初々しい気持ちでいっぱいです。

ここで、「livedoor ニュース」担当になって私が思ったこと、学んだことを「男女の恋愛」に例えて書いてみたいと思います。


【01】ニュースは、“若い方”がモテるんです。

「livedoor ニュース」の仕事の中で一番即時性が求められる「トピックチーム」には、アルバイトのスタッフを含め常に数人のスタッフが会社に常駐しています。365日・24時間新鮮なニュースを届けるためにスタッフ一丸となって旬のニュースを旬なうちに提供しています。

またスタッフ間のやりとりについても少し工夫があります。基本的なやりとりは、メールで行いますが、鮮度が求められるニュース、メールを書く1分ほどの時間もまどろっこしいことがしばしば...
そんな時はグループチャットが役に立ちます。

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枯れた技術で社内を潤す IRCを使おう!」にもありますが、リアルタイムでメンバーが“ポンっ”と情報発信することができ、伝達のロスや読み忘れがなく大変便利です。
ライブドアでは各スタッフ、IRC、メッセンジャー、Skypeなどを利用していますが、ニュースサイトという即時性が最も重要なコンテンツにおいて、一番効果を発揮するツールではないでしょうか。


【02】情報通、マメな人が勝負を制す


私が「livedoor ニュース」に異動して、まず驚いたのは、全員かなりの“情報通”だというところです。
得意・不得意な分野はあるにせよ、情報収集能力は半端ありません。
RSS Readerでフィードを登録し、各ニュースサイトのチェックを怠りません。また、他のニュースサイトでも行っている工夫かと思いますが、スタッフの中心にテレビを置き、緊急ニュースが飛び込んできた際は、スタッフが記事に起こし即配信することもあります。
インターネットの情報が、常に最新とは限りません。様々なメディアに目を通し、多方面からアプローチをすることの大切さを学びました。

物知りな男性がモテるように、ひとつのニュースもあらゆる雑学を添えることで、表情豊かになっていくのではないでしょうか。


【03】リライトは、ジラしてナンボ!

livedoorのトップページで表示される「livedoor ニュース」のタイトルは制限15文字です。
ここで全てのニュースの内容を伝えるのは無理ですが、ユーザーに伝えるために、大まかな概要を伝えないといけません。
そして、4月から13.5文字→15文字に字数が増えたためより詳しい概要をお伝えできる反面、ここで情報を出しすぎてしまってはユーザーが記事をクリックし詳細記事に飛ぶ というアクションまでおこしてくれません。
必要最低限な情報を上手に出し、相手を惹きつけるのが大切なようです。
何年も前から何万回にも及び女性誌で特集されてきたように、「ジラす」ことこそが、相手を惹きつけるコツなのです。

また、「livedoor ニュース」は「ドア日新聞」というメルマガを発行していますが、そちらでもリライトは必要となります。
私もこの「ドア日」を担当しているのですが、担当した当初は内容をすべてタイトルに書き示してしまい、クリック率が低下したことがありました…。
そこで、ドア日担当の先輩にうけたアドバイスも「ジラしてナンボ!」だったのです。

ここでひとつ例を挙げてみましょう。


【トレビアン】あのブログが1周年を迎えた! 2年目はこんな記事が出る?

という記事があった時、「livedoor スタッフが書く人気ブログが一周年」
という記事では、誰が・どこで・何をという内容がタイトルだけでまるわかりになってしまいます。これを上手にリライトし、ユーザーにクリックさせるには、適度な「ジラし」が必要だったのです。

・エロ無しで超人気の“あの”ブログ
・笑いあり、涙ありの大人気お仕事ブログ
・人気ブログの裏側 「半永久的に続けます!」宣言

など、ちょっと力技かもしれませんが、なんだろう!と思って押してもらえれば成功です。

「livedoor ニュース」と「男女の恋愛」。
一見強引に見えるこの組み合わせですが、どちらも相手にどれだけ“興味を持ってもらえるか”が必要になります。

まだまだ、「livedoor ニュース」マスターにはほど遠い私ですが、様々なテクニックを身につけた時、恋愛マスターにもなれていたらいいなと思っています。

ライブドアでは、インターネットで面白いことをして異性にモテたいよ!というディレクターを募集しています。