こんにちは。ワイワイシーのプロモーションを担当しているTです。

ワイワイシーでは今までWebのプロモーションがほとんどでしたが、今年の夏はさらに利用者を増やしたいと思い、認知度を上げるために7月からアドトラックを運行しています。

アドトラックとは「荷台部分を広告でラッピングして走行しているトラック」のことで、渋谷や新宿などの繁華街で、一度は目にしたことのある方も多いと思います。そこで今回はアドトラックの制作過程の話をしたいと思います。

何を伝えたいか


歩行者がアドトラックを見る時間はとても短いため、伝えたいことは極力絞ることが大事です。ワイワイシーではポータルサイトが運営している健全なサービスであること、従来の出会い系サイトと区別するためクリーンなイメージという2点を訴求内容としました。

イメージの方向性を決める


訴求内容とイメージを社内のデザイナーに伝え、コンペを行ないました。いくつかの候補の中から「どうやったら見てもらえるか」「伝えたいことを分かりやすく伝えるには」を議論して、クリエイティブの方向性を決めます。

都内の繁華街は人も多く他のアドトラックも走行しているので、その中で目立たせるには差別化が必要です。そこでワイワイシーでは、繁華街には存在しない広大な草原をイメージしたクリエイティブでインパクトを出すことにしました。そこにはクリーンなサイトイメージを打ち出す意図も含まれています。

伝えたいことを分かりやすくという点ではキャッチコピーやサイト趣旨、規模感など伝えたいことに優先度をつけ、少ない文言でイメージが伝わるようにクリエイティブの方向性を決めていきます。

クリエイティブを制作する


今回はイメージに近い実物を撮影するのが難しいため、ジオラマを制作することにしました。

固まったイメージを元に、デザイン会社へ制作を依頼します。アドトラックは会社でも初の試みなので美術作品の制作や撮影、画像処理などのノウハウのある会社に発注するのがベストと判断しました。

イメージ通りのものを作ってもらうためにも打ち合わせは慎重に行い、制作・撮影の現場に制作スタッフみんなで立ち会います。

▼芝素材を貼ったベースに木々や花をセットして撮影
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そして撮影したものに画像処理を施し、デザインを落とし込んでいきます。既に決めている訴求内容を、遠くからでも視認できるように文字の大きさなどを考慮しながらデザインしていきます。

また、日本の車道は左側通行なので歩行者は左側面のクリエイティブは見えやすいですが、右側のクリエイティブは反対車線の車越しになるため下部分が見えにくくなるなど文字の配置に気をつけました。

見本チェック


デザインを実際にトラックに貼るシートに出力します。パソコン上と実際のシートでは色味が違ったり、表現したいニュアンスが出なかったりするので、納得がいくまで校正を繰り返します。校正が完了したら最終入稿をして、アドトラックが完成するのを待ちます。

▼1/10サイズの全体見本と原寸大の一部見本
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いよいよ運行!


ついにアドトラックの運行が開始されるときがやってきました。幅8メートル、高さ3メートルのクリエイティブはかなりの迫力です。現在、ワイワイシーのアドトラックは渋谷・新宿・池袋を中心に表参道や銀座でも走行しており、10月14日まで走行する予定になっています。

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このようにワイワイシーのアドトラック運行を進めていったのですが、ただ運行することだけが目的ではなく、利用者の増加や認知度の向上がプロモーションの目的になります。目標に対してどれくらい達成できたのかを検証することは、次のプロモーションに繋がるのでとても重要なことです。

ライブドアでは様々なプロモーションにチャレンジしたいという方をお待ちしています。