こんにちわ。ひさびさの投稿となります。モバイルディレクターの岡本です。

以前にもモバイル SEO への取り組みとして紹介がありましたが今回は違う視点「会社としてどう取り組んでいくか?」という視点で紹介します。

■そもそもSEOの目的は?
1)検索流入を増やす
2)新規のユーザー層を獲得する
3)サイト全体のPV、UUの増加つなげる

1)を達成することにより2)につながり、3)に結びつけるという理想の結果を求めてみなさんSEOに取り組まれていると思います。

ではそのSEOの取り組みにおいてどのような施策が効果があるのかないのか?まだまだモバイルの世界ではわからない、曖昧なことが多い状況です。

ただ、すぐにでも取り組める施策でも実際にはおこなっていないも(HTMLの整備など)がいくつもあるというのが現状ではないでしょうか。
(やれてるようでやれてない。一部のコンテンツでしか採用していないなど。。)

サイトの規模や形態によっても効果が違うこともありますがまずはすぐにできることから取り組むべきかと思います。

■どう取り組むか?
弊社ではPCとモバイルそれぞれのSEO専門の分科会を発足し、人数を絞ったコアメンバーで方針検討し、そこで得られた成果や進捗を随時共有していくという流れで常に最新の情報を共有できるようガイドラインを整備しておき、無意識のうちにサイト構築、運用に反映されていく方針で取り組んでおります。。

■何を決める?
SEOをすすめていくにあたりまず以下の3つの取り決めをおこないました。

・評価について
・対象サイトを選定
・対象ワードの選定

各項目についての内容、注意点は以下となります。

【01】評価項目を絞り込む
 a) 検索流入数
 b) 特定ワードでの検索順位
 c) サイト全体のPV,UUへの影響

目的を達成する為、どの数字をどう評価するかが課題になってきます。
モバイルでは取得可能な数字に限りがある為まずはこの3つに絞り込んでいます。

【02】対象サイトを選定する
全てのサイト、サービスで施策を導入するのではなく特色のあるものを選ぶことで施策をうつ手順をかえてみてはいかがでしょうか。弊社では、

・モバイルに特化したサイト
・新規で立ち上げた小規模なサイト
・PC・モバイルともに
・現状PVがおちついているサイト

などでそれぞれ手順をかえて施策を実施しています。

【03】対象ワードを選定する
どのようなワードで検索結果上位にランクインして欲しいか?という事も大事ですが現状どのようなワードで流入されているか調査しておくとよいでしょう。

弊社では中期的な将来を見据えビックワードだけでなく、サイトにあったスモールワードでも計測できるよう選定しています。
※ワード数が多すぎないように気をつけることもコツかと。

■進め方
弊社では対象サイトごとにアプローチの方法を環境面、HTML整備、外部要因など施策を分類し取り組んでいます。

・環境面(クローラーのアクセス許可など)
・HTMLの整備(title 、meta タグの最適化)
・外部要因(サイト申請、サイトマップ登録など)

以前にも紹介した施策

■気をつける点
評価となる項目を日々ウオッチしていくわけですがここでポイントなのが以下の点となります。

・同時に施策をおこなわない
 ⇒どの施策が効いたのか判断がつかない、違う要因が
・効果、結果を出すのに時間をかける。あわてないこと。
 ⇒サイトの規模、形態によってクロールされる頻度が違う
・ひとりで判断しない
 ⇒主観的にならず、複数の意見を聞く

■まとめ
冒頭での目的では数字に関するものを大きく掲げていますが実際にはこのSEOの効果は数字以上に得られるものが大きいと感じています。

ユーザービリティであったり、またサイトのPRにつながったり目先の数字だけでなく半年、1年後を見据えて取り組むことで社内のサイト全体、モバイル業界にSEOの効果をもたらすことが出来ると思っています。

ライブドアでは、根気強く地道なことでもコツコツと積み上げていけるディレクターを募集しています。