こんにちは、豪です。
私は、livedoor PICSという写真共有サービスを担当しております。今回は、その運用の中で、サービスに劇的な好影響を与えたテクニックをご紹介したいと思います。

写真をアップロードする、という作業は意外と手間のかかるものです。それをあえて行ってもらわなければコンテンツとして成立しないのが、livedoor PICS ですから、ユーザーのモチベーションを高く保つことが大切となります。


【01】コメントは、カンフル剤

そのモチベーションを維持するための大切な要素が、写真につけられる「コメント」ではないでしょうか。
写真を見て、そこから何かを感じ取った人が残すコメントは、撮影者を励まし、勇気付けるカンフル剤です。
コメントが付くか付かないか、という点は「写真をアップロードする」という手間をかけてでも livedoor PICS にアップしようとユーザーが考えるか否かに直結するとさえ考えています。BlogにしてもSNSの日記にしても、つけられる「あしあと」が気になる方は多いのはないでしょうか。
「Web上にアップするからには、たくさんの人に見てもらいたい」と考えるのが人の常だと思いますし、コメントは具体的に「見てもらえた」ということを示す存在だと言えるでしょう。

【02】コメント増加の秘策とは!?
そのため、livedoor PICS ではコメント数を増加させるための施策を講じました。
といっても何か機能追加をしたわけではありません。たった、一言をページに追加しただけなのです。
それまでは、写真に1つのコメントもつけられていない場合、「この写真にはまだコメントがありません」という状態を示すだけの文言が添えられていました。そこに付け加えた一言こそがコメント数を激増させた、まさに「魔法の言葉」でした。

その一言とは...
「最初のコメントを書いてみませんか?」
というもの。
3月にこの一言を追加してから、導入以前と比べて、4月にはコメントが3倍、5月には4.5倍に増加しました。
「書いてみませんか?」という促すことで、これまで書きたいけれど書かなかった、しり込みしていた層の背中をポンと押してあげたのかもしれません。優しさが「易しさ」を生んだといえるでしょう。
コメント数の増加は、ユーザー同士のコミュニケーションの盛り上がりと比例していると考えると、機能追加ではなくたった一文を追加するだけで大きな効果が上がるというのはコストパフォーマンスから考えても非常に効果的といえるのではないでしょうか。

<実際の画面>
PICS

これは、もはや「気遣い」というレベルの改善です。とはいえ、その気遣いが膨大な工数を必要とする機能追加と肩を並べる、ひょっとするとそれを上回る利益をユーザーと運営側にもたらすこともあるかもしれないのです。これは、その良例ではないでしょうか。

ライブドアは、優しさを易しさに変えるディレクターを募集しています。