こんにちは、スマートフォン事業を担当している久野です。
バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2011」に出席してきましたので、そのレポートを3回に分けてまとめています。
今回は、第2回目となります。
※第1回はこちら↓
【MWC2011レポート 第1回】Android携帯とタブレット端末の未来はどうなる?
Windows Phone 7 について、Android や iPhone が拡大するスマートフォン市場において、十分存在感を発揮してくることを予感させました。これを感じさせた要因として、二点、端末のクオリティと大手メーカーの本格始動が挙げられます。
実用性については、検証が必要ですが、使用感は今後を期待させ、かつアプリケーションのプラットフォームとして、開発者向けに存在感を発揮することができれば、大躍進の可能性もあると考えられます。
開催直前に発表されたこのリリースは、世界に衝撃を与えると共に、モバイル市場の新しい扉が開いたといえると思っています。世界の約30%のシェアを占める Nokia が、どのように挽回を果たすのか、大きな期待が寄せられます。
また、Nokia 以外でも、SAMSUNG (世界シェア2位) の「Focus」、 LG (世界シェア3位) の「LG Optimus7」だけではなく、Android の雄 HTC の「HTC7 Mozart」など、強豪メーカーの端末も完成していました。グローバルでは、確実に Android・iPhone を脅かす存在となるでしょう。
▼左: LG Optimus7 中央: Samusung Focus 右: HTC Mozart
そのため、日本市場での本格展開は、早くても2012年以降になるのではないでしょうか。短期的には国内でも数端末発売されると思いますが、Nokia やシャープ製だと予想されます。
数少ないながらも開拓につとめる、日本企業の出展をご紹介します。
日本ユーザーの規模と ARPU が高いこと、ドコモの日本ユーザー向けの編集が入ることを全面に押し出すことで、「oh! new market!」という好反応も見受けられました。ドコモとしては、国内外問わず、高品質なアプリを配信することを、継続的に目標としているとのことでした。
▼左: ACCESS の巨大ブース 右: NetFront FlexUI
定番の「Graffiti」「NetFront シリーズ」に加えて、新作の「NetFrone FlexUI」を披露。ユニークで独自性のあるアプリに、大きな期待がよせられます。ACCESS の方には何度かお会いしているのですが、非常にサービスやクオリティにこだわりを持ち、高品質のサービス (アプリ) を開発しているという印象でした。
NTTソルマーレ、Spicy Soft、HeART BIT、weathernews、ELECTRIC MATERIAL INC、東映などが出展し、来場者へのプレゼンテーション・コミュニケーションによりコンテンツの説明を行っていました。
また、JETRO というスペインに拠点を置く企業が、日本のスペイン化を推進するという視点から、「Japan Pavillion」というエリアをMCF (モバイルコンテンツフォーラム) と共同で設置していました。
※前述の「Spicy Soft、HeART BIT、weathernews、ELECTRIC MATERIAL INC」は、「Japan Pavillion」内に出展。
▼Japan Pavillion
次回の予定は以下の通りです。
→スマートフォン - プロジェクト・ストーリー - 2012年新卒採用サイト
バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2011」に出席してきましたので、そのレポートを3回に分けてまとめています。
今回は、第2回目となります。
※第1回はこちら↓
【MWC2011レポート 第1回】Android携帯とタブレット端末の未来はどうなる?
