こんにちは。livedoor でディレクターをしているナガナガと申します。
ライブドアに入社してから3年が経とうとしていますが、まだまだ日々勉強という毎日を送っております。入社当初は、コスプレコミュニティサイト『Cure』のお手伝いをしていました。現在は『livedoorトレビアンニュース』、『livedoor フォーチュン』(占い)を担当しています。

■どんなときでもメモを取ろう
ディレクターという仕事をしていると、必然的に大小さまざまな会議に参加することになります。大きな会議であれば「ちゃんとメモをとろう」と気も引きしまるものですし、場合によっては書記として議事録をとることもあります。ですが、ちょっとした打ち合わせになるとついつい口頭でのやりとりだけで済ませてしまいがちです。ここで指している「ちょっとした打ち合わせ」とは、会議室やフリースペースで行うものだけではなく、お昼ご飯やコーヒー休憩なども含まれます。

しかし、この「ちょっとした打ち合わせ」でこそ、積極的にメモをとったほうがいいのです。理由はふたつ、“メモをとる姿勢”と“メモする内容”の違いにあります。

大きな会議は議題が多く、多岐にわたります。多数の参加者がいるので、意見も数多くでます。時間も長時間にわたる場合がほとんどです。メモすべき内容が多すぎ、発言も追いきれず、集中力もとぎれてくるので「議題と結論だけ箇条書きにしてまとめておけばいいや」などと、どうしても受け身なメモのとり方になってしまいがちです。

一方、小さな打ち合わせであれば、議題が少なくまとまっているため、より詳細な話ができます。参加者も限られているので気軽にディスカッションができ、比較的短時間で済むので集中を保っていられます。議題の背景にある本質的な話までさかのぼってメモしたり、本題から外れた雑談の中で光った興味深いやりとりをのこしておいたりと、「攻めの姿勢のメモ」をとることができます。

また、受け身の姿勢でとったメモは単なるまとめや清書になってしまうことが多く、あとでメモを読み返したときにあまり役に立たない、いわば「死んだメモ」しか残らない、という場合が多くあります。

その点、攻めの姿勢でとったメモには、議論のなかでのやりとりや背景事情についての補足など、あとから読み返したときに結果そのものよりも価値ある「生きた情報」が残されているので、非常に有用で重要なものになるのです。

■メモを取るもうひとつのメリット
さらにもうひとつ、会議中にメモをとるメリットがあります。会話の流れのなかで“わかったつもり”になっていたことを改めて文章にすると、思うようにすらすらと書けないものです。「生きたメモ」をとることによって、わかったつもりで聞き流してしまうことも頭のなかでちゃんと整理されるので、理解が深まります。

「ちょっとした会議でこそとれるメモ」を上手にとれば、現在取り組んでいる仕事を効率良くできるのはもちろん、未来の自分に「過去の自分がやっていた仕事」を知る手がかりをのこすこともできます。自分のために書くメモだからこそ、資料や議事録とは違う、独特の価値をもったものにしていきたいものです。