こんにちは。ポータルサイト livedoor のトップページ運用を担当している中村です。さて、私が担当している運用か所のひとつに、「おすすめ情報」があります。

このエリアには、livedoor の各サービスの新着情報やキャンペーンなどを伝える“livedoor の最新スポット”というものがあるのですが、文章を形成していく際にいくつかのポイントがあります。
「短い文字数のなかで、いかに効果的にPRできるか?」これは私にとって日々の研究テーマなのですが、実践していることのひとつに“カッコを上手に使う”といったものがあります。
■何を強調するかによって変わる、カッコの使い分け
カッコにはさまざまな種類があり、使用目的によってどれを選ぶかが変わってきます。どれも基本的なことですが、意識をせず間違ったカッコの使い方をしてしまうケースもあるので、覚えておくと便利でしょう。
※参照『伝わる、WEBテキストのつくりかた -知っておきたい文字情報デザインテクニック』より。
■効果的なカッコ利用方法では、例としてカッコを使った小スペースで目をひく文書を作ってみましょう。仮に私がベストセラー作家だったとして、サイン本をプレゼントする企画が livedoor であったとします。概要は以下の通りです。
概要のなかから、いくつかポイントをしぼりだします。
【チャンスは11/11まで】ササヤマ星文学賞を最年少で受賞した中村先生のサイン本が10名さまに当たる!
と書ければよいのですが、おすすめ情報のスペースに載せられる字数をオーバーしてしまいます。ここで最低限の情報を抽出します。
↓特定の人物名を出さずに「人気作家」と書くことで興味を持ってもらいます。そうすることでクリックしてもらう確率を高め、詳細を知ってもらうことができます。そのような見せ方ができるのは、ウェブページの魅力であるといえるでしょう。
↓さらに、「人気作家」という点を強調します。
↓さらに、「いま応募させる気持ちをおこさせる」
↓日程を具体的に示す場合。キャンペーンやイベント等は、具体的な日付が明記してあるほうが訴求につながります。
というように、「いまユーザーに何をさせたいか」を明確にするため、カッコを上手に使うことを提案します。
■カッコ以外の記号との組み合わせ
記号にはカッコ以外にもさまざまなものが存在しています。〜(波ダッシュ)などは皆さんもよく使用するのではないでしょうか? そこで、最後に間違い探しをしたいと思います。
上記の文章のどこかがおかしい部分です。わかりますか?
これが正解です。
〜(波ダッシュ)は、範囲をあらわすために使うため、“から”“まで”という意味を含んでいます。なんとなく“まで”をつけてしまうと、単なる蛇足になりスペースをムダに使用してしまうことになります。
以前ニュース運用ディレクターによる、「トピックスの見出し編集について」という記事がありましたが、同様にウェブページの世界では1文字、1文字を大切にしていきたいですね。
このエリアには、livedoor の各サービスの新着情報やキャンペーンなどを伝える“livedoor の最新スポット”というものがあるのですが、文章を形成していく際にいくつかのポイントがあります。
「短い文字数のなかで、いかに効果的にPRできるか?」これは私にとって日々の研究テーマなのですが、実践していることのひとつに“カッコを上手に使う”といったものがあります。
■何を強調するかによって変わる、カッコの使い分け
カッコにはさまざまな種類があり、使用目的によってどれを選ぶかが変わってきます。どれも基本的なことですが、意識をせず間違ったカッコの使い方をしてしまうケースもあるので、覚えておくと便利でしょう。
「 」カギカッコ …… 会話や文の引用、または特に重要とする一文を囲む。
『 』二重かぎカッコ …… 品名やタイトル、イベントなどの名称を囲む。
【 】すみつきカッコ …… 章や読み物の題目、または強調したい一文を囲む。
“ ”二重引用符 …… 特に注目してもらいたい一文、カギカッコと混同させないための一文を囲む。
※参照『伝わる、WEBテキストのつくりかた -知っておきたい文字情報デザインテクニック』より。
■効果的なカッコ利用方法では、例としてカッコを使った小スペースで目をひく文書を作ってみましょう。仮に私がベストセラー作家だったとして、サイン本をプレゼントする企画が livedoor であったとします。概要は以下の通りです。
ササヤマ星文学賞を最年少で受賞した、中村先生のサイン本が10名様に当たります。
応募締切は、2007年11月6日〜11月11日です。
概要のなかから、いくつかポイントをしぼりだします。
・○月▲日までの応募期間(現時点で締切まで1週間)。
・抽選で何名さまに当たるのか。
・そのプレゼントがどれだけステキなものか。
【チャンスは11/11まで】ササヤマ星文学賞を最年少で受賞した中村先生のサイン本が10名さまに当たる!
と書ければよいのですが、おすすめ情報のスペースに載せられる字数をオーバーしてしまいます。ここで最低限の情報を抽出します。
1)中村先生のサイン本をプレゼント中!
↓特定の人物名を出さずに「人気作家」と書くことで興味を持ってもらいます。そうすることでクリックしてもらう確率を高め、詳細を知ってもらうことができます。そのような見せ方ができるのは、ウェブページの魅力であるといえるでしょう。
2)人気作家のサイン本をプレゼント中!
↓さらに、「人気作家」という点を強調します。
3)“あの”人気作家のサイン本10名様にプレゼント中!
↓さらに、「いま応募させる気持ちをおこさせる」
4)【締切迫る】あの人気作家のサイン本をゲット!
↓日程を具体的に示す場合。キャンペーンやイベント等は、具体的な日付が明記してあるほうが訴求につながります。
5)【11/11まで】大人気作家のサイン本をゲット!
というように、「いまユーザーに何をさせたいか」を明確にするため、カッコを上手に使うことを提案します。
■カッコ以外の記号との組み合わせ
記号にはカッコ以外にもさまざまなものが存在しています。〜(波ダッシュ)などは皆さんもよく使用するのではないでしょうか? そこで、最後に間違い探しをしたいと思います。
中村先生のサイン本が当たるキャンペーン期間は11月6日〜11月11日までです。
上記の文章のどこかがおかしい部分です。わかりますか?
中村先生のサイン本が当たるキャンペーン期間は11月6日〜11月11日です。
これが正解です。
〜(波ダッシュ)は、範囲をあらわすために使うため、“から”“まで”という意味を含んでいます。なんとなく“まで”をつけてしまうと、単なる蛇足になりスペースをムダに使用してしまうことになります。
以前ニュース運用ディレクターによる、「トピックスの見出し編集について」という記事がありましたが、同様にウェブページの世界では1文字、1文字を大切にしていきたいですね。
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