livedoor ニュースの斉藤と申します。

「今後、ブレイクする可能性を持ったタレントを応援する」というコンセプトのもと、芸能関連の取材活動などを行っています。今回は、その活動の一部をご紹介したいと思います。

先の衆院選では、民主党が圧勝し、鳩山新政権が誕生しようとしていますが、芸能界はまだまだ旧態依然としており、ネットメディアに対する“逆風”は、髪の毛が無くなるほど強いと言えます。芸能事務所によって、取材自体がNGの場合もあれば、写真掲載がNGだったり、掲載期限を設けられたり。

そんな中で、livedoor ニュースが自社取材を続けているのには、いくつか理由があります。

一つは、オリジナリティのある記事、写真を掲載することによって、競合他社との差別化を図り、ひいては新規ユーザーを獲得するためです。ブログへの話題提供や、検索流入の促進、さらには、他社へ記事配信をすることで、他社サイトからの新規ユーザーの流入を図ります。

もう一つは、将来的なクライアントや業務提携先を見つけるため。livedoor ニュースのメディアとしての認知度は、まだまだ高いとは言えません。取材先で、イベント主催者やPR会社、芸能関係者に会うことで、livedoor ニュースを業界に認知させ、次回の広告出稿や業務提携の可能性を追求しています。

私の所属する部署は、「エディトリアルビジネスグループ」です。その名が示すとおり、編集者としての目線と、営業マンとしての目線を持って、取材活動を行っています。

では、実際の現場ではどんな活動を行っているのか、ご紹介したいと思います。

原稿は事前に出来ている


ニュース記事を構成する要素として、When (いつ)、Where (どこで)、Who (誰が)、What (何を)、Why (どうして)、How (どのように) の「5W1H」が基本とされていますが、芸能イベントの場合、おおよそ「5W」までが事前に分かるので、現場に向かう前に、記事の骨組みを「予定稿」として書いてしまいます。

現場では、突発的な“事故”が起こらない限り、残りの「H (どのように)」だけを押さえればいいということになります。ただ、“事故”があったほうが、記事としては面白くなります。


“空気を読まない質問”をいかに空気を読んでするか


現場では、記者席があれば、モバイルPCで、タレントのコメントをリアルタイムにテキストファイルに打ち込んでしまいます。

タレントの周りを報道陣が囲んで行われる「囲み取材」では、タレントの肉声で行われることが多いので、テレビカメラに映りこまないよう、タレントの両サイドや背後に陣取ります。

主に、ベテランのテレビリポーターが主導して進行していきますが、流れを見て、質問を投げかけます。時間は10分程度の場合が多いので、後で調べれば分かるような質問はタブーです。

インパクトのある発言が欲しいので、プライベートな話題を振ることがあるのですが、イベントに関する質問に限定される場合がほとんどなので、いかにイベントの話題に馴染ませて質問するかが、ポイントになります。

ネットメディアでは、テレビや新聞が掲載し切れなかった情報も拾い上げることが可能です。一言一句を書き取るのか、ハイライトを切り取るのか、文章の長さは、コメントの面白さによって判断します。記事のオリジナリティは、この辺りを強調することで作り上げていきます。

写真撮影は、派手なアロハシャツで


カメラマンは、報道陣が集まるかしこまった場で、いかにしてインパクトのあるポーズや表情をさせるかが勝負です。たくさんのカメラの中から、目線をもらうために、派手なアロハシャツを着たり、「〇〇さん、ドレス似合っていますね!」など、いきなり名前で呼びかけたり、様々な工夫がなされます。

インパクトのある写真を数多く掲載することが、記事のオリジナリティに繋がります。特に、livedoorニュースでは、写真に注力しており、1本の記事に200枚以上の写真を掲載することがあります。

イベントレポート - livedoorニュース

他社メディアとは別行動


ここまでは、新聞や雑誌の記者と同様に取材活動を行いますが、その後、将来的にクライアントになる可能性のある芸能関係者と話をしたり、さらには、livedoor ニュースを使ったプロモーションの提案をすることもあります。隣にいる記者も、今後、記事提供のパートナーになるかも知れません。現場は、新たなビジネスチャンスを得るための「出会いの場」とも言えるのです。

以上、芸能イベントの取材現場での活動内容を書かせていただきました。芸能イベントでは、こちらに書けないことも色々とありますが、それは、実際に現場でお会いしたときにお話しさせてください。

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