こんにちは。「livedoor 検索」担当の須田です。
今回はデスマーチを防ぐスケジューリングについて書きます。
以前紹介された、「4つのステップで作る webサイト開発のスケジュール作成」という記事も併せて参考にしてください。
みなさんは周囲で、「このお客様は大事なお客様なので、納期早めでお願いします」または、「大型の案件なので早めに作業してください」という声を聞いたことはありませんか?
仮に、優先すべき案件だとしても、無理なスケジュールで作業を進行することは好ましくありません。
デスマーチ状態に陥るようなスケジュールを作成してしまった場合、ディレクターとして以下のような原因が考えられます。
これらは、日常の心がけで、改善できると思います。
それでは実際に、スマートなスケジュールを作成をするための「9つのポイント」を紹介します。
以上のポイントを考慮し、簡単なスケジュール表を作成すると以下のようになります。

ここでの、スケジューリングの目的は技術者の納期を短縮する目的ではなく、デスマーチを未然に防ぐ、つまり「技術者を守る為のスケジューリング」です。このスケジュール表で大まかなスケジュールを確認しつつ、業務の調整をしていきます。
詳細なスケジュール管理は実際の作業管理者に任せますが、ディレクターは大まかなスケジュール表を元に、中心となって状況を把握する必要があります。
こうすることで、周囲への理解が深まり事前に無理なスケジュールで、仕事を依頼することを防ぐことができると思います。
ライブドアでは、スケジュール管理が大の得意というディレクターを募集しています。
今回はデスマーチを防ぐスケジューリングについて書きます。
以前紹介された、「4つのステップで作る webサイト開発のスケジュール作成」という記事も併せて参考にしてください。
みなさんは周囲で、「このお客様は大事なお客様なので、納期早めでお願いします」または、「大型の案件なので早めに作業してください」という声を聞いたことはありませんか?
仮に、優先すべき案件だとしても、無理なスケジュールで作業を進行することは好ましくありません。
デスマーチ状態に陥るようなスケジュールを作成してしまった場合、ディレクターとして以下のような原因が考えられます。
1)技術者を魔法使いであるという幻想を持っている。
※これに関しては、「エンジニアは魔法使いという幻想」という記事にも紹介されています。
2)技術者の作業内容について、「結果」は知っているが、「過程」を理解していない。
3)技術者の作業内容をあまり良く理解出来ていないため、曖昧なスケジュールをクライアントに伝えてしまう。
これらは、日常の心がけで、改善できると思います。
それでは実際に、スマートなスケジュールを作成をするための「9つのポイント」を紹介します。
1)技術者へ根回しをする今後、どのような案件が発生するかを伝え、スケジュールの予約をしておく。
第一報は口頭でも良いので、今後の予定など明確に決まっているものを確認しておきましょう。
2)クライアント要望をまとめ、承認をもらう
クライアントの要件を確定し、後から仕様変更などが起きないように、クライアント自身に承認してもらいます。たまに、デメリットをわざと伝えないという人もいますが、様々なケースのデメリットを伝えて選択してもらうことで後々のトラブルは解消されると思います。
3)作業項目を箇条書きにする
ひとまず、順序は適当でも良いと思います。「やらなければならない」タスクを全て書き出します。
4)作業項目を整理する
3)で挙げたタスクをグルーピングします。
5)作業項目の依存関係を設定する
4)でグルーピングしたタスクがどのタスクに依存しているか、そのタスクはどの職種の作業者がするタスクなのかを明確にします。
6)作業項目の実施日数を見積もる
1つのタスクを完了させるのに必要な工数を出します。ひとりで判断できない事も多々ありますので、事が多々ありますので、実際の作業者と相談しながら決定します。タスクリストを作り、実際の作業者にある程度の余裕を持った大まかな日数を埋めてもらうのも良いと思います。
7)プロジェクトの期間を設定する
5)の依存関係と6)の作業日数を合わせ、プロジェクトが完了するまでの1番長い線を出し、プロジェクトを完了させる為に必要な最低期間を出します。
8)各職種のアサイン可能日を確認しておく
技術者はいくつかの案件を抱えながら作業をしていますので、実際にアサイン可能な日時を確認しておきます。
9)納期の設定
アサイン可能な日時でスケジュールを調整し、納期を設定します。
以上のポイントを考慮し、簡単なスケジュール表を作成すると以下のようになります。

ここでの、スケジューリングの目的は技術者の納期を短縮する目的ではなく、デスマーチを未然に防ぐ、つまり「技術者を守る為のスケジューリング」です。このスケジュール表で大まかなスケジュールを確認しつつ、業務の調整をしていきます。
詳細なスケジュール管理は実際の作業管理者に任せますが、ディレクターは大まかなスケジュール表を元に、中心となって状況を把握する必要があります。
こうすることで、周囲への理解が深まり事前に無理なスケジュールで、仕事を依頼することを防ぐことができると思います。
ライブドアでは、スケジュール管理が大の得意というディレクターを募集しています。
コメント
コメント一覧 (1)
せめて進行がどうなってるか確認してくれると助かるものですよね