こんにちは、櫛井です。
現在はPC版のPICSやAuthなどのPCサイトを主に担当していますが、昨年の4月に公開されたlivedoor PICSのモバイル版の開発についてお話しようかと思います。
(当時はモバイルの部署におり、livedoorのモバイルサイトを色々と作っていました)
機能面などはプレスリリースや開発日誌などをご覧いただくとして、livedoor PICSモバイル版の開発は以下の手順で行いました。
■モバイルサイト作成の下準備
元々PC版でlivedoor PICSというPCサイトをスタートしていたので、基本的にはモバイル版で見る際の要件をまとめ、連携する他のコンテンツの状況を調査し、見せ方を資料に落とし込んでいく作業というのをまず行います。
私の場合は最初は手書きです。要件やイメージをざっくり形にするだけなので大抵は30分くらいで一気に書きます。
かなり汚いですが、こういうカンジです。


小さくて見えないかも知れませんが、ボツになった機能などもありますね。
もちろんこれをデータ化して肉付けをしていきます。
実際にデータ化した資料を一部抜粋して掲載しておきます。




この仕様書兼遷移図のデータ化+肉付け作業でだいたい2日くらいでしょうか。
※ちなみに現在のlivedoor PICSモバイル版は更に進化していて使いやすさも向上しています
■要件が決まったら
プログラマさんと相談して、サーバ構成や不要な機能などの削除を検討していきます。
サーバーの手配などを確認しつつ実際の構築作業に入り、だいたい2週間ほどで公開できるレベルまで持って行きます。
■着手から公開まで
このlivedoor PICSモバイル版というプロジェクトの着手は2005年の11月頃に開発に着手していますので約5ヶ月かけての公開になりました。
サイトの規模にもよりますがlivedoorでの通常モバイルサイトの開発は、着手から平均2週間〜2ヶ月くらいでサイト公開までを行います。開発スピード感としては業界的には早いほうかなと思います。
※新規サイトなどの場合はコンセプトを決めたり盛り込む機能の取捨選択をしたりと色々と検討する事項が多いので時間がかかる場合もあります
■開発の体制
livedoorのモバイルサイト開発は、ディレクター1人+プログラマ1人で作ることが多いです。(もちろん例外もあります)
割り振りとしては、プログラムを書く以外の作業を全てディレクターが担当して一気に作りこみます。承認や連絡などの連携は担当者が少ないほうがいい場合もありますので、開発人数が少ないというのがスピード感を早められる理由の1つではないかと思っています。
■おわりに
「プログラムを書く以外の作業全て」とさらっと書いてしまいましたが、その全てを円滑に行うためには様々な能力が求められます。
<基本的なところ>
・デザイン能力
・ことばのセンス
・HTMLコーディング能力
<応用や経験を必要とするもの>
・スケジュール管理能力
・客観的な評価をする俯瞰力
・バグを見つける発見力
・問題点を改善するための折衝能力
などなど、挙げ始めたらキリがありません。
色々なものを一気に求められるというのはディレクターとしてはプレッシャーにもなりますが、他の会社には無いほどのやりがいを感じますし無事にサイト公開を迎えた日は感慨深いものがあります。
大変な状況を1つ、また1つと乗り越えていきlivedoorのディレクターは成長していくのです。
現在、ライブドアではディレクターを募集しています。
現在はPC版のPICSやAuthなどのPCサイトを主に担当していますが、昨年の4月に公開されたlivedoor PICSのモバイル版の開発についてお話しようかと思います。
(当時はモバイルの部署におり、livedoorのモバイルサイトを色々と作っていました)
機能面などはプレスリリースや開発日誌などをご覧いただくとして、livedoor PICSモバイル版の開発は以下の手順で行いました。
■モバイルサイト作成の下準備
元々PC版でlivedoor PICSというPCサイトをスタートしていたので、基本的にはモバイル版で見る際の要件をまとめ、連携する他のコンテンツの状況を調査し、見せ方を資料に落とし込んでいく作業というのをまず行います。
私の場合は最初は手書きです。要件やイメージをざっくり形にするだけなので大抵は30分くらいで一気に書きます。
かなり汚いですが、こういうカンジです。


小さくて見えないかも知れませんが、ボツになった機能などもありますね。
もちろんこれをデータ化して肉付けをしていきます。
実際にデータ化した資料を一部抜粋して掲載しておきます。




この仕様書兼遷移図のデータ化+肉付け作業でだいたい2日くらいでしょうか。
※ちなみに現在のlivedoor PICSモバイル版は更に進化していて使いやすさも向上しています
■要件が決まったら
プログラマさんと相談して、サーバ構成や不要な機能などの削除を検討していきます。
サーバーの手配などを確認しつつ実際の構築作業に入り、だいたい2週間ほどで公開できるレベルまで持って行きます。
■着手から公開まで
このlivedoor PICSモバイル版というプロジェクトの着手は2005年の11月頃に開発に着手していますので約5ヶ月かけての公開になりました。
サイトの規模にもよりますがlivedoorでの通常モバイルサイトの開発は、着手から平均2週間〜2ヶ月くらいでサイト公開までを行います。開発スピード感としては業界的には早いほうかなと思います。
※新規サイトなどの場合はコンセプトを決めたり盛り込む機能の取捨選択をしたりと色々と検討する事項が多いので時間がかかる場合もあります
■開発の体制
livedoorのモバイルサイト開発は、ディレクター1人+プログラマ1人で作ることが多いです。(もちろん例外もあります)
割り振りとしては、プログラムを書く以外の作業を全てディレクターが担当して一気に作りこみます。承認や連絡などの連携は担当者が少ないほうがいい場合もありますので、開発人数が少ないというのがスピード感を早められる理由の1つではないかと思っています。
■おわりに
「プログラムを書く以外の作業全て」とさらっと書いてしまいましたが、その全てを円滑に行うためには様々な能力が求められます。
<基本的なところ>
・デザイン能力
・ことばのセンス
・HTMLコーディング能力
<応用や経験を必要とするもの>
・スケジュール管理能力
・客観的な評価をする俯瞰力
・バグを見つける発見力
・問題点を改善するための折衝能力
などなど、挙げ始めたらキリがありません。
色々なものを一気に求められるというのはディレクターとしてはプレッシャーにもなりますが、他の会社には無いほどのやりがいを感じますし無事にサイト公開を迎えた日は感慨深いものがあります。
大変な状況を1つ、また1つと乗り越えていきlivedoorのディレクターは成長していくのです。
現在、ライブドアではディレクターを募集しています。
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