こんにちは。薮田(yabucccchi)です。

このたびライブドアでは「日本ブログメディア新人賞」という賞を設立いたしました。

この賞は、メディアとして認知され始めているブログの新しい表現の可能性を発掘し、ブログ文化の発展に寄与するとともに、新たな表現に挑戦するブロガーの育成支援活動を目的として設立いたしました。
賞について詳しくは公式ページをご覧ください。

この賞を設立することで受賞者をはじめブログメディアを作っている人たちに脚光を浴びせたいと考えております。

より幅広くこの賞のことを知ってもらうために、Webだけでなく、駅張り広告や中吊り広告等の交通広告を出すことになりました。

Webディレクターにとっては、交通広告といってもピンこない人もいるのではないでしょうか。どれくらいの効果が見込めるか。どの駅、どの路線に出せば効果的なのか。どれくらいの期間掲載すればよいのか。

今回はそんな人のために交通広告や屋外広告を出すときの基本的な効果試算方法について書きたいと思います。

延べ到達ターゲット人数の試算


自分たちの広告をどれくらいの人が目にするかを試算してみましょう。

そんなときに役に立つのが『延べ到達ターゲット人数』です。掲載期間や、掲載場所の乗客数等を公式にいれることで、この数値を割り出すことができます。

具体的な計算式は以下になります。
延べ到達ターゲット人数=1日の乗降客数×ターゲット含有率×広告到達率×掲載期間(日数)

広告到達率というのは、簡単にいうと広告の認知率のことで広告代理店が定期的に調査している数字です。乗客数、ターゲット含有率についても各広告代理店や電鉄各社が保有している数値なので、具体的に出稿する機会があれば参考まで調べてみましょう。

このように『延べ到達ターゲット人数』を割り出すことで、どれくらいのターゲットに広告を見てもらえるかを参考にすることができます。

コスト効率の試算


人数がわかればコストが見合っているのかどうかを知りたいところです。

Webと同様に、交通広告でもCPM(*)を出すことができます。
※CPMは「Cost per Mil:ターゲット1000人あたり費用」

CPMの試算方法は以下のようになります。
CPM=掲載コスト÷延べ到達ターゲット人数×1000

交通広告や屋外広告は効果を数値に置き換えられないイメージがありますが、参考値としてこのように計算することができます。


例題


では、以下のA駅の延べ到達ターゲット人数とCPMを出してみましょう。

A駅への駅張り広告について
 △△Boardに○月×日から28日間掲載
 掲載コスト100万円

媒体情報
 1日あたりの乗客数:40万人
 ターゲット含有率:50%
 広告到達率:32%

これを公式にあてはめると
1,792,000(人)=400,000×0.5×0.32×28

となり、約180万人のターゲットに見てもらえるだろうという試算ができます。
さらにCPMを試算すると
558円=1,000,000(円)÷1,792,000(人)×1,000

となり、CPM558円という計算になります。

このA駅と他の駅でどちらの駅に出稿しようか迷った場合には、それぞれのCPMを試算してみると、どちらが効果的かを判断することができます。

ただしCPMだけで判断せず、広告にあった場所や時間、時期など様々な要素を考慮に入れることを忘れないでください。

最後に


このようにあらかじめ効果を予測した上で私たちもどの場所に出稿するべきかを判断しています。実際に日本ブログメディア新人賞の広告を見たい方は以下の場所で見ることができるので関東近辺にお住まいの方はぜひご覧ください。

・9月27日〜10月27日:関東JR線駅構内(駅ばり)
※渋谷、大崎、品川、東京、秋葉原、目白、高田馬場、お茶の水、千駄ヶ谷
・10月6日〜7日:東京メトロ全線(中吊り広告)
・10月中旬〜約1ヶ月:渋谷の街頭ビジョン


ビジュアルはこのようなイメージです。
blog_award_image

ライブドアでは、Webディレクターだけでなく、優秀なブロガーも募集しています。

<協力:SPI