こんにちは、スマートフォン事業を担当している久野です。
バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2011」に出席してきましたので、そのレポートを3回に分けてまとめています。
今回は、第3回目となります。

※第1・2回はこちら↓
【MWC2011レポート 第1回】Android携帯とタブレット端末の未来はどうなる?
【MWC2011レポート 第2回】Windows Phoneの脅威と、国内プレイヤーのグローバル展開


前回までにまとめてきたレポートの元となる、各企業の詳細レポートと考察をお話しします。

各社の Exhibition 紹介


◆SAMSUNG
〜規模、内容共に会場全体で NO.1 の圧倒的な存在感〜

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  • 会場全体で最大のブースを設置し、「galaxy s供廛廛薀后galaxy family」として、「ace・gio・fit・mini」そして、「galaxt tab 10.1」 を一斉に発表するという充実の内容
  • スクリーン、スピード、コンテンツへの大きなこだわりを見せる「galaxy s供廖キーワードとして、dual core processor・kies air・lost phone management・security・personal cloud・driving
    mode・social hub・entertainment experiences of music and games
  • family については、「ace・gio」と「fit・mini」でクラスが分かれ、スペック、サイズなど全てにおいて段階的なレベルの端末を用意している
  • 「tab 10.1」は、Android3.0 搭載、デュアルコアプロセッサ の最新タブレット端末

◆HTC
〜高品質、最先端の端末を揃えるだけではなく、Android タブレット端末も遂に発表〜

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  • 「HTC Desire S」「HTC Wildfire S」「HTC Incredible S」と facebook携帯「HTC ChaCha」「HTC Salsa」そしてタブレット端末の「HTC Flyer」を発表
  • HTC sense という概念を更に強化、より広い消費者層に向けて、5機種を発表
  • 「ChaCha, Salsa」は、Facecook ボタンが設置され、アプリ起動、画像アップロード、情報の共有や同期が可能となる

◆ZTE
〜世界端末シェア第4位の存在感と技術力で、Android 力を披露〜

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  • 2011年1月31日、世界携帯電話市場で Apple を抜いて4位に躍り出た ZTE(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1101/31/news007.html)
  • 新興国市場に低価格端末を普及してきたが、Android でも本格始動
  • 会場における存在感は、さすがに強大、スタッフの数もブースに集まる人数も膨大
  • Android 携帯電話の完成度は低いという印象ながら、タブレットと約5インチ、約3.5インチとラインナップし今後に期待がされる

◆Huawei
〜Android 端末では、「最高、最速、最良」の使用感!国内本格進出が待ち遠しい〜

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  • 本イベントのメインスポンサーの1つである中国の端末メーカー「Huawei」
    ※pass のネックストラップは、「Huawei」ロゴ
  • 「Ideos X3」「Ideos X5」「Ideos S7 Slim」と「Mobile WiFi E586」を展示
  • 機能面での差別化ポイントやカスタマイズはほぼないが、圧倒的なレスポンスと安定感から、現在最高の Android 端末といえる

◆LG電子
〜世界3位の韓国大手が、Optimus ブランドでシェア拡大を狙う〜

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  • 「LG Optimus 3D」「LG Optimus Pad」とあわせて、世界初のデュアルコアプロセッサー搭載スマートフォン「LG Optimus 2X」と、世界で最薄・最軽量の Android スマートフォンの一つ「LG Optimus Black」を発表
  • 「LG Optimus 3D」は、二眼の背面レンズを搭載し、3D 撮影が可能なモデル。撮影した 3D映像は4.3 インチの WGA 裸眼3D液晶で確認できる
  • タブレット端末に最適化された Android の最新バージョン「Honeycomb」を搭載

◆Sony Ericsson
〜Xperia PLAY は最高のゲーム機となる可能性があり〜

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  • Xperia シリーズ「arc・neo・pro・mini」などを発表
  • Human Curvature (人間的な曲線)」を軸としたデザインは相変わらずセンスあり
  • Xperia ファミリーという形で、スペック、サイズなどの点でハイエンドからローエンドまで揃える
  • 話題の PSP 携帯「Xperia PLAY」は目玉となり、携帯電話のゲームとしては、iPhone を超える最高のレベルに到達した感触
  • 拠点をシリコンバレーにうつし、グーグルと密な連携を取りながら、開発に取り組むことで品質向上を実現とのこと
  • Xperia シリーズでは、NFC は非対応ながら、来年には対応の見込み

◆Motorola
〜世界最強!?スマートフォンの実力で、新端末とタブレットを発表〜

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  • 物理 QWERTY キーボードを搭載した「Droid Pro」の欧州向け「Motorola Pro」を発表
  • デュアルコア搭載端末 (Motorola・LG・SAMSUNG) のベンチマーク対決では、最強の結果を出し、世界最強スマートフォンと言われている「Motorola Atrix 4G」が、AT&T での発売発表
  • Honeycomb タブレットの優先開発権を経て開発を進行している
  • Android3.0「Motorola XOOM」は注目大
    ※HoneyComb 開発優先権は、Motorola、SamsungLG、Electronics3 社

◆Black Berry
〜タブレットへの本格参入によりシェア回復を狙う〜

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  • Research in Motion は、「BlackBerry のアプリ開発者」と共にブースを展開
  • 携帯電話だけでなく、メインは、タブレット端末である「BlackBerry PlayBook」の展示
  • 「BlackBerry PlayBook」 においては、「LTE モデル」と「HSPA+モデル」を追加することを発表
  • BlackBerry においても、2011 年中の NFC 導入が決定、全てのモバイル端末に NFC が導入される見込み

◆Intel
〜「MeeGo」でタブレット市場を狙う〜

mwc901mwc902mwc903Nokia の携帯電話向け「MeeGo」の方針転換に失望しつつも、「MeeGo」のタブレット用ユーザーインターフェース (UI) の開発者プレビュー版を披露

◆中国勢、ONDA、View Sonic など
〜アジア欧州の各メーカーも、それぞれの市場でAndroid携帯とタブレットに注力〜

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  • 中国勢 (shenzhen simtech・rockchip・umeox) の Android 端末 (携帯電話・タブレット) の展示数は、大手メーカーよりも数は多く、各社数十端末を披露、廉価版としての販売戦略をもつとのこと
  • イタリアの ONDA や欧州の ViewSonic も、機能やデザインの個性がある Android 携帯電話、タブレットを展示
  • ViewSonic は、デュアル SIM 対応 Android スマートフォン「V350」、デュアルブート (Windows/Android) 対応タブレット「ViewPad 10pro」などが特徴的

◆Microsoft
〜Windows Phone 7 の性能は抜群、Android・iPhone を脅かす存在に〜

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  • 性能抜群の Windows Phone7 を発表
  • Nokia との提携で Windows Phone 7 の勢力拡大は加速の見込み
  • 大手メーカー (SAMSUNG・LG電子・HTC) も Windows Phone 7 の準備は万端
  • 2011 年後半に向けて、Twitter 連携機能・クラウド (Office ドキュメントのアクセス) 強化・モバイル版 Internet Explorer 9・サードパーティアプリケーションのマルチタスク対応を予定しているとのこと

◆NTTドコモ
〜国内最大手キャリアとして、技術的サービスとグローバル連携の可能性を追求〜

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  • 端末は国内向けの「Regza phone」「LYNX」をメインに展示
  • デザイン重視の「タッチウッド」の展示も行う
  • サービス面では「NFC」と「Felica」の今後の統合の方針をプレゼンテーション
  • 技術面では、音声認識と翻訳を連動させたサービスを展示することで、グローバルサービスへの積極姿勢を見せる
  • 別ブースでは、「ドコモマーケット」の外国の開発者向けに「ドコモマーケット」のプレゼンテーションを実施


iPad で Facebook を使うと気持ちよすぎること、ご存知でしょうか。
デバイスの多様化にあわせてUIを対応していくのは、とてもコストがかかりますが、インターネット事業を展開している以上、今後数年間でモバイル・タブレット・PC・テレビという4つの距離感・サイズ感を意識したサービス (UI) を考えていく必要があります。

来週から実施予定の弊社スマートフォン専門部隊による、「ディレクターブログジャック」にご期待ください。

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