こんにちは、livedoorにてモバイルを担当しているディレクターの岡本です。今日は、社内のケータイコンテンツに関するデバッグ事情をご紹介します。

まず、皆さんは以下のケータイに関することを憶えてますか? もしくは、知っていますか?

・ケータイにカメラが搭載された時のこと
・QVGA規格のケータイが発売されて画面の解像度が格段にあがったこと
・DoCoMoのFOMA900シリーズが発売されて大容量のデジタルコンテンツが楽しめるようになったこと
・Vodafone(現SoftBank)の3G規格ケータイの到来により、どのケータイサイトも対応に四苦八苦したこと


上記の出来事はとても昔のことのように思えますが、実際にはほんの何年か前の出来事なんです。そんな歴史を物語るのが以下の写真です。

携帯電話

早いですよね……、モバイルの流れは。私の所属しているモバイルメディア部では、ひとり3〜4台のケータイ、多い人は10台ほどのケータイを確保して管理しています。

今でこそパケット定額制が普及していますが、以前はパケ死状態の人も多くいたかと思います(いまでは死語ですね)。そんなケータイとにらめっこをしながら、私たちがどのように業務を進めているかというと……

確認中

……と、こんな感じでやってます。2〜3台のケータイを並べ、メインとなる高スペックのケータイで操作をしつつ修正。それらを繰り返し、ひととおりOKであれば他のキャリアへ移る。それから前世代のケータイなど、新旧問わず特徴のあるケータイでも確認を進めていきます。

いま説明したのは特に問題ないノーマルな場合のやり方ですが、やはり「このケータイだけ、このキャリアだけうまくいかない!」なんてことも日常茶飯事。いま、うちの部署でアツいのが以下のような問題です。

・各サイト、サービスでのXHTML化

課題:各キャリア、世代で微妙に違う
対応:切り分けか所の洗い出し。該当箇所をMACROで一括管理

・Willcom対応
問題:ブラウザがいろいろあり、コード定義が厳しい
対応:細かくコードを見直す
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・デコメールでのメール配信
問題:絵文字がうまく出ない、デコメール非対応ケータイの取り扱い
対応:キャリア仕様書を細かくチェック。あとはゴリゴリ修正して確認をするという繰り返し

それらの問題も四苦八苦しつつも整理をして解消し、各サービスに反映されてきています。ガチンコ気分でデバッグするのも大事なのですがやはり「普段からケータイを使う」「いろんなサービスを試す」などの実践的な部分がいちばん大事だと、最近つくづく思ってます。

そんな作業も、livedoor では楽しみながら仕事ができますし、楽しみを仕事につなげることができます。余談ですが、当然のことながら最新の機種はもちろん、化石のような古い端末などにも触れることができるので楽しい職場です(自分が機種変更する際にもかなり役に立ちます)。

これからも『ケータイ livedoor』や『nowa』などをはじめ、livedoor コンテンツをよろしくお願い致します。