こんにちは。livedoor Wiki を担当している渡辺です。

先日 livedoor Wiki のポータルサイトをリニューアルしました。
これまでのlivedoor Wiki とはイメージが大きく変わりましたので、
まだ見たことのない方は、ぜひ訪れてみてください。

livedoor Wiki

今回はこのサイトのリニューアルを踏まえて、注意した点などを書いてみたいと思います。
サイト作成時のご参考になれば幸いです。

【01】ポータルサイトの位置づけの明確化

どんなサイトにでも目的はありますが、リニューアル前の livedoor Wiki のポータルサイトは、以下の目的が並列していました。

・livedoor Wiki の新規登録
・ユーザーの作成した Wiki の紹介
・livedoor Wiki の利用ガイド

ポータルを訪れたユーザーはWikiの新規ユーザーとなるか、Wiki にあるランキングやカテゴリから、ユーザーの Wiki へ流れることを想定していました。しかし、ポータルサイト利用者の統計情報を見ると、

・ユーザーの作成した Wiki への誘導数はそれほど多くない
・検索エンジンから訪れるユーザーが多い
・サイトを回遊することなく帰ってしまうことが多い

ということが分かりました。

統計情報によると、検索エンジンからユーザーはサイトを訪れているけれど、期待したWikiを探すという行動をせずに、そのまま帰っていることが推測できます。そこで、各項目にプライオリティをつけ、力を入れるポイントを明確化しました。

1 livedoor Wiki の新規登録
2 livedoor Wiki の利用ガイド
3 ユーザーの作成した Wiki の紹介

3にあるような紹介の部分を少し控えて、Wiki を知らないユーザーに向けて、魅力を知ってもらい、新たに作成してもらう方向にサイトをシフトしていくことにしました。


【02】本当にユーザーが知りたいことを伝える

まずはサービス提供側には当然だけど、ユーザーに伝えられていなかったサービスの基本情報を確実に伝えられるよう意識しました。サービス提供側は開発や運用に毎日携わっているので、サービスをよく知っていて瑣末なことに目が向いてしまいがちです。ユーザーがサービスを知らないことを念頭に、何が分かれば使ってもらえるかをメッセージにしました。

・サービスが無料である
・そもそもどのようなサービスであるか
・そのサービスを使うことで得られるメリット

実際のページでも、これらを伝えた後に新規ユーザーのための登録という流れになるように、導線を設けました。サービスに対してイメージができてから登録という流れは自然なのではないでしょうか。


【03】工数をかけずに、必要な情報を提供する土台を作る


ブログのように、ユーザーがサービスを始める前から認知できているサービスならいいのですが、実際にはサービスに対してイメージがないことの方が当然です。
ましてWikiは自由度の高いサービスなので、尚更かもしれません。

そのための対処として、利用ガイドを Wiki 自体で行いました。
サービスの新規機能追加や変更など、サービスからのお知らせをする機会は多くあります。HTMLでページを作成するのも悪くはありませんが、Wikiでやることのメリットはディレクタの手だけで編集できることです。気軽にできるので、今までより詳細な情報を知らせたり、これまでとは違った切り口でサービスの紹介をできるようになります。

ガイド Wiki

今回のリニューアルでは、サイトの目的を明確しましたので、新たにWikiを作成してくれるユーザーが増えれば、今回のリニューアルは成功だったと判断することができます。

現状で言いますと、リニューアルから1週間経過しましたが、結果としては、「成功!」だと胸を張っては言える状況ではありませんが、いくつか問題点を出てきているのでトライ&エラーで修正していき、サイトの完成度を高めていきたいと思います。
livedoor Wikiで は、CMS やユーザー側の Wiki を改善していきますのでどうぞよろしくお願いします。

ライブドアではユーザー層に合わせて、適切なサイトを構築・運営できるディレクタを募集しております。