こんにちは。『livedoor Blog』のディレクターをしている久野と申します。ライブドアには新卒で入社して、今年でもう3年目になりました。

さて、ライブドアのようなインターネット関係の会社であるなら、仕事のやり取りをメールで行うのは基本です。IM や IRC などもコミュニケーションの手段としてはありますが、やはり大部分はメールで行います。

私の場合、参加しているメーリングリスト(以下、ML)は40以上ありまして、1日の受信メール数はスパムも含めると数千通にもおよびます。メールソフトの『Becky!』で、およそ70個のフィルタリングルールを作成し、なんとか処理しているという感じです。

仕事として届くメールでは、レポート系のメールが特に多いです。たとえば、私の担当している『livedoor Blog』のMLでは、日々の開設者数や投稿数、各ページのPV・UU、さらにはプラグインひとつひとつの設置数など、膨大な情報が送られてきます。

こんなにたくさん!
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ウェブディレクターとしては、どの情報もサービスを運営しているうえで重要になってくるので、それらのメールに目を通しておく必要があります。とはいえ、その数が膨大となると管理するのも大変です。そこで、『Becky!』でカンタンにレポートメールを管理する方法をご紹介します。

1.エクスポート
『Becky!』にはメールをテキストファイルとして保存するエクスポート機能があります。たとえば、5月分のレポートメールすべてを、テキストファイル(UNIX mbox形式)にまとめてエクスポートしてしまいます。

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2.データの抽出
『秀丸エディタ』で、さきほどのテキストファイルを開きます。今回は、 “「フリーエリア」プラグイン設置数の推移(5月分)”を調査しようと思います。このレポートメールでは“memo: 564991”という形式で書かれています。「memo」というのは「フリーエリア」プラグインのシステム上の名称で、後ろの数字がプラグインの設置数です。そこで『秀丸エディタ』の検索機能から「grepの実行」を以下のように実行します。

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すると、5月の31日分すべてのフリーエリア設置数が抽出されます。元のエクスポートしたテキストファイルは全部で4万行もありますが、1秒程度ですぐに結果が出ました(パソコンのスペックによります)。

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あとは『Excel』にも貼り付けられるように、余分な部分を削除すれば完了です。

この手法のキモとしては、レポートメールに後から再利用できるように、処理のしやすい形式で記述しておくと便利ということです。上記の「プラグイン名称: 設置数」といったように、項目とデータを1行にまとめておくといいと思います。“grep”するとヒットした行が抽出されるので、項目とデータを1行にまとめておく抽出の作業が楽になりますよ。

さらに、「正規表現」を利用すればもっと複雑な処理も可能になります。この「正規表現」については、またの機会にご紹介しようと思います。

ほな