こんにちは、事業企画部の増木です。
今話題の「婚活」。お見合い、パーティー、合コン等々、出会いのきっかけには様々な種類がありますが、その中でも最近特に増えてきたのはインターネットを通じた出会いです。
「ネットでの出会いはちょっと・・・」と考えてるそこのあなた、そんな考えはもう時代遅れです。世界ではインターネットを通じた出会いはメジャーになりつつありますよ。
というわけで今回の記事では、インターネットを通じた出会いを提供するサービス「オンラインデートサイト」について、世界で最大の市場を持つアメリカ(US)の事情についてを中心にまとめてみたいと思います。
(1)USのオンラインデート市場規模
皆さんは「出会い系サイト」と聞いて何を思い浮かべますか?
「怪しい」「危ない」「相手がいない」といった「3K」ならぬ「3A」が付きまとい、マイナスのイメージをもたれがちな日本の出会い系サイトですが、ひとたびUSやヨーロッパといった海外に目を向けるとインターネットを通じて出会いを提供するオンラインデートサイトは、出会いのメジャーな手段としてしっかりとした地位を築いています。
Forrester Researchの調査によると、USでは2008年度の有料コンテンツ市場において、オンラインデートサイトは市場規模9億5700万ドルでゲーム、音楽に次ぐ3位となっており、2013年まで年10%の割合で成長していくことが予測されています。
実際に、USでは独身者の半数がオンラインデートサービスを利用した経験があり、結婚したカップルの12%はオンラインデートサイトを通じて知り合ったカップルだそうです。
ちなみに日本ではオンラインデートサイトを通じて結婚したカップルは約4%程度といわれ、USと日本ではインターネットを通じた出会いについてはまだまだ大きな差がありますね。
USで現在最も注目されているオンラインデート市場のトレンドとして、ベビーブーム世代(1940年代〜60年代生まれ)の未婚者2,400万人の市場流入があり、従来の若い世代向けのオンラインデートサイトではなく、高齢者同士の出会いを目的としたサイトが続々と登場しており、今後オンラインデート市場の成長はまだまだ続くことが予想されています。
(2)海外にはどんなオンラインデートサイトがあるの?
日本では、なんでもかんでも「出会い系サイト」でひとくくりに分類をされることが多いオンラインデートサービスですが、USでは自分が求める相手に応じて様々なオンラインデートサイトが利用されているという特徴があります。
具体的にどんな種類のサイトがあるのか見ていきましょう。
■General Dating Services(一般的なオンラインデートサイト)
手ごろな会員費とたくさんの登録数が特徴で一番ポピュラーなオンラインデートサイトです。
・match.com
・Yahoo Personals
などが代表的なサイトです。
日本でもmatch.comの会員数が100万人を超えるなど、少しずつ広まりを見せつつあり、今後ますます成長が予想されるサイトです。
何百万人もの中から自分にぴったりの相手を探せることができるようになるなんてすごい時代ですよね。
■Relationship Dating Services(関係重視のオンラインデートサイト)
日本で言う結婚情報サービスに近いものです。
心理テストやアンケートの回答結果による科学的なマッチングサービスを売りにしているサイトが多いです。また登録している人も、結婚相手を探している人が多くいるなどの特徴があります。最近ではなんと、自分のDNA情報を基に運命の相手を探す、なんてサービスを提供するサイトも登場してきました。
・Chemistry
・eharmony
などが代表的なサイトです。
■Religious Dating Services(信者同士のためのオンラインデートサイト)
自分が信仰する宗教別で相手を見つけることができるオンラインデートサイトです。
通常のプロフィール欄に加えて、「宗教に対する考え方」「信仰度」といったプロフィール欄があるといった、宗教を重要視するユーザ向けのサービスが充実しているのが特徴です。
・ChristianCafe
・JDate
などが代表的なサイトです。
■Senior Dating Services(シニア向けオンラインデートサイト)
シニア層を対象としたオンラインデートサービスです。運命の人探しや、よき理解者、趣味が同じ人々などを探すのに使われています。Yahoo personalsによると、2006年の1月から2007年の11月の間に、45歳以上で結婚経験無しのユーザが33%増加し、Match.comでも10%増加するなどシニア層のオンラインデートサービス利用熱は高まりつつあります。
他にも、「Ethnic Dating Services」のような様々な人種が住むUSらしいサービスや、「Adult dating Services」のようにアダルト目的のものもあったり、ひとえにオンラインデートサイトと言っても非常に細分化されています。
ちなみにUSではPCでの利用が中心で、月30ドル程度の会費制度を導入しているサイトが大半であり、クレジットカードでの本人認証が必要な場合がほとんどです。
それに対し、日本では携帯電話でのアクセスや利用を中心とした出会い系サイトが主流なので、送信数に応じた課金といった従量制による課金制度が大半です。
こうした携帯電話中心の出会い系サイトは、誰でも手軽にアクセスすることが可能である一方、児童のアクセスによる犯罪被害などが発生する可能性があるなどの問題が近年出ています。
これは昨年改正された「出会い系サイト規制法」により年齢確認が必須とされた為、今後は少なくなっていくことが期待されます。
いずれにせよ、こんなところにも日本の「ガラパゴス化現象」があるのでしょうか。
(3)国営オンラインデートサイト!?オンラインデートサービスに集まる期待
婚活ブームに沸く現在、未婚率の増加や少子化問題への対策として、自治体主催によるセミナーや交流会などの結婚支援が行われることが多くなってきました。
合計特殊出生率が日本とほぼ同じで、未婚率の増加や少子化問題に頭を悩ませるシンガポールでは、未婚率増加・少子化問題対策の一環として、なんと、国営によるオンラインデートサービスの運営が行われていました(現在では民間企業に補助金を出す形式に変更になりましたが)。
インターネットを通じた出会いというものが普及するにつれて、今後、日本でももしかすると国営のオンラインデートサービスが登場する日がくるかもしれませんね。
今日もちょうど小渕優子少子化担当相が、婚活を国として政策的に支援することを求めていく記事が出ていましたし。
弊社としても、結婚情報サービスとして運営しているyoubrideを更に活性化し、様々な外部の企業と協力していきながら、また、上記のように国や自治体との連携を目指しながら、日本の健全なオンラインでの出会いを発展させていきたいと思います。
今話題の「婚活」。お見合い、パーティー、合コン等々、出会いのきっかけには様々な種類がありますが、その中でも最近特に増えてきたのはインターネットを通じた出会いです。
「ネットでの出会いはちょっと・・・」と考えてるそこのあなた、そんな考えはもう時代遅れです。世界ではインターネットを通じた出会いはメジャーになりつつありますよ。
というわけで今回の記事では、インターネットを通じた出会いを提供するサービス「オンラインデートサイト」について、世界で最大の市場を持つアメリカ(US)の事情についてを中心にまとめてみたいと思います。
(1)USのオンラインデート市場規模
皆さんは「出会い系サイト」と聞いて何を思い浮かべますか?
「怪しい」「危ない」「相手がいない」といった「3K」ならぬ「3A」が付きまとい、マイナスのイメージをもたれがちな日本の出会い系サイトですが、ひとたびUSやヨーロッパといった海外に目を向けるとインターネットを通じて出会いを提供するオンラインデートサイトは、出会いのメジャーな手段としてしっかりとした地位を築いています。
Forrester Researchの調査によると、USでは2008年度の有料コンテンツ市場において、オンラインデートサイトは市場規模9億5700万ドルでゲーム、音楽に次ぐ3位となっており、2013年まで年10%の割合で成長していくことが予測されています。
実際に、USでは独身者の半数がオンラインデートサービスを利用した経験があり、結婚したカップルの12%はオンラインデートサイトを通じて知り合ったカップルだそうです。
ちなみに日本ではオンラインデートサイトを通じて結婚したカップルは約4%程度といわれ、USと日本ではインターネットを通じた出会いについてはまだまだ大きな差がありますね。
USで現在最も注目されているオンラインデート市場のトレンドとして、ベビーブーム世代(1940年代〜60年代生まれ)の未婚者2,400万人の市場流入があり、従来の若い世代向けのオンラインデートサイトではなく、高齢者同士の出会いを目的としたサイトが続々と登場しており、今後オンラインデート市場の成長はまだまだ続くことが予想されています。
(2)海外にはどんなオンラインデートサイトがあるの?
日本では、なんでもかんでも「出会い系サイト」でひとくくりに分類をされることが多いオンラインデートサービスですが、USでは自分が求める相手に応じて様々なオンラインデートサイトが利用されているという特徴があります。
具体的にどんな種類のサイトがあるのか見ていきましょう。
■General Dating Services(一般的なオンラインデートサイト)
手ごろな会員費とたくさんの登録数が特徴で一番ポピュラーなオンラインデートサイトです。
・match.com
・Yahoo Personals
などが代表的なサイトです。
日本でもmatch.comの会員数が100万人を超えるなど、少しずつ広まりを見せつつあり、今後ますます成長が予想されるサイトです。
何百万人もの中から自分にぴったりの相手を探せることができるようになるなんてすごい時代ですよね。
■Relationship Dating Services(関係重視のオンラインデートサイト)
日本で言う結婚情報サービスに近いものです。
心理テストやアンケートの回答結果による科学的なマッチングサービスを売りにしているサイトが多いです。また登録している人も、結婚相手を探している人が多くいるなどの特徴があります。最近ではなんと、自分のDNA情報を基に運命の相手を探す、なんてサービスを提供するサイトも登場してきました。
・Chemistry
・eharmony
などが代表的なサイトです。
■Religious Dating Services(信者同士のためのオンラインデートサイト)
自分が信仰する宗教別で相手を見つけることができるオンラインデートサイトです。
通常のプロフィール欄に加えて、「宗教に対する考え方」「信仰度」といったプロフィール欄があるといった、宗教を重要視するユーザ向けのサービスが充実しているのが特徴です。
・ChristianCafe
・JDate
などが代表的なサイトです。
■Senior Dating Services(シニア向けオンラインデートサイト)
シニア層を対象としたオンラインデートサービスです。運命の人探しや、よき理解者、趣味が同じ人々などを探すのに使われています。Yahoo personalsによると、2006年の1月から2007年の11月の間に、45歳以上で結婚経験無しのユーザが33%増加し、Match.comでも10%増加するなどシニア層のオンラインデートサービス利用熱は高まりつつあります。
他にも、「Ethnic Dating Services」のような様々な人種が住むUSらしいサービスや、「Adult dating Services」のようにアダルト目的のものもあったり、ひとえにオンラインデートサイトと言っても非常に細分化されています。
ちなみにUSではPCでの利用が中心で、月30ドル程度の会費制度を導入しているサイトが大半であり、クレジットカードでの本人認証が必要な場合がほとんどです。
それに対し、日本では携帯電話でのアクセスや利用を中心とした出会い系サイトが主流なので、送信数に応じた課金といった従量制による課金制度が大半です。
こうした携帯電話中心の出会い系サイトは、誰でも手軽にアクセスすることが可能である一方、児童のアクセスによる犯罪被害などが発生する可能性があるなどの問題が近年出ています。
これは昨年改正された「出会い系サイト規制法」により年齢確認が必須とされた為、今後は少なくなっていくことが期待されます。
いずれにせよ、こんなところにも日本の「ガラパゴス化現象」があるのでしょうか。
(3)国営オンラインデートサイト!?オンラインデートサービスに集まる期待
婚活ブームに沸く現在、未婚率の増加や少子化問題への対策として、自治体主催によるセミナーや交流会などの結婚支援が行われることが多くなってきました。
合計特殊出生率が日本とほぼ同じで、未婚率の増加や少子化問題に頭を悩ませるシンガポールでは、未婚率増加・少子化問題対策の一環として、なんと、国営によるオンラインデートサービスの運営が行われていました(現在では民間企業に補助金を出す形式に変更になりましたが)。
インターネットを通じた出会いというものが普及するにつれて、今後、日本でももしかすると国営のオンラインデートサービスが登場する日がくるかもしれませんね。
今日もちょうど小渕優子少子化担当相が、婚活を国として政策的に支援することを求めていく記事が出ていましたし。
弊社としても、結婚情報サービスとして運営しているyoubrideを更に活性化し、様々な外部の企業と協力していきながら、また、上記のように国や自治体との連携を目指しながら、日本の健全なオンラインでの出会いを発展させていきたいと思います。
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