※不備ありテキストの一部(アプリアイコンの箇所など)がバックデートしてしまっておりました。修正を行いました。- 9/7 22:00
こんにちは。4月の異動でポータルビジネス部に来てから、livedoor ポータルのスマートフォン関連の担当をしております石野です。
今回は「明日からスマートフォン担当してね」と上司から不意にリクエストされたとき用の一夜漬けスマートフォン講座を開催したいと思います。PCサイトの開発進行がメインであった自分が4月にプロジェクトに招集されてから慌てて覚えたものばかりです。
こうした疑問が浮かぶ方はぜひ参考にしてください。直接スマートフォン担当でない方でも「こういう概念があるんだ」くらいでさらっと読んでもらえると嬉しいです。
1. “知ってないと恥をかく!かも”
こういう画面解像度の違いがあります。
※画像を2種類用意するなど、少し面倒な作業が発生することがあります。
iOSはiPhone3G / 3GSからでもアップグレードできますが、特に3Gにおいてはしばしば「入れたら重くなった」といった声があり、必ずしもユーザがiOS4を選択している訳では無いようです。
開発時に出てくるのですがこのOSの違いは結構大きく、現状において自分は
といった感じで、3機種以上のパターンでデバッグを行うようにしています。
※逆に言うと、2つ目のアプリを起動させても1つ目が終了しなくなります。シングルタスク前提で設計されていたアプリによっては、アプリ再開や終了といった動作が動かなくなるケースもあるようです。ご注意ください。
2. “知ってないと恥をかく!かも”
※発売順
App StoreですとiPhoneアプリを開発してからStoreにて公開されるまでに審査というものがあり、1〜2週間掛かることがあります。Android Marketは審査がありません。Webサイトでアップロードすれば即時公開されます。
また、余談ですがiPhoneアプリとAndroidアプリでアプリアイコンの形状に違いが見られる時期がありました。角丸で平面なiPhone側に比べ、Androidは立体的な形状になっていましたが、現在はどちらも平面なアイコンに寄ってきているようです。
例. livedoor for Android
以前
↓
現在
livedoorアプリのアイコンもこのように修正しています。
【もし興味があれば】レギュレーションをご覧ください。
http://developer.android.com/intl/ja/guide/practices/ui_guidelines/icon_design.html
モバイル畑の方は「DoCoMo iモード公式サイトへの掲載申込」をイメージしてください。審査はあそこまで厳しくないですが、独自の審査があり、相応の見返りとして新たな露出機会となります。
なお、現状はダウンロードリンク先がAndroid Market URLとなっており“マーケット”にはなっておりませんが、オープンして間もなく、将来的には独自システムを構築しキャリア決済と連携していく事が予想されます。
また、ドコモマーケットとau one Marketの違いとして1点挙げますと、ドコモ側はWebの申請も可能ということです。アプリではなくとも、スマートフォン向けに最適化されたWebサイト(URL)の申請も可能になっています。
3. “こういう概念あったんだ!”
Android端末においても基本的にはWebkitベースのブラウザが組み込まれております。
※「コーディングリソースの関係上、Opera Miniからのアクセス時はスマートフォン版ではなくPC版をそのまま見せることにしよう」など
一夜漬け講習は以上です。つたないメモ書きで恐縮ですが、少しでもