ライブドアにてディレクターを担当している渡辺と申します。入社して一年未満という浅いキャリアの新人ディレクターです。この場では入社前の志望動機と現状を照らし合わせ、振り返っていきたいと思います。

私事ですが、ライブドアに入社する前は、ある企業の海外向けイントラネットを運用・構築するネットワークエンジニアをしていました。この仕事にも魅力的な面はありましたが、自分の仕事がどこに影響し、どのように結果をもたらしているのか見えにくいという面もありました。また、大企業ゆえに時間をかけて判断をするというのは当然のことかもしれませんが、私としては「もう少しスムーズにできたら」とも思ってもいました。

そこで私は、「もっと成長したい!」という思いと共に、自分が目指す方向性も考えて転職にいたりました。そのときの志望動機は大きく3つありました。

1.風通しのよい職場。
2.自分で考える仕事。
3.自分が成長できる仕事。

また、ライブドアのブログをはじめとした“CGMコンテンツ”に対して、可能性を感じていたという理由もあります。

入社してからは“ライブドアの仕事”に驚かされました。とにかく……仕事が速い! 慎重でありながら、スピードを重視。以前の会社でも会議は多くありましたが、それは会議のための会議であり、中身の薄いものも多く見受けられました。もちろんライブドアでも会議はありますが、会議で出たプランがその数時間後に機能として追加されているなんてこともあります。目的が伴っている会議が多いということですね。

では、自分は会社に何ができるのか? 会社に何を求められるのか? それを体験したことからお話したいと思います。

●「仕事を任される!」
私は新入社員ですが、一日に何万人もの利用者がいるコンテンツを任されています。以前にもディレクターの Andyさんが書いていたような、「谷底につき落とされ、はい上がってくる」的なことは、仕事のなかでよくあります。ディレクターは、プログラマーさんやデザイナーさんに、自分のやりたいことを理解してもらえるように伝える必要があり、それができないと谷底へ……。ですので当然のことながら、自分の持ちうるすべてでぶつかっていきます。うまくいかないことも多いですが、考え方によっては良いチャンスです。なぜならば、自分の考えた企画が実現するかもしれないのです。そんなチャンスは、なかなかないと思います。谷底に突き落とされても、何度も何度も壁をよじ登ります。完成したコンテンツを想像しながらモチベーションとテンションを高め、なんとか喰らいつくことができるという感じですね。

●「結果を求められる!」
仕事を任されれば、当然結果も求められます。これはすごく当たり前の話ですが、会社の“いちスタッフ”という感覚でいると、そういうことにも鈍感になりがちです。会社の利益は気にしないでも済んでしまうというケースもあるのではないでしょうか? しかし、ここでは担当コンテンツの成績が悪ければ、コンテンツの存続に危機が……。業務を淡々とこなすだけでは足らず、全体を見渡す必要があります。責任感はさることながら、やりがいも感じられます。

こうして振り返ってみると、私が会社に望んでいたものが“ライブドアにはそろっていた”といえます。「恵まれた環境を生かしているか?」という問いに、「はい」と言い切れないのは情けないのですが、今後は初心を忘れずに、精いっぱい自分を試していきたいと思っています。そして、自分の成長を担当コンテンツへとフィードバックし、業務にあたっていきたいと考えています。

今後ともlivedoorをどうぞよろしくお願い申し上げます。