Windows Phone 7 の脅威
Windows Phone 7 について、Android や iPhone が拡大するスマートフォン市場において、十分存在感を発揮してくることを予感させました。これを感じさせた要因として、二点、端末のクオリティと大手メーカーの本格始動が挙げられます。
◆端末として抜群の安定感
UI に対するこだわりとシステムの安定感で、最新 Android を超える端末ともいえる印象でした。実用性については、検証が必要ですが、使用感は今後を期待させ、かつアプリケーションのプラットフォームとして、開発者向けに存在感を発揮することができれば、大躍進の可能性もあると考えられます。
◆Nokia との提携とアジア3強の準備状況
▼世界シェアの1位 (約30.8%) の Nokia が Microsoft と戦略提携開催直前に発表されたこのリリースは、世界に衝撃を与えると共に、モバイル市場の新しい扉が開いたといえると思っています。世界の約30%のシェアを占める Nokia が、どのように挽回を果たすのか、大きな期待が寄せられます。
また、Nokia 以外でも、SAMSUNG (世界シェア2位) の「Focus」、 LG (世界シェア3位) の「LG Optimus7」だけではなく、Android の雄 HTC の「HTC7 Mozart」など、強豪メーカーの端末も完成していました。グローバルでは、確実に Android・iPhone を脅かす存在となるでしょう。
▼左: LG Optimus7 中央: Samusung Focus 右: HTC Mozart
◆国内における普及の展望
世界シェア40%はあった Nokia が、現在30.8%程度まで落ち込んでいますが、Nokia としては、まずは既にシェアのある市場の回復を狙い、MicroSoft 及び関連メーカーについても前述の通りと考えます。そのため、日本市場での本格展開は、早くても2012年以降になるのではないでしょうか。短期的には国内でも数端末発売されると思いますが、Nokia やシャープ製だと予想されます。
国内プレイヤーのグローバル展開
数少ないながらも開拓につとめる、日本企業の出展をご紹介します。
◆キャリアマーケットの海外誘致 (ドコモマーケット)
NTTドコモのブースとは別に「Apps Planet」内の「docomo market」ブースにおいて、外国の開発者向けに「docomo market」の説明と、招致を推進するプレゼンテーションを行っていました。日本ユーザーの規模と ARPU が高いこと、ドコモの日本ユーザー向けの編集が入ることを全面に押し出すことで、「oh! new market!」という好反応も見受けられました。ドコモとしては、国内外問わず、高品質なアプリを配信することを、継続的に目標としているとのことでした。
◆ツール系サービス (アプリ) のグローバル進出
ACCESS は、国内企業最大のブース (建物1つ) を構え、自社アプリの展示を実施していました。▼左: ACCESS の巨大ブース 右: NetFront FlexUI
定番の「Graffiti」「NetFront シリーズ」に加えて、新作の「NetFrone FlexUI」を披露。ユニークで独自性のあるアプリに、大きな期待がよせられます。ACCESS の方には何度かお会いしているのですが、非常にサービスやクオリティにこだわりを持ち、高品質のサービス (アプリ) を開発しているという印象でした。
◆公式コンテンツ (ビジネス) の海外輸出
ビジネスモデルの構築に苦戦し、ケータイ市場ほどの活性化が進んでいない公式コンテンツですが、一部の会社は、「国産の質の高いコンテンツの海外輸出」を重要戦略として掲げて活動しておりました。NTTソルマーレ、Spicy Soft、HeART BIT、weathernews、ELECTRIC MATERIAL INC、東映などが出展し、来場者へのプレゼンテーション・コミュニケーションによりコンテンツの説明を行っていました。
また、JETRO というスペインに拠点を置く企業が、日本のスペイン化を推進するという視点から、「Japan Pavillion」というエリアをMCF (モバイルコンテンツフォーラム) と共同で設置していました。
※前述の「Spicy Soft、HeART BIT、weathernews、ELECTRIC MATERIAL INC」は、「Japan Pavillion」内に出展。
▼Japan Pavillion
次回の予定は以下の通りです。
第3回: 世界のモバイルメーカーの最新端末レポートライブドアでは、広い視野、探究心と実行力を持つ、芯のあるディレクターを募集しています。
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SAMSUNG / HTC / ZTE / Huawei / LG 電子 / Sony Ericsson / Motorola / Black Berry / Intel / 中国勢、ONDA、View Sonic / MicroSoft / NTT docomo / Japan Pavillion / その他
→スマートフォン - プロジェクト・ストーリー - 2012年新卒採用サイト
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