こんにちは、 livedoor BR の運営を担当している豪です。

私が普段担当している livedoor BR は、

ブログマーケティング・クチコミプロモーション livedoor BR(ライブドアビーアル)
livedoor BR(ライブドアビーアール)は、商品やイベントに関するブロガーの体験を最大限に活用するクチコミプロモーションです。

というものです。

当初、私は「これはひとつの広告の形だ」と考えていたのですが、しばらくすると「BR は、PR なので...」という言葉が周囲から聞かれるようになりました。
...そもそも PR って何だっけ。
そこで、今回は広告と PR の違いについて調べてきたので、私なりに考えをまとめてみました。

まず、はじめに広告と PR の特徴をまとめると以下のようになります。
adpr


1.「広告」― 速度が速く、浸透力は弱い


広告というのは、どこかしらの枠を広告主が購入し、そこに自らの主張を掲載することで宣伝するというものです。

・特価!国産豚肉グラム98円
・必ず生える発毛剤!
・どこよりも安い保険料!

こういういった表示は、主張をストレートかつ迅速に伝えていますが、ともすれば押し付けていると受け取られかねません。
そのため、その主張を受け入れてくれるのはすでに素地がある一部の人間に限られてしまう場合があります。

不特定多数の人に直接的にアプローチし、伝達速度は速いが、浸透力は弱い。それが広告ではないでしょうか。

2.「PR」― 速度は遅いが、浸透力は強い


PR は、消費者とクライアントがよい関係を構築するための持続的な活動を差します。

・スポーツクラブに通った人たちに起きた体の変化をブログで公開する
・一般ユーザーに一流企業がCMを作ってもらい、動画共有サイトにアップする
・アパレルメーカーが、そのメーカーの服を着た女性がダンスを踊っているブログパーツを配布する

広告がストレートに主張を述べることに比べて、これは大変回り道のように感じます。
しかし、少しずつ商品を受け入れる土壌を作り上げていくので、たくさんの人に主張が浸透していきます。

不特定多数の人に間接的にアプローチし、伝達速度は遅いが、浸透力は強い。それが PR ではないでしょうか。

最近、企業サイトで IR、もしくは IR 情報をいうページをよくみかけますが、これは、「Investor Relations」の略で投資家に対して経営状況に関する情報を公開する活動をいいます。
また、私が普段から取り組んでいる「Blogger Relations」(BR)も PR の一環です。

広告と PR の違いについては様々な意見がありますが『戦略PR』の著者本田哲也氏は、
・広告を買うか買わないか
・信頼性が高いか低いか
・コントロールしやすいかどうか
を相違点にあげています。

他の方はまた違った視点で広告と PR の違いを捉えておられます。
livedoor BR では、広告的手法とPR的手法を織り交ぜて活動をしているので、今後も両者の長所短所をしっかりと掴めるよう学習を続けていきたいと思います。

ライブドアでは、280万人のブロガーとともに PR をしていきたいというディレクターを募集しています。

▼参考記事
ブロガーが商品をPRする「ブロガーリレーション」について
「広告は北風、PRは太陽」
▼参考文献
戦略PR 空気をつくる。世論で売る。 (アスキー新書 94)戦略PR 空気をつくる。世論で売る。 (アスキー新書 94)
著者:本田 哲也
販売元:アスキー・メディアワークス
発売日:2009-01-13
おすすめ度:4.5
クチコミを見る