こんにちは、コスプレサイトCureを運営しています乾たつみです。
6月12日、としまえんにてCureが企画するコスプレイベント「Cure Cosplay Festival vol.3 (以降 CureFes)」を開催しました。普段はWeb関連のディレクション、営業が主な仕事ですが、年に数回、顧客満足度を向上させる為に、コスプレイベントを開催する事があります。
コスプレイヤーは、大まかに下記の3箇所のいずれかでコスプレ写真を撮影しています。
コスプレイベントが通常のイベントと大きく違う点が「更衣室」と「メイクスペース」「クローク」の確保が必要と言う部分です。
コスプレイヤーは家からコスプレした格好で会場に行く事はなく、会場に用意された更衣室にてコスプレに着替えます。着替えた後には写真栄えするようにメイクも舞台ばりに大げさに施します。メイクも済めば衣装などを入れたきたカート (小型の旅行カバン) をクロークに預け、コスプレ写真を撮りに会場内に向かいます。
この「着替え」「メイク」「クローク」を上手く入場人数にあわせて用意し運営出来ることが、コスプレイベントの良し悪しを決定すると言っても過言ではありません。私たちが開催したCureFesもこの部分にかなり注力しました。
そしてもう一つ、コスプレイベントは「ステージ」を使った催し物が一般的ではありません。普通のイベントではステージにて催し物があるのが当然ですが、コスプレイベントは『巨大な撮影会』なのでステージで催し物をしても観に来る人は少ないのです。お客様がコス「プレイヤー」である為に、他人を観に来るのではなく、「自分自身」の写真を撮りにくるのが目的な為にステージを用意しても集まって来ないのです。
しかし、Cureではそれでもあえてステージを用意し、コスプレイヤーに人気のある「声優」をゲストに呼んだり、コスプレイヤーが出場出来るのコスプレファッションショーをしています。特に「コスプレファッションショー」は初め、観に来る人よりも、自分が楽しめるステージにする事に主軸をおきました。
コスプレファッションショーがコスプレイヤーの中で新しい「遊び」として根付けば、自然と観に来るコスプレイヤーは増えます。実際、第1回は2〜3人の観客数でしたが今ではステージの周りを囲むくらいに増えてきました。
それではコスプレファッションショー「Cure Cosplay Collection」の準備から本番までの裏側を書いてみたいと思います。裏舞台を知らない人には「人気のあるコンテンツだから当日集めてステージに乗せればあとは自由にコスプレイヤーがやってくれる」と思われますが、下準備なしで出来るほど簡単な物ではありません。
いずれはぶっつけ本番でも、しっかり成立出来るような「遊び」に仕上げたいとは思うのですが、いまはまだショーとして成功させ育てていかないといけない時期ですので下準備は必須です。大体2ヶ月くらい前から始めます。
そして、コスプレファンションショーの出順を決める際で一番の懸念点が「被り」です。「被り」とは2人以上の出場コスプレイヤーが同じキャラクターを予定衣装として選択することです。予定衣装はコスプレイヤーが「この衣装でステージに臨む」自慢の衣装ですから、コスプレイヤーのモチベーション的にも、気軽に変更をお願いする事はできません。
そこで、順番を離してみたり、あえて間に関連のあるキャラクターを挟んだりして、出順を考慮します。この組み立てを誤ると、どんなに素晴らしいコスプレイヤーが出てきてもまとまりのないステージになってしまいます。
集合できる時間にも限界がありますし、開園の時間までに終了しないといけないので、正味1時間で60人近くのコスプレイヤーに動きを把握して頂かなければなりません。リハーサルが要領よく実行できれば8割方成功したのも同然です。
他にも舞台袖で鏡を渡してみたり、終わって袖に入ってきた出演者に「良かったですよ」と一言掛けるなどケア的な仕事も「ファッションショーに出て良かった」と出演者に思っていただける要素になります。最終的に「次もファッションショーに出てみたい」と出演者に思わせれば、成功です。
Cureはこれからも、Webでのコスプレコミュニティの運営と共に、コスプレイベントの運営にも携わってゆきます。次回、Cure主催のコスプレイベントを開催する際にはスタッフとして、一緒にコスプレ文化を創ってみませんか?
6月12日、としまえんにてCureが企画するコスプレイベント「Cure Cosplay Festival vol.3 (以降 CureFes)」を開催しました。普段はWeb関連のディレクション、営業が主な仕事ですが、年に数回、顧客満足度を向上させる為に、コスプレイベントを開催する事があります。
コスプレイヤーは、大まかに下記の3箇所のいずれかでコスプレ写真を撮影しています。
- 会館やビルなどの展示ホール (屋内型コスプレイベント)
- 遊園地や公園 (屋外型コスプレイベント)
- 撮影スタジオ (少人数での撮影会)
通常のイベントとコスプレイベントは何が違う?
コスプレイベントが通常のイベントと大きく違う点が「更衣室」と「メイクスペース」「クローク」の確保が必要と言う部分です。
コスプレイヤーは家からコスプレした格好で会場に行く事はなく、会場に用意された更衣室にてコスプレに着替えます。着替えた後には写真栄えするようにメイクも舞台ばりに大げさに施します。メイクも済めば衣装などを入れたきたカート (小型の旅行カバン) をクロークに預け、コスプレ写真を撮りに会場内に向かいます。
この「着替え」「メイク」「クローク」を上手く入場人数にあわせて用意し運営出来ることが、コスプレイベントの良し悪しを決定すると言っても過言ではありません。私たちが開催したCureFesもこの部分にかなり注力しました。
そしてもう一つ、コスプレイベントは「ステージ」を使った催し物が一般的ではありません。普通のイベントではステージにて催し物があるのが当然ですが、コスプレイベントは『巨大な撮影会』なのでステージで催し物をしても観に来る人は少ないのです。お客様がコス「プレイヤー」である為に、他人を観に来るのではなく、「自分自身」の写真を撮りにくるのが目的な為にステージを用意しても集まって来ないのです。
しかし、Cureではそれでもあえてステージを用意し、コスプレイヤーに人気のある「声優」をゲストに呼んだり、コスプレイヤーが出場出来るのコスプレファッションショーをしています。特に「コスプレファッションショー」は初め、観に来る人よりも、自分が楽しめるステージにする事に主軸をおきました。
コスプレファッションショーがコスプレイヤーの中で新しい「遊び」として根付けば、自然と観に来るコスプレイヤーは増えます。実際、第1回は2〜3人の観客数でしたが今ではステージの周りを囲むくらいに増えてきました。
コスプレイベント成功のための5ステップ
それではコスプレファッションショー「Cure Cosplay Collection」の準備から本番までの裏側を書いてみたいと思います。裏舞台を知らない人には「人気のあるコンテンツだから当日集めてステージに乗せればあとは自由にコスプレイヤーがやってくれる」と思われますが、下準備なしで出来るほど簡単な物ではありません。
いずれはぶっつけ本番でも、しっかり成立出来るような「遊び」に仕上げたいとは思うのですが、いまはまだショーとして成功させ育てていかないといけない時期ですので下準備は必須です。大体2ヶ月くらい前から始めます。
1. メインレギュラーの確保
ファッションショーに出るコスプレイヤーの中でも、何回かCure Cosplay Collectionに出場した経験者を揃える必要があります。全員が初めてのメンバーだとリハーサルだけで膨大な時間が必要となり、ショー前の裏方で期待より不安を覚える方が多くなります。その結果、パフォーマンスが上がらず不完全燃焼を起こし、悪いイメージが残ってしまいます。それを避けるためにも、主軸となり初心者を牽引する経験者を集めます。2. 新規参加者募集
経験者がある程度、揃ったところで、新規でコスプレファッションショーに参加を希望する人を集めます。この新規参加者が増えれば増えるほど、新しいムーブメントとし認知されて行きますし、メインレギュラーの候補が増えることになります。3. 予定衣装の回収
参加されるコスプレイヤーが、どの作品、どのキャラクターの衣装で出場するかを予め聞いておきます。この作業が一番時間がかかりますが、「ランウェイ」一番重要なポイントになります。そして、コスプレファンションショーの出順を決める際で一番の懸念点が「被り」です。「被り」とは2人以上の出場コスプレイヤーが同じキャラクターを予定衣装として選択することです。予定衣装はコスプレイヤーが「この衣装でステージに臨む」自慢の衣装ですから、コスプレイヤーのモチベーション的にも、気軽に変更をお願いする事はできません。
そこで、順番を離してみたり、あえて間に関連のあるキャラクターを挟んだりして、出順を考慮します。この組み立てを誤ると、どんなに素晴らしいコスプレイヤーが出てきてもまとまりのないステージになってしまいます。
4. リハーサル
本来であれば前日や違う日にリハーサルを行えれば良いのですが、日本中から参加者が集まっているいるイベントですので、遠方の方の事も考慮して開園前にリハーサルを行います。集合できる時間にも限界がありますし、開園の時間までに終了しないといけないので、正味1時間で60人近くのコスプレイヤーに動きを把握して頂かなければなりません。リハーサルが要領よく実行できれば8割方成功したのも同然です。
5. 本番
本番前は如何に出場コスプレイヤーの不安を取り除き、モチベーションを上げさせるかが進行の重要な仕事になります。出場者に声をかけたり、冗談を言ってみたりしながら肩の力を抜いてもらいます。他にも舞台袖で鏡を渡してみたり、終わって袖に入ってきた出演者に「良かったですよ」と一言掛けるなどケア的な仕事も「ファッションショーに出て良かった」と出演者に思っていただける要素になります。最終的に「次もファッションショーに出てみたい」と出演者に思わせれば、成功です。
Cureはこれからも、Webでのコスプレコミュニティの運営と共に、コスプレイベントの運営にも携わってゆきます。次回、Cure主催のコスプレイベントを開催する際にはスタッフとして、一緒にコスプレ文化を創ってみませんか?
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