こんにちは。お客様窓口業務全般を担当している高橋です。
ディレクター Blog へは初投稿です。
私の担当範囲はお客様窓口業務全般ですが、お客様窓口だけでなく、サイトチェック業務、個人情報開示窓口、そして在宅障害者雇用など、多岐に渡っています。
いろいろ紹介したいことがあるのですが、今回は、昨年から加熱している
携帯電話のフィルタリング問題に端を発したネット規制の動きについて、
その動きを横目で見つつ、ライブドアとしてお客様に最適な環境を提供すべく、
どのような運営方針を取っているかお伝えしようと思います。
【01】議論の始まり(これまでのおさらいその1)
昨年来、インターネットに関して法的な規制をかけようとする動きが急速に
高まっています。元々、そういった動きは以前よりあるのですが、その流れを急加速させたのは、昨年12月10日(平成19年12月10日)に増田総務大臣がNTTドコモ・ KDDI・ソフトバンクモバイル・ウィルコムなど携帯電話事業者へ「青少年が保有する携帯電話や PHS で、有害サイトアクセス制限サービス(フィルタリングサービス)の導入を促進する」ように要請したことからです。
昨秋、出会い系サイト規制法(異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律)の改正に向けて、大学教授、関係団体、PTA などが集まって研究会が開催されました。出会い系サイト規制法は、児童の犯罪被害防止を目的として平成15年に施行されましたが、施行後減少した被害児童数が平成18年には増加に転じ、微増ながらも徐々に増えつつある状況になっていました。また、平成16年から平成18年までの3年間に、被害を受けた児童が用いたアクセス手段は、96%以上の割合で携帯電話からのアクセスとなっています。
結論として研究会がまとめた提言には、
・出会い系サイト事業者を届出制にすること
・児童に関する書き込みを知ったときには削除を義務づけること
・年齢の自主申告制を一部廃止し年齢確認方法を強化すること
の他に、
・携帯電話事業者と保護者は、児童が利用する携帯電話のフィルタリングを提供することに努める
という内容が盛り込まれました。
研究会が出した結論は、今年1月下旬(平成20年1月下旬)だったかと思いますが、その結論が出る前、昨秋から初冬の時期には、フィルタリングに関する事項はほぼ盛り込まれるのが確実な情勢でした。
携帯電話事業者も(あくまで私の推測ですが)フィルタリングを行うこと自体には、国のお墨付きがあれば異論がなかったと思われます。大臣要請を理由にして、先に自主的な対応を行ってしまおうと考えても、不思議ではありません。
【02】フィルタリング問題(これまでのおさらいその2)
このフィルタリングに待ったをかけたのは、モバイル関連事業者の団体であるモバイルコンテンツフォーラムです。携帯電話のフィルタリングは、ジャンル別にフィルタリングがかかってしまう仕様で、書き込みができるサイトはすべて NG になってしまう他、例えば宗教のジャンルも危険な新興宗教が含まれるといった理由で NG になっており、修学旅行生が「金閣寺」のサイトを見ようとすると、サイトが開けないという状況でした。
この問題については、昨年12月10日以降、マスコミでも大きな話題となりました。
主な論調としては、均一フィルタリングをかけることで悪影響が出ることの
問題点を指摘した内容が多かったと記憶しています。
そこで、モバイルコンテンツフォーラムは、第三者機関を設立した上で、有害情報に関する基準を制定し、適切な管理運営が行われているサイトはフィルタリングから外すよう、国や携帯電話事業者に働きかけました。
第三者機関はその後、4月に設立されることになりますが、今夏あるいは今秋予定されている「18歳未満が利用している携帯電話(親権者の同意書未提出)への一斉フィルタリング」が行われる際には、第三者機関で認定したサイトがフィルタリングから外されることになります。
【03】青少年ネット規制法(これまでのおさらいその3)
3月、「自主規制では不十分」として、自民党高市早苗議員主導の青少年ネット規制法案が突如として話題に上りました。元々同じような法案はあったようですが、内容にかなり問題があり成立はしていなかったようなのです。
フィルタリング問題が沈静化しかかったところで、この話が湧きだしたわけですが、内容を見る限り現実的ではないと思い、私個人としては当初気にしていませんでした。
なぜなら、「有害の基準を内閣府が決める=国が検閲?」という部分があり、もしそうなるのなら従うしかないにしても、このような自由を奪う内容は表現の自由を侵害することになるのではないか?と考えたからです。
私が言わずとも、圧倒的反対多数で否決されるか、自民党内からの反対で
法案提出が行われないという気がしておりました。
ところが、その楽観的な考え方は、日を追うごとに改めさせられることになりました。
ほぼ時を同じくして、硫化水素自殺の件が報道されるようになり、日に日に報道が過熱。
同時期に民主党も同様の法案を検討していることが判明し、ネット規制が必要だという空気が大勢を占めるようになったわけです。
勢いというのは怖いもので、上記のような問題がある法案でも、通ってしまう可能性があるかも、と考えた夜もありました。
青少年ネット規制法は、問題が多い部分がなくなったものの、法案自体は必要とする多くの意見に押され、与野党合意の上で可決成立に至った次第です。
その成立過程で、秋葉原の事件が起こり、規制強化に賛成する考えを持つ議員は法案成立後もなお「次の国会で規制を強める改正をする」というお考えをお持ちのようであり、一方で、法案に反対する人からは「廃止を含めた検討を」という意見が出ているのが現状です。
【04】有害か否かの判断
長い長いおさらいを踏まえた上で、ライブドアとしてどのような対応を行っているかをお話いたしますと、実は「スタンス」はここ3,4年くらい変わっていません。
中の人としては、ほぼ均一したジャッジをしているつもりです。(時期もの系を除く)
ライブドアの基準は法律ではありません。敢えて言うなら利用規約。
違法でないものでも、利用規約には抵触することがあります。
違法でなくて、利用規約に抵触するものとは、例えば下記のようなものです。
・営利目的の掲載で、度が超しているもの
・他サイトへの誘導を、度が超しているもの
度が超しているとは、量的なものもありますが、ウイルスに感染してしまうサイトへ誘導しているものなども NG にしています。
基準の説明は、言えない部分もあるので濁った表現になってしまいますが、
基本的に、使っていただいてるお客様、見に来られたお客様が、不利益なことに巻き込まれないことを念頭に置いています。
他のお客様が迷惑する内容を書かれているお客様については、注意や警告などを行った上で、残念ながらご利用をお断りすることもあります。
削除依頼については、プロバイダ責任制限法に沿って対応しています。
削除依頼される方からは、全部消してほしいという話を多くいただきます。
しかし、それはお受けしていません。○○さんのブログを全部消してほしいという希望は受け入れません。よくある話として、○○中学校の掲示板をまるごと消してほしいというような話があり、お断りすると学校長から内容証明郵便で同様の書面が届き、それでも断ると、その地域の警察から「消してほしい」と連絡が来ることがあります。
これ、よくある話です。
もしライブドアで消しても、他の会社さんで作れば一緒ですので、そのことに気づいていただき、別な解決方法を探ってもらえると、平和になるような気がしています。
掲示板を作ること、掲示板があること、書き込みをすることが悪いのではなく、他人の悪口を書くことがいけないと教えていかなければ、問題は解決しないのではないかと思います。
かと言って、問題部分を放置しているわけでもありません。
プロバイダ責任制限法に沿って、送信防止措置依頼(削除依頼)があった場合には、粛々と対応しています。とにかく全部消してという言い分は聞くことができませんが、具体的に何がどうしていけないか、どの部分がいけないか、どうしてそれが自分にとって不利益になるかなどを示してくれた方には、最大限の対応は行います。
希望に応じられる部分とそうでない部分を明確化し、その理由の説明も行っています。
ネットの安全安心と言っても、いろいろなことがありますが、ライブドアでは、利用者も閲覧者も一般の方にも、安全に安心して使っていただける、
見ていただけるサービスを目指して日々活動しております。
これからも、ライブドアをよろしくお願いいたします。
livedoor サポートblogもよろしくお願いいたします!
【参考】
・プロバイダ責任制限法関連情報Webサイト
ディレクター Blog へは初投稿です。
私の担当範囲はお客様窓口業務全般ですが、お客様窓口だけでなく、サイトチェック業務、個人情報開示窓口、そして在宅障害者雇用など、多岐に渡っています。
いろいろ紹介したいことがあるのですが、今回は、昨年から加熱している
携帯電話のフィルタリング問題に端を発したネット規制の動きについて、
その動きを横目で見つつ、ライブドアとしてお客様に最適な環境を提供すべく、
どのような運営方針を取っているかお伝えしようと思います。
【01】議論の始まり(これまでのおさらいその1)
昨年来、インターネットに関して法的な規制をかけようとする動きが急速に
高まっています。元々、そういった動きは以前よりあるのですが、その流れを急加速させたのは、昨年12月10日(平成19年12月10日)に増田総務大臣がNTTドコモ・ KDDI・ソフトバンクモバイル・ウィルコムなど携帯電話事業者へ「青少年が保有する携帯電話や PHS で、有害サイトアクセス制限サービス(フィルタリングサービス)の導入を促進する」ように要請したことからです。
昨秋、出会い系サイト規制法(異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律)の改正に向けて、大学教授、関係団体、PTA などが集まって研究会が開催されました。出会い系サイト規制法は、児童の犯罪被害防止を目的として平成15年に施行されましたが、施行後減少した被害児童数が平成18年には増加に転じ、微増ながらも徐々に増えつつある状況になっていました。また、平成16年から平成18年までの3年間に、被害を受けた児童が用いたアクセス手段は、96%以上の割合で携帯電話からのアクセスとなっています。
結論として研究会がまとめた提言には、
・出会い系サイト事業者を届出制にすること
・児童に関する書き込みを知ったときには削除を義務づけること
・年齢の自主申告制を一部廃止し年齢確認方法を強化すること
の他に、
・携帯電話事業者と保護者は、児童が利用する携帯電話のフィルタリングを提供することに努める
という内容が盛り込まれました。
研究会が出した結論は、今年1月下旬(平成20年1月下旬)だったかと思いますが、その結論が出る前、昨秋から初冬の時期には、フィルタリングに関する事項はほぼ盛り込まれるのが確実な情勢でした。
携帯電話事業者も(あくまで私の推測ですが)フィルタリングを行うこと自体には、国のお墨付きがあれば異論がなかったと思われます。大臣要請を理由にして、先に自主的な対応を行ってしまおうと考えても、不思議ではありません。
【02】フィルタリング問題(これまでのおさらいその2)
このフィルタリングに待ったをかけたのは、モバイル関連事業者の団体であるモバイルコンテンツフォーラムです。携帯電話のフィルタリングは、ジャンル別にフィルタリングがかかってしまう仕様で、書き込みができるサイトはすべて NG になってしまう他、例えば宗教のジャンルも危険な新興宗教が含まれるといった理由で NG になっており、修学旅行生が「金閣寺」のサイトを見ようとすると、サイトが開けないという状況でした。
この問題については、昨年12月10日以降、マスコミでも大きな話題となりました。
主な論調としては、均一フィルタリングをかけることで悪影響が出ることの
問題点を指摘した内容が多かったと記憶しています。
そこで、モバイルコンテンツフォーラムは、第三者機関を設立した上で、有害情報に関する基準を制定し、適切な管理運営が行われているサイトはフィルタリングから外すよう、国や携帯電話事業者に働きかけました。
第三者機関はその後、4月に設立されることになりますが、今夏あるいは今秋予定されている「18歳未満が利用している携帯電話(親権者の同意書未提出)への一斉フィルタリング」が行われる際には、第三者機関で認定したサイトがフィルタリングから外されることになります。
【03】青少年ネット規制法(これまでのおさらいその3)
3月、「自主規制では不十分」として、自民党高市早苗議員主導の青少年ネット規制法案が突如として話題に上りました。元々同じような法案はあったようですが、内容にかなり問題があり成立はしていなかったようなのです。
フィルタリング問題が沈静化しかかったところで、この話が湧きだしたわけですが、内容を見る限り現実的ではないと思い、私個人としては当初気にしていませんでした。
なぜなら、「有害の基準を内閣府が決める=国が検閲?」という部分があり、もしそうなるのなら従うしかないにしても、このような自由を奪う内容は表現の自由を侵害することになるのではないか?と考えたからです。
私が言わずとも、圧倒的反対多数で否決されるか、自民党内からの反対で
法案提出が行われないという気がしておりました。
ところが、その楽観的な考え方は、日を追うごとに改めさせられることになりました。
ほぼ時を同じくして、硫化水素自殺の件が報道されるようになり、日に日に報道が過熱。
同時期に民主党も同様の法案を検討していることが判明し、ネット規制が必要だという空気が大勢を占めるようになったわけです。
勢いというのは怖いもので、上記のような問題がある法案でも、通ってしまう可能性があるかも、と考えた夜もありました。
青少年ネット規制法は、問題が多い部分がなくなったものの、法案自体は必要とする多くの意見に押され、与野党合意の上で可決成立に至った次第です。
その成立過程で、秋葉原の事件が起こり、規制強化に賛成する考えを持つ議員は法案成立後もなお「次の国会で規制を強める改正をする」というお考えをお持ちのようであり、一方で、法案に反対する人からは「廃止を含めた検討を」という意見が出ているのが現状です。
【04】有害か否かの判断
長い長いおさらいを踏まえた上で、ライブドアとしてどのような対応を行っているかをお話いたしますと、実は「スタンス」はここ3,4年くらい変わっていません。
中の人としては、ほぼ均一したジャッジをしているつもりです。(時期もの系を除く)
ライブドアの基準は法律ではありません。敢えて言うなら利用規約。
違法でないものでも、利用規約には抵触することがあります。
違法でなくて、利用規約に抵触するものとは、例えば下記のようなものです。
・営利目的の掲載で、度が超しているもの
・他サイトへの誘導を、度が超しているもの
度が超しているとは、量的なものもありますが、ウイルスに感染してしまうサイトへ誘導しているものなども NG にしています。
基準の説明は、言えない部分もあるので濁った表現になってしまいますが、
基本的に、使っていただいてるお客様、見に来られたお客様が、不利益なことに巻き込まれないことを念頭に置いています。
他のお客様が迷惑する内容を書かれているお客様については、注意や警告などを行った上で、残念ながらご利用をお断りすることもあります。
削除依頼については、プロバイダ責任制限法に沿って対応しています。
削除依頼される方からは、全部消してほしいという話を多くいただきます。
しかし、それはお受けしていません。○○さんのブログを全部消してほしいという希望は受け入れません。よくある話として、○○中学校の掲示板をまるごと消してほしいというような話があり、お断りすると学校長から内容証明郵便で同様の書面が届き、それでも断ると、その地域の警察から「消してほしい」と連絡が来ることがあります。
これ、よくある話です。
もしライブドアで消しても、他の会社さんで作れば一緒ですので、そのことに気づいていただき、別な解決方法を探ってもらえると、平和になるような気がしています。
掲示板を作ること、掲示板があること、書き込みをすることが悪いのではなく、他人の悪口を書くことがいけないと教えていかなければ、問題は解決しないのではないかと思います。
かと言って、問題部分を放置しているわけでもありません。
プロバイダ責任制限法に沿って、送信防止措置依頼(削除依頼)があった場合には、粛々と対応しています。とにかく全部消してという言い分は聞くことができませんが、具体的に何がどうしていけないか、どの部分がいけないか、どうしてそれが自分にとって不利益になるかなどを示してくれた方には、最大限の対応は行います。
希望に応じられる部分とそうでない部分を明確化し、その理由の説明も行っています。
ネットの安全安心と言っても、いろいろなことがありますが、ライブドアでは、利用者も閲覧者も一般の方にも、安全に安心して使っていただける、
見ていただけるサービスを目指して日々活動しております。
これからも、ライブドアをよろしくお願いいたします。
livedoor サポートblogもよろしくお願いいたします!
【参考】
・プロバイダ責任制限法関連情報Webサイト

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