ねとらじ」担当、自称「社内デュアルディスプレイ推進委員会」副会長のクォです。

あまりにも基本的過ぎるとは思うのですが、今回は仕事を効率よく行う為の「作業ディスプレイのデュアル化」と、「複数PCでのマウス&キーボードの共有」を紹介したいと思います。

まずはデュアルディスプレイ!


「デュアルディスプレイ」って何よ?というと、「マルチモニター」とも「マルチディスプレイ」とも呼ばれ、簡単に説明すると、「モニターで表示させる領域を増やしたいなら、画面数を増やせば解決するじゃん!」みたいなものです。

例えば、「1280x1024」の画面サイズで作業エリアを増やしたい場合、ワイド型液晶等(「1680x1050」や「1920x1200」)の大画面モニタに買い替えるのではなく、もう!つ、別途「1280x1024」サイズのディスプレイを繋いで、「2560(1280x2)x1024」の画面サイズにしてしまおうという事です。

設定はいたって簡単。モニタを拡張用のコネクタに繋ぎ、画面のプロパティの設定で、「ディスプレイをこのモニタ上で移動できるようにする」にチェックを入れて設定するだけ。あとは画面のサイズを微調整すれば完了です。

導入前: メール・ウェブ・管理ツール他・ウィンドウが重なりまくりで非効率です。
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導入後: 左はメール・社内チャット。右はエクセル・エディタ・ターミナル他で使いわけます。
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こうする事で、左画面でウェブサイトを見ながら右画面で資料作成とか、メールやチャットで打ち合わせをしながらコードの修正などが容易に行えるようになります。

確認や作業を行う度に、作業ウィンドウを前面に出させるといった作業がなくなり、もうショートカット「alt+TAB」などとはおさらばです!

弊社では多くの社員が、古くなったモニタや、退社した人が使っていたモニタをデュアルディスプレイ用として再利用しています。特に、メインの使用PCがノートPCのために画面サイズが小さく、このデュアルディスプレイ化は作業効率を上げる為の必須アイテムとなっています。

複数のPCでマウス&キーボードの共有!


会社から支給されたメインのPCに加え、持ち運び可能のモバイルPCや、開発の為にWinPCとMacPCの2台を使うなど、複数のマシンを利用する事が多い業種ですが、作業するPCごとにキーボードやマウスへ作業の手を移していたら、すごく面倒だと思いませんか?

そういう時に弊社では「synergy」というソフトを使っています。

これまでディレクターブログに登場してこなかったのが不思議なくらい、使用率の多いソフトです。(編集部注:紹介記事を追加しました →こちら)

2台のPCに限らず、複数台のPCでマウスとキーボードを共有できます。またWindowsPC同士に限らず、MacintoshPC、UNIX系、Linux系ともマウスとキーボードを共有できます。そのため、作業する手を移動させること無く、作業する画面に目を移すだけでよくなります。

作業するPCを変更させるには、カーソルを作業するPC画面に移すだけという直感的な操作性。更に驚くべき便利機能は、クリップボードの共有ができる事です。テキストのコピー&ペーストが接続PC間で行えます!

なお、私がデュアルディスプレイ+synergyを使用した結果、作業環境は次のような感じになりました。
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メインPCは中央のノートPC:主にメールやオフィス系ソフトや開発など、作業用
左のモニタはデュアルディスプレイ:主にウェブや資料表示用
上部のブックPC: 「synergy」で接続、社内チャットや各種検証用のソフトやブラウザを表示

尚、2つのPCの音は「Belkin Multi Headphone」でまとめられ、1つのヘッドフォンに出力されています。これにより、2つのPCから出力されるチャットでの呼び出し音や、ねとらじ放送を1つのヘッドフォンで確認する事ができます。

一日何時間も向き合う機器ですので、効率よく作業が出来る様に自分に合った環境を作る事は、ディレクターとして基礎的な事だと考えます。