こんにちは。「学校では教えてくれないディレクションシリーズ」でおなじみの小久保です。
今回は、ウェブディレクターが仕事をする上で重要な「周囲との信頼関係の構築」について書きます。「こんなの当たり前…」と感じる人もいるかもしれませんが、当たり前なことほど誰も教えてくれないものです。ぜひ参考にしてみてください。
新米ディレクターは、些細な問題にゴツンゴツンとつまずきがちです。対して、敏腕ディレクターがサラサラーっとスムーズに仕事をこなせるのは、周囲との人間関係の築き方が上手だからだと思います。
ただし、どんなに“デキる”人であっても一足飛びで信頼を得られるわけではありません。新しく付き合う相手に対しては、コツコツと地道に信頼関係を築くことが必要です。以下のポイントを念頭に取り組んでみてはいかがでしょうか?
●信頼関係を構築する8つのポイント
【01】最初はできるだけ丁寧に説明し、相互理解に時間を費やす
付き合いの浅い相手の場合、お互いの理解が十分にできていません。前提となる条件や、背景などを丁寧に説明し、納得してもらえるまできちんと話すことが必要です。当然これには時間がかかります。
例えば、2年間一緒に仕事をしてきた担当者と、新任の担当者に対しては、同じ内容の依頼や交渉であっても着地までの時間が全く違います。何事も出だしは肝心なのです。
【02】感性だけではなく論理的に説明できる癖をつける
「なんかこのデザイン、ださいなー」、「とりあえず、100万くださいよ」など、大ざっぱな意見を言えるのは、固い信頼関係を構築した後の話です。特に最初は、「他の競合サイトではこんなデザインなんですが…」、「お互いのコストが年間これぐらいだとして…」といった具体的根拠をもって論理的に説明するような癖をつけましょう。
【03】言ったことは守る。万が一、守れないときは早めに連絡して素直に謝る
約束を破ることは、当然ながら信頼関係を壊します。持ち帰った宿題や、取り決めた納期などは、きちんと守り、問題があれば必ずフィードバックするようにしましょう。「あれ、どうなりましたか?」と相手に尋ねられた時、「あ…。忘れていました…」という人は、相手に不信感を与えてしまいます。
【04】できない約束はしない。畳めない風呂敷は広げない
できない約束を確認もせずにしてしまう人や、勝手に話を大きくする人がいます。「この人は大丈夫って言っているけど本当かなぁ?」と思っていると、不安は的中し、収拾がつかなくなってしまうのです。
最初から自分だけで決められない約束はせずに、「確認します」といって一度持ち帰り、他のスタッフと相談をしましょう。
【05】確定した情報と、確認が必要な情報を明示して話をする
制作の現場において、信用が失われる最も多いケースは、「指示した内容が覆される(くつがえされる)」ことでしょう。これは、必要なときに、必要な人に確認する手順を踏まなかったために起こることが多いと思います。
「ここはこういう仕様で良いですか?」と相手に聞かれたときに、適当に「はい」と答えるのは避けましょう。「良いと思いますが、念のためクライアント(または関連部署等)にに確認します」という癖をつけましょう。念には念を入れて 、確認を取っておいた方がベターです。この積み重ねにより、「あの人が言うことは正しい」というイメージを与えることができるのです。
【06】ここぞというとき、多少の無理は聞いてあげる
誰にでもピンチはあります。選択肢がない状況にまで陥ってしまったのであれば、多少無理をしても、調整を頑張ってみましょう。社内外、関わらず、厳しい状況でのあなたの調整能力は高い信頼を得られると思います。
【07】本当にダメなときに断る(または、意思を通す)バッファーを残しておく
これは【06】の話とも関係しますが、「できません」と常に言っているだけの人は信用性に欠けます。本当に出来ないときに、「これだけはできません」と断り、どうしても守りたい納期を「これだけは○日までに必ずお願いします」と言えるバッファーを、お互いの関係に残しておくことが必要だと思います。
【08】最後は人間力
何だかんだ言って、最後は「人間力」がモノを言うと思います。「あの人が言っているのだからやろう」と、周りが動いてくれる信頼関係は、その人の持つ人間力が大きく影響するのではないでしょうか。長年の修羅場の積み重ねで、身に着けた「オーラ」とも言えるかもしれません。
これらのポイントを心がけていると、周囲から「この人の言うことであれば正しい」という信頼を得ることができるでしょう。そうすると、圧倒的に早く、スムーズに仕事ができるようになると思います。
ただし、上述の通り、そのような友好的な人間関係は一朝一夕には築けないものです。コツコツと努力することが大切なのでしょう。
ライブドアでは、周囲との信頼関係を築くのが上手な WEB ディレクターを募集しております。
今回は、ウェブディレクターが仕事をする上で重要な「周囲との信頼関係の構築」について書きます。「こんなの当たり前…」と感じる人もいるかもしれませんが、当たり前なことほど誰も教えてくれないものです。ぜひ参考にしてみてください。
新米ディレクターは、些細な問題にゴツンゴツンとつまずきがちです。対して、敏腕ディレクターがサラサラーっとスムーズに仕事をこなせるのは、周囲との人間関係の築き方が上手だからだと思います。
ただし、どんなに“デキる”人であっても一足飛びで信頼を得られるわけではありません。新しく付き合う相手に対しては、コツコツと地道に信頼関係を築くことが必要です。以下のポイントを念頭に取り組んでみてはいかがでしょうか?
●信頼関係を構築する8つのポイント
【01】最初はできるだけ丁寧に説明し、相互理解に時間を費やす
付き合いの浅い相手の場合、お互いの理解が十分にできていません。前提となる条件や、背景などを丁寧に説明し、納得してもらえるまできちんと話すことが必要です。当然これには時間がかかります。
例えば、2年間一緒に仕事をしてきた担当者と、新任の担当者に対しては、同じ内容の依頼や交渉であっても着地までの時間が全く違います。何事も出だしは肝心なのです。
【02】感性だけではなく論理的に説明できる癖をつける
「なんかこのデザイン、ださいなー」、「とりあえず、100万くださいよ」など、大ざっぱな意見を言えるのは、固い信頼関係を構築した後の話です。特に最初は、「他の競合サイトではこんなデザインなんですが…」、「お互いのコストが年間これぐらいだとして…」といった具体的根拠をもって論理的に説明するような癖をつけましょう。
【03】言ったことは守る。万が一、守れないときは早めに連絡して素直に謝る
約束を破ることは、当然ながら信頼関係を壊します。持ち帰った宿題や、取り決めた納期などは、きちんと守り、問題があれば必ずフィードバックするようにしましょう。「あれ、どうなりましたか?」と相手に尋ねられた時、「あ…。忘れていました…」という人は、相手に不信感を与えてしまいます。
【04】できない約束はしない。畳めない風呂敷は広げない
できない約束を確認もせずにしてしまう人や、勝手に話を大きくする人がいます。「この人は大丈夫って言っているけど本当かなぁ?」と思っていると、不安は的中し、収拾がつかなくなってしまうのです。
最初から自分だけで決められない約束はせずに、「確認します」といって一度持ち帰り、他のスタッフと相談をしましょう。
【05】確定した情報と、確認が必要な情報を明示して話をする
制作の現場において、信用が失われる最も多いケースは、「指示した内容が覆される(くつがえされる)」ことでしょう。これは、必要なときに、必要な人に確認する手順を踏まなかったために起こることが多いと思います。
「ここはこういう仕様で良いですか?」と相手に聞かれたときに、適当に「はい」と答えるのは避けましょう。「良いと思いますが、念のためクライアント(または関連部署等)にに確認します」という癖をつけましょう。念には念を入れて 、確認を取っておいた方がベターです。この積み重ねにより、「あの人が言うことは正しい」というイメージを与えることができるのです。
【06】ここぞというとき、多少の無理は聞いてあげる
誰にでもピンチはあります。選択肢がない状況にまで陥ってしまったのであれば、多少無理をしても、調整を頑張ってみましょう。社内外、関わらず、厳しい状況でのあなたの調整能力は高い信頼を得られると思います。
【07】本当にダメなときに断る(または、意思を通す)バッファーを残しておく
これは【06】の話とも関係しますが、「できません」と常に言っているだけの人は信用性に欠けます。本当に出来ないときに、「これだけはできません」と断り、どうしても守りたい納期を「これだけは○日までに必ずお願いします」と言えるバッファーを、お互いの関係に残しておくことが必要だと思います。
【08】最後は人間力
何だかんだ言って、最後は「人間力」がモノを言うと思います。「あの人が言っているのだからやろう」と、周りが動いてくれる信頼関係は、その人の持つ人間力が大きく影響するのではないでしょうか。長年の修羅場の積み重ねで、身に着けた「オーラ」とも言えるかもしれません。
これらのポイントを心がけていると、周囲から「この人の言うことであれば正しい」という信頼を得ることができるでしょう。そうすると、圧倒的に早く、スムーズに仕事ができるようになると思います。
ただし、上述の通り、そのような友好的な人間関係は一朝一夕には築けないものです。コツコツと努力することが大切なのでしょう。
ライブドアでは、周囲との信頼関係を築くのが上手な WEB ディレクターを募集しております。
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