こんにちは、佐々木です。

他社サイトへのリンクが含まれるような開発環境で作業を進める場合、使用しているブラウザを「リファラを送信しない設定」にする必要があります。うっかりクリックしてしまったサイトに送信したリファラから「開発環境のURLがばれてしまう」という危険を防ぐためです。

つまり、リファラを送信する設定のまま開発環境で作業を進めることは、「スーツの内ポケットにキャバクラのマッチが入ったままになっている」のと同じくらい無防備な状態といえます。惨事が起こる前に、しっかりと準備をしておきましょう。

『Internet Explorer』の場合
『Internet Explorer』(以下、IE)の場合は「Proxomitron」を使う方法もありますが、リファラを送信しない設定だけであれば「Fiddler2」のほうが簡単ですので、ここではその方法を紹介します。

Fiddler2 を使ってIEでのリファラの送信を止める - 葉っぱ日記
まず、Fidller の "Rules" メニューから "Customize Rules..." を選択すると、メモ帳で "CustomRules.js" が開かれるので、以下のように記述します。

Fiddlerをインストールして上記の設定が完了したら、以下の画面のようなから「Disable Referer」をアクティブにしてください。

Fiddler

『Firefox』の場合
『Firefox』では、アドオンを利用することで手軽にリファラの設定が可能です。おすすめは「PrefBar」。リファラの送信のONとOFFをツールバー上から手軽に切り替えられるほか、Image/JavaScript/FlashのONとOFFも個別に切り替えられるので応用が効きます。

Prefbar

もうひとつのおすすめは「RefCotrol」です。リファラを送信するサイトと送信しないサイトを個別に追加できます。

これによって、「リファラを送信しないままだと『ITmedia』の記事中の画像が見えないので、特定のサイトでのみリファラを送信しないようにしたい」といったWeb業界にありがちなリクエストにも応えることができます。
また、下記の画像にあるように、サイトごとにさらに詳しい設定も可能です。

Refcontrol

livedoorでは、惨事の前の備えを怠らないWebディレクターを大歓迎いたします。