こんにちは。「ワイワイクラブ」「ユーブライド」の広告を担当しているTです。

広告を出稿していれば、様々な手法で効果測定を行ないます。
CTR(クリック率)やCVR(登録率・成約率)、CPA(登録単価・成約単価)などは代表的な効果指標ですが、広告によって獲得したユーザーや増加したPVがどのようにサイトに影響を与えたかを検証するのも効果指標になります。

■効果測定の期間


そもそも一体どれくらいの間、測定すれば良いのでしょうか。
CTRなどは広告掲載期間で良いですが、獲得したユーザーによる効果はどれくらい取るべきでしょうか。

私の担当している。「ワイワイクラブ」では1年間ユーザーの効果を取っています。
広告から獲得したユーザーの1年間のデータを取り、さらに時系列を揃えることで効果検証を行なっています。

■広告の累積効果


ここで例を出します。

2009年1〜4月に毎月掲載している広告があるとします。
広告はだんだん効果が下がっていくものなので、初月の効果を100として、
以降30%づつダウンするとします。
それを以下図にまとめます。



掲載月ではなく、経過月で見ていくと、
2009月1月に行なった広告の効果は100になります。
同じ広告を2月も行なっているので、1月掲載分の効果も合わせると170になります。
同様に3月ですと1〜3月分で219、4月で253になります。

■なぜ累積効果なのか


累積で検証するメリットを説明します。
1)今後の広告展開に生かす
全体の売上に占める広告分の比率を把握することで、今後の売上目標に応じた最適な規模の広告を展開することができます。
もちろん単月の広告効果の検証は必須ですが、売上目標やKPIは月ごとに見るのが普通なので、縦串での検証も大事なのです。

2)利用継続を伸ばす
累積効果が伸びることは利用継続が高いということにつながってきます。
そのため継続期間・リピート率の向上施策に役立ちます。

■まとめ


今のサイトの売上やPVは突然湧いてきたものではありません。
過去から現在までのユーザーの積み重ねによるものなのです。
過去のユーザーは現在の遺産ということですね。

ライブドアでは効果検証は任せろというディレクターを募集しています。