弊社では「ガキの使いチキチキ七変化」的なことが行われている会議が本当にあったりします。
会議中に一人がネタを仕込んで皆を笑かすアレですね。ちょっと引く位凄いですよね。
楽しい会議-(仮)idezawaのブログ
弊社の社長ブログでご紹介に預かりました、ちょっと引く位の会議を主催してますブログビジネス部の小沼です。

社長ブログで指摘された通り、確かに少しやり過ぎ感はありますが、なぜ会議で「ガキの使いチキチキ七変化」的なネタを披露することになったのか、その経緯と実際の効果についてご説明したいと思います。

きっかけは事業部長


ある日の定例会議。最後に事業部長がつぶやきました。

「ガキの使いやあらへんで!のチキチキ七変化くらいやれば、会議の場が和んで意見がバシバシ出ると思うけど (笑)。笑っちゃいけない会議室」

もちろん事業部長は冗談で言ったのだと思いましたが「目の前の人間を笑わせることができないディレクターに、モニタの前に座る何十・何百・何千・何万・何十万 (以下略) のユーザーを楽しませることなんて、到底できっこない」と勝手に解釈してしまった私は、翌週の会議から「ガキの使いチキチキ七変化」的なネタ見せをやってみることにしました。

「七変化」チャレンジのおさらい


弁当箱を使った物ボケに始まり、メンズブラジャー着用・大仁田厚劇場・電車男・狼男アメリカン・バブル男・ブブゼラin南アフリカ・踊る大捜査線と・これまで様々な「七変化」にチャレンジしてきました。

中でも非常にライトなネタだった「ブブゼラin南アフリカ」はとてもウケがよく、会議室に「ブォォォ〜ブォオォォオ〜」と音が響いただけで笑いが起きました。逆にTV朝日・真鍋由アナとの絶妙な絡みが人気を博した「大仁田劇場」は準備も構成も非常にへヴィで、思い入れも強いネタだったのですが、今やニッチすぎて誰にも伝わりませんでした。

余談ではありますが、企画は伝わりやすさ、つまり時事的・普遍的な要素を含んでいることが非常に大切だということを、まさに身を持って痛感しました。

大仁田厚劇場。会心の出来と思いきや……。
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某役員をパロったバブル男。社長も見守る。
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「七変化」は会議に変化を起こしたか?


さて、気になる効果ですがTOP5を発表します。

1. 笑いがチームに一体感を! 意見交換が活発に!!

本題に入る前に雑談などをして会議や商談の緊張をほぐす「アイスブレイク」という手法がありますが、「七変化」には岩をも砕く破壊力がありました。

コミュニケーションが活発になったのは言うまでもありませんが、それまでまったく発言をしなかったCOOLなディレクター・Q君が意見を通り越してなぜか独唱した瞬間は、「七変化」をやってよかったと心の底から思った感動的な場面でした。

2. 社内のコミュニケーションが円滑になった

会議に出席しているメンバーはもちろん噂を聞きつけた他部署の社員から良く声をかけられるようになりました。私の担当するブログASP事業は広告部・開発部・制作部・経営企画室など様ざまな部署との連携が不可欠ですので、大きな効果が出ていると言えます。

「七変化をやりたい!」と申し出る社員が出現したのは大きな驚きでした。

3. 会議の出席率が高くなった

特に、多忙のため出席率が悪かった執行役員が他の予定に優先して出席してくれるようになり、プロジェクトの意思決定が非常にスピーディーになりました。

4. 飲みニケーションより費用対効果が優れていた

チームワークを高める上でかかせない飲み会ですが、会費が少なくても1人3,000円はかかります。何よりメンバーの日程調整が難しく、ペース的には月1回が現実的でしょうか。その点、「七変化」は私が工夫さえすれば無料で実施できますし、会議はメンバー全員が原則参加ですので毎週開催できます。

5. 冷えこみがちだった妻との関係が改善された

副次的な効果ではありますが、妻と七変化のネタを一緒に考えたり結果を報告してあれやこれやと意見を交換したりと、家庭内でのコミュニケーションが活発になりました。午前様前提での飲みニケーションでは考えられなかった現象です。

結論


いくらディレクターの担当領域が不明瞭とはいえ、「七変化」はちょっとやり過ぎたかもしれません。しかし、コミュニケーションの潤滑油に「笑い」はとっても効果的だと思います。

まずはメガネを反対にかけてみたり、ちょっとしたダジャレ(ex.それでは会議を始めマッスル!)あたりからチャレンジしてみるといいのではないでしょうか。スベるのも慣れると案外楽しいですよ!

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