メディア事業部長の田端です。
このディレクターブログをお読みの皆さんも、企業に属する形で、サラリーマンとして、ウェブ関連のお仕事をされている方が大半だと思います。サラリーマンである以上は、おそらくある「組織」に属するという形態の方が大半だと思います。
皆さん、部署の統廃合や名称変更、部門長の人事異動など、毎年の恒例行事のように繰り返される組織変更はそもそも何故に必要なのか、考えたことがあるでしょうか?今回はそのことについてお話をしてみたいと思います。

FY10キックオフにて説明をしている様子
まず、大前提として、皆さんに覚えておいて欲しいことがあります。経営学を齧った人なら、必ずや聞き覚えがあろう以下の名文句です。
組織は「戦略」に従う。 By アルフレッド・チャンドラー (経営学の大家)
当たり前のことですが、組織変更をすることは、ビジネスを成長させていくための「手段」であって、そのこと自体が「目的」ではないのです。だから、組織変更にあたっては、そこには、戦略的な意図が、必ずあってしかるべきです。いろんな会社で、4月や10月には定期的に組織変更があると思いますが、「〜〜部を廃止して、~~本部に統合する」とかいうような告知文だけのところがあれば、ぜひ、マネジメントに、今回の組織変更に込められた「戦略」が何なのか?を聞いてください。(この質問にキチンと答えられない会社では、組織変更が、幹部間でのパワーゲームのオモチャになっていたりする可能性が高いと思います。)
ライブドアでも、この10月に組織変更を行いました。
これまで、ライブドアのメディア事業部やネットサービス事業部では、事業部内を、それぞれ10人強〜30人弱のビジネスユニットに分け、ビジネスユニット(略称:BU)をミニベンチャー企業のように位置づけ、自律分散的にスピーディな事業展開する試みを実施してきました。(そこらへんの詳細はコチラ)
この10月に実行した組織変更の最大の要点は以下になります。
これまではPC向けのブログサービスの開発・運営と、モバイル側向けのブログサービスの開発・運営とが、別部署になっていました。加えてlivedoorブログ本体を担当する部隊と、pixivさんやwazapさん、bea's upさんら社外のパートナー様にASPとしてOEM提供する部隊とも、別になっていました。
広義のlivedoorブログに関わるチームメンバーが、社内の各所に分散されてしまっており、シームレスなサービス開発を進めていく中で、そのことがネックになっていました。これでは、ブログ事業のユーザー数拡大を何よりも最優先するという、事業戦略を実現する組織体制になっていません。そこで、モバイルBUのブログ関連チームと、ネットサービスBUをブログビジネス部に統合することで、「組織は戦略に従う」を具現化させることとなったのです。
「組織は戦略に従う」は、文字通り、経営学の大家が作った言葉ですが、もう一つ、別に誰かの言葉というわけではないのですが、意識されるべきことがあります。
「組織変更(と幹部の人事)は、(マネジメントから社員への)メッセージである」
ということです。
NYのウォール街では「誰かの言っていることではなく、ソイツのやっていることに注目しろ」という言葉があるそうですが、その意味で言うならば、組織変更や部門長の人事こそが、マネジメントが、「口先で言っていること」ではなく「実際にやろうとしていること」を正確に表す羅針盤になります。(今回の日本郵政の人事で、社長や取締役に元官僚が登用されたことなど、この典型ですね・・)
先ほどの組織変更での最大の論点の一つに、モバイルでのブログサービスの開発と運用を、モバイルビジネス部から、ブログビジネス部に移管してしまうと、モバイル側のポータルサイトである「ケータイlivedoor」と、モバイル版livedoorブログとの連携が弱くなってしまうのではないか?という懸念がありました。
そこで、この懸念を払拭すべく、モバイルビジネス部の部長には、ブログビジネス部の副部長も兼務してもらう体制を取る事になりました。
これは、実際の業務運営上の必要性があるから、そのようにしたというのは、もちろんですが、モバイル側のポータルサイトである「ケータイlivedoor」とモバイル版livedoorブログとの連携が、今回の組織変更の結果として、決して弱まってはならない、というメッセージをマネジメントから現場の社員に明確に伝えたい!という強い思いもあってのことになります。
組織変更や部門長の異動は、あくまで戦略を実現するための手段です。
だからこそ、そこに込められた戦略的な意図を、いろんな場面で、あらゆる方向から、社内に発信し、まずは社員に理解してもらうことが何よりも重要だと思っています。
今回の10月の組織変更も、先日発表させて頂いたドリコムさんからの個人向けブログ事業の事業譲渡も、「ブログ領域でのNo1獲得」を口だけでなく、有言実行していくぞ!という我々なりの本気度のシグナル、渾身からの雄叫びなのです。
このディレクターブログをお読みの皆さんも、企業に属する形で、サラリーマンとして、ウェブ関連のお仕事をされている方が大半だと思います。サラリーマンである以上は、おそらくある「組織」に属するという形態の方が大半だと思います。
皆さん、部署の統廃合や名称変更、部門長の人事異動など、毎年の恒例行事のように繰り返される組織変更はそもそも何故に必要なのか、考えたことがあるでしょうか?今回はそのことについてお話をしてみたいと思います。
FY10キックオフにて説明をしている様子
組織変更は何のため?
まず、大前提として、皆さんに覚えておいて欲しいことがあります。経営学を齧った人なら、必ずや聞き覚えがあろう以下の名文句です。
組織は「戦略」に従う。 By アルフレッド・チャンドラー (経営学の大家)
当たり前のことですが、組織変更をすることは、ビジネスを成長させていくための「手段」であって、そのこと自体が「目的」ではないのです。だから、組織変更にあたっては、そこには、戦略的な意図が、必ずあってしかるべきです。いろんな会社で、4月や10月には定期的に組織変更があると思いますが、「〜〜部を廃止して、~~本部に統合する」とかいうような告知文だけのところがあれば、ぜひ、マネジメントに、今回の組織変更に込められた「戦略」が何なのか?を聞いてください。(この質問にキチンと答えられない会社では、組織変更が、幹部間でのパワーゲームのオモチャになっていたりする可能性が高いと思います。)
ライブドアの実例
ライブドアでも、この10月に組織変更を行いました。
これまで、ライブドアのメディア事業部やネットサービス事業部では、事業部内を、それぞれ10人強〜30人弱のビジネスユニットに分け、ビジネスユニット(略称:BU)をミニベンチャー企業のように位置づけ、自律分散的にスピーディな事業展開する試みを実施してきました。(そこらへんの詳細はコチラ)
この10月に実行した組織変更の最大の要点は以下になります。
モバイルBUやネットサービスBUなど、各所に分散していた、ブログ関連のサービスや開発リソースをブログビジネス部に統合し、ブログ関連の事業展開を一元化する。この組織変更に込められた戦略的な意図、問題意識を説明します。
これまではPC向けのブログサービスの開発・運営と、モバイル側向けのブログサービスの開発・運営とが、別部署になっていました。加えてlivedoorブログ本体を担当する部隊と、pixivさんやwazapさん、bea's upさんら社外のパートナー様にASPとしてOEM提供する部隊とも、別になっていました。
広義のlivedoorブログに関わるチームメンバーが、社内の各所に分散されてしまっており、シームレスなサービス開発を進めていく中で、そのことがネックになっていました。これでは、ブログ事業のユーザー数拡大を何よりも最優先するという、事業戦略を実現する組織体制になっていません。そこで、モバイルBUのブログ関連チームと、ネットサービスBUをブログビジネス部に統合することで、「組織は戦略に従う」を具現化させることとなったのです。
意識されるべきこと
「組織は戦略に従う」は、文字通り、経営学の大家が作った言葉ですが、もう一つ、別に誰かの言葉というわけではないのですが、意識されるべきことがあります。
「組織変更(と幹部の人事)は、(マネジメントから社員への)メッセージである」
ということです。
NYのウォール街では「誰かの言っていることではなく、ソイツのやっていることに注目しろ」という言葉があるそうですが、その意味で言うならば、組織変更や部門長の人事こそが、マネジメントが、「口先で言っていること」ではなく「実際にやろうとしていること」を正確に表す羅針盤になります。(今回の日本郵政の人事で、社長や取締役に元官僚が登用されたことなど、この典型ですね・・)
先ほどの組織変更での最大の論点の一つに、モバイルでのブログサービスの開発と運用を、モバイルビジネス部から、ブログビジネス部に移管してしまうと、モバイル側のポータルサイトである「ケータイlivedoor」と、モバイル版livedoorブログとの連携が弱くなってしまうのではないか?という懸念がありました。
そこで、この懸念を払拭すべく、モバイルビジネス部の部長には、ブログビジネス部の副部長も兼務してもらう体制を取る事になりました。
これは、実際の業務運営上の必要性があるから、そのようにしたというのは、もちろんですが、モバイル側のポータルサイトである「ケータイlivedoor」とモバイル版livedoorブログとの連携が、今回の組織変更の結果として、決して弱まってはならない、というメッセージをマネジメントから現場の社員に明確に伝えたい!という強い思いもあってのことになります。
まとめ
組織変更や部門長の異動は、あくまで戦略を実現するための手段です。
だからこそ、そこに込められた戦略的な意図を、いろんな場面で、あらゆる方向から、社内に発信し、まずは社員に理解してもらうことが何よりも重要だと思っています。
今回の10月の組織変更も、先日発表させて頂いたドリコムさんからの個人向けブログ事業の事業譲渡も、「ブログ領域でのNo1獲得」を口だけでなく、有言実行していくぞ!という我々なりの本気度のシグナル、渾身からの雄叫びなのです。

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