こんにちは、ニュースグループに所属している高橋です。主に『livedoor ニュース』の自社記事を担当しています。今回はニュース記事を作成するにあたって、2つのポイントを紹介します。

■効率的なニュース記事の生成サイクルを生み出す
記事を配信する側として、「世間ではどんな事が話題になっているのか?」「配信した記事はどのくらい反応を得たのか?」という部分がいつも気になります。そこで、毎日以下の3つのことをしています。

1.『livedoor リーダー』で、いま何が話題になっているのかをチェック
これは1日に何度もチェックしています。特に『livedoor リーダー』の OPML のニュースパックは重宝しています。おすすめのコンテンツがパックされているので、それをインポートすれば複数のニュースサイトをすぐに購読できるので便利です。

『livedoor リーダー』おすすめフィード

2. 気になることはすぐに検索、そしてブックマーク
話題になっていることや気になったことに関して、すぐに検索します。日常的にネットしている方にとっては当たり前といえることかもしれませんが、事実についてもより深く知ることができますし、そこで予想外の収穫を得ることもあります。参考になるブログやニュースに関してはブックーマークしてストックし、まとめて読んでいます。

3.ユーザー反応を確かめる
配信した記事に対して、どのような反応があったのかを調べるため、ブログ検索をしています。そこで感想や意見をチェックすると、どのような話題に興味を持ってもらえたのか分かり、今後の記事の参考にもなります。

2番の検索から生まれた事例として、ある雑誌の発行部数のネタが ML に流れました。そこで、検索をかけていろいろ調べていた際に、ある広告代理店のブログが目に留まりました。そこではその雑誌の発行部数についてデータを用いて事細かに分析されており、興味深い内容でした。

私はその URL をメールに貼り付けて ML に送りました。すると「このブログはおもしろい!」ということになり、さっそく『livedoor ニュース』に記事を提供していただくべく翌週には交渉に向かい、その翌週には一提供元として参画していただいたのです。こういったスピードと決断の早さは、ほかにはないライブドアの良さです。このように、情報提供元を探すこともニュースチームの仕事のひとつです。

その提供元からいただいた記事を配信するとさっそく話題になり、とあるブックマークサイトでは130以上ものブックマークがされていました。話題になるネタはあらゆる所に隠れているのだなと感じた1コマです。

■数あるニュースサイトと差別化を図る
私のお気に入りの本の一つに『アマゾンのロングテールは二度笑う』という本があります。これはビジネス書の入門的な本ですので、読みやすくおすすめです。本書ではさまざまな企業の成功事例を用いて8つの戦略を紹介。有利な土俵で戦うことが大切だと解いているのですが、いくつか参考になる部分がありました。

・差異化(競合相手との違い)
・オンリーワン戦略(競合他社が入りにくい土俵)


世の中にはニュースサイトが山ほどあります。時事ニュースはみな同じです。それ以外の部分で違いを出すとしたらオリジナルのコンテンツが必要です。ならば『livedoor ニュース』にしかない話題を提供できないか? オンリーワンになれる話題性のある記事の提供はできないか? そういった成功事例のひとつとして『独女通信』が挙げられるのではないかと思います。

今後もオリジナルの部分に力を入れ、おもしろい・ためになると思っていただけるニュースをご提供していきたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いします。