こんにちは、ジェイ・リスティングの小川です。
今回はSEOで上位表示したのに、コンバージョン数がアップしなかった時の対処法について書いていきます。

費用をかけて、上位表示したのに効果が出ないとお悩みの方はご一読ください。


検索結果でアピールできてる?


チェックするべきは、タイトルとディスクリプションです。
ご存知の通り、検索エンジンには、サイトのタイトルとディスクリプションしか表示されません!

20090630



あなたとエンドユーザーとのつながりは、タイトルとディスクリプションしかないのです。
つまり、コンバージョンを図るのに重要なのは、自分のサービスがどのようなメリットを享受できるのか、タイトルとディスクリプションという短い文章で、明確にユーザーに伝えることです。


ただ、実際、自社の強みについて考えたとき、そう簡単に強みが浮かび上がってくるものではありません。
そんな時、自分のサービスのメリットを上手く分析する時には、SWOT分析という手法が効果的です。

SWOT分析は・・・

・Strength【強み】
⇒自社サービスの他社と比較した際の強み

・Weakness【弱み】
⇒自社サービスの他社と比較した際の弱み

・Opportunity【機会】
⇒外部環境における好機要素

・Threat【脅威】
⇒外部環境における不安要素

上記、それぞれの頭文字を取ったもので、それぞれの要素が、「自分のサービスがどのようなポジショニングなのか」、を分析するのに重要な事項です。
では、具体的に、これからの季節大忙しなエアコン業者の例にとって解説します。


【エアコン業者・某A社の分析結果】


・Strength【強み】
⇒設置費用が無料。
⇒どんなに忙しくても設置待ちを発生させないのは自社だけの強み

・Weakness【弱み】
⇒特になし

・Opportunity【機会】
⇒他社が設置費用のことや、設置期間について記載していないため、顧客に自分のサービスのメリットをアピールしやすい環境である。

・Threat【脅威】
⇒費用無料は他社もマネしやすい


上記のような分析の元、他社との差別化を図りました。
どうやら、他社は自社の特徴などを明示していない様子。
さらにA社は「設置待ちを完全に無くした」という、エアコンを探しているエンドユーザーに頼もしい存在だということに気づいたようです。
その結果を受けて、A社は下記のようなタイトルとディスクリプションを設定したようです。

A社が決めた内容


☆A社☆
タイトル:「エアコンならA社へ【激安キャンペーン中!】」
メタディスクリプション:「今月限定でエアコン設置費用が完全無料!設置もすぐにできます!!もちろん、全国対応!!!エアコンをお探しならA社にお任せください!」


一方、A社の分析の通り、周りのライバル会社を見てみると大半が下記のようなタイトルとディスクリプションでした。

☆ライバルB社☆
タイトル:「エアコンならB社」
メタディスクリプション:「エアコンならB社におまかせください。」


B社のサイトは、アクセスは上がるかもしれません。
しかし、詳細が全く分からないため、自社のサービスの強みなど説明している間に、ユーザーが面倒になり、離脱する可能性が高いです。
かたや、A社ですが、明確に自社のメリットを伝えてからアクセスをしてもらっているので、B社に比べて良質なアクセスが集まっているため、コンバージョン率もよくなっていることが予測されます。
実際、検索連動型広告を掲載するときには、A社のようにメリットを明示することで無駄なクリックがなくなり、コンバージョン率が高まってくる傾向があります。


最近、上位表示が目的になっていて、B社のようなタイトルとディスクリプションにしているサイトを多く見ますが、上位表示は手段であって、目的ではありません。
B社のように無駄な文字列を排除すれば、上位表示はしやすいです。
しかし、優良なアクセスを集め、コンバージョンを狙うことが、SEOの目的のはず。
本質を見失ってしまうと、本来の目的が果たせません。


確実かつ効率的にコンバージョン率を高めたい方は検索連動広告を!


さらに、確実かつ効率的にコンバージョン率を高めたい方におすすめなのが、検索連動型広告を出稿することです。
検索連動型広告とは、検索されたキーワードを元に、キーワードに関連した広告を出すサービスです。
グーグルのアドワーズ、オーバーチュアのスポンサードサーチ、弊社Jアドリスティング、クロスリスティングのレモーラリスティングなどが有名です。


お金を出せば、指定のキーワードで検索上位に表示され、しかも個別のコンバージョン率が分かったり、タイトルとディスクリプションを自由に設定できたりするため、最も費用対効果のいいキーワード、そして、タイトルとディスクリプションを探すことができます。
実際、検索連動型広告でテストをするうちに、自分が考えていたよりも効果的なキーワードが見つかることも多々あるくらいです。
SEOは対応キーワードをすぐに変えることができないため、確実なキーワード選定が重要になります。
広告予算に余裕のある方は、検索連動型広告の出稿を検討してみてはいかがでしょうか?


まとめ


「集客・コンバージョン・リピート」が、肝のネットビジネスにおいて、上流工程の「集客」がままならないと全ての歯車が狂ってしまいます。
どんなにいいコンテンツでも見られなければ、コンバージョンは期待できません。
効果的な集客のために、検索結果にも愛を・・・というお話でした。