はじめまして!新規開発グループのNobeです。

オンラインゲームではよく聞くβ版・βテストという言葉。
最近ではWEBサービスにおいても「β版」という言葉がみられるようになりました。本日は、その定義とノウハウをお伝えさせて頂こうと思います!

β(ベータ)版とはそもそもどんな意味なのか。

Wikipediaではこう書かれています。
ベータ版(ベータばん、β版)とは、正式版をリリースする前にユーザーに試用してもらうためのサンプルのソフトウェアである。
ベータバージョン、試用版(しようばん)、あるいは俗語的に人柱版(ひとばしらばん)という場合もある。

人柱(笑)

さらに、オープンベータとクローズドベータというものがあり、
一般向けにオープンに公開するか、ユーザーを限ってクローズド公開するかに分かれます。

ゲームなどでみるベータ運用の一般的に認知されている目的は、
・バグフィックス
・負荷試験
・デザイン・機能などユーザーからの意見の吸い上げ

と捉えられることが多いかと思います。


では、Webでいうβ版って?


Webサービスでいうβ版は、バグフィックス・負荷試験がメインではないように思います。

メディアとして大衆に触れる以上、通常のサービスリリースと同じように、テストケースなどを事前に用意し、しっかりQMテストをしてリリースを行う必要があるからです。

ならばWebサービスでβ版として出す目的ってなんなのさ?
という答えがこちらです。

・ユーザーでも使いやすい形にUIを調整する。
・機能のプライオリティのチェック
 つまり、この機能はあまり使われていないから、外そうなど。
・使われるケースの洗い出し(どんな新しい使われ方をするかなど)
・データの蓄積
 後述します


単に「β」と付いているサイトをちらほら見かけますが、これなんでβなんだろう。
いつまでβ?と思うことが往々にしてあります。

多少の不具合があってもベータ版だから・・というネガティブな考えでは、β版は成功しません。
なかなか難しいところですが「あ。だからβ版なんだな」とユーザーに分かってもらうことも大事なことかと思います。


どんなWEBサービスで「β版」という言葉が有効に作用するか


こんなWEBサービスに有効です。
・全く新しい形のソーシャルメディアまたはプラットフォーム
 つまり、使われ方・使うユーザーが読めないとき
・一定以上データを蓄積することで、
 メディアとしての価値が生まれるサイト
 つまり、CGM(消費者生成メディア)型のサイトで、ある程度データを蓄積したいとき

 (例:MIXI・Facebook・Twitter・ニコニコ動画)


β版成功の秘訣は「試用」ではなく、「拡張前提」という定義で出すことと言えましょうか。
そして、それをユーザーに理解してもらうことも大事です。
例えば、Twitter、Facebookで積極的に「フィードバックのお願いをします」と呟き、
受けたフィードバックをもとにサイトに反映したらサイト上や、ブログTwitterを通して、即座に報告。
このフローを実行するだけでも、ユーザーと開発者が一丸となってサイトを作るというβ版の理想の図が浮かびます。


ユーザーから効果的にフィードバックを吸い上げる



ログやヒューリスティック分析を行って改善するのはもちろんですが、
より短時間で、クリティカルな改善点を見つける為にはユーザーからの意見が必要です。

お問い合わせフォームからの意見投稿という形で、要望受け付けるのはもちろんですが、もっと気軽にフィードバックという形でユーザからの意見を拾うことがβ版成功の鍵と言えます。


フィードバックフォームへの誘導方法で参考になるサイト



まず、設置場所で参考になるサイトを挙げてみます



▼Facebook
http://www.facebook.com/

誘導元
facebook1


投稿画面
facebook2





▼Stoome
http://stoome.com/

誘導元
stoome


投稿画面
stoome2



▼シャウリバ
http://s.hout.jp/effector/

誘導元
shout1


投稿画面
shout2



フォームの形としてはこんな種類が見られます



▼必要事項を必須にするパターン
Apple
http://www.apple.com/jp/contact/feedback.html

▼選択だけのパターン 
Microsoft
http://www.microsoft.com/japan/mac/feedback

▼コミュニティをつくり、他のユーザーに対しても可視化したパターン
Naver
http://uservoices.naver.jp/


さらに設置場所、機能共に参考になるパターンがこちらです


Google+登場あたりからみられるようになった、Googleの意見フォーム

誘導元
google


投稿画面
google2


この先のプレビュー画面から察すると、みていた状態の詳細(ブラウザ環境・そのときのページソース・データ送受信のパフォーマンス・画面キャプチャ)が自動でGoogle側に送られるみたいです。
なんて高機能なんでしょう!


フィードバックは、ユーザーの常に目につきやすい位置に導線を置き、
投稿しやすい(気軽さ)形式であることが良いと思われます。



オープンベータ実施中!


f42de0fd


ライブドアでも先日、新サービス「ANKER(アンカー)」をオープンベータ版として、リリースしました。
ゲーミフィケーションというゲーム要素を盛りこみつつ、
FacebookのIDを使って参加してオープンに発言するという新しいタイプのサービスです。

ANKERにおいてのβ版の目的

・面白いトピックを蓄積する
・どのようなコンテンツが相性が良いのかを知る
・より良いUIを目指す
・機能を拡張する
・ゲーミフィケーションのバランス調整


ANKERでは他のユーザーから「いいね!」を貰うことによりで経験値が入り、称号や段位が上がって行きます。

既にフィードバックを受けて、
バランスの調整を(いいねのしきい値調整)したりしています。
常にフィードバックに目を配り、よりよいサービスに成長させていくよう頑張りますので、
みなさんも是非使ってもらえたら幸いです。


さて!
ディレクターブログのフィードバック、且つβ期間中のANKERをより良く知っていただくために、
TEAM ANKERではこんなトピックを用意しました!
開始から5年目に突入したライブドアディレクターブログでのあなたのベストエントリーを教えてください!
http://anker.to/topic/65/


読者のみなさんの印象に残っているディレクターブログ記事を教えてください!


ライブドアでは、トライアンドエラーに楽しんでチャレンジできるディレクターを募集しております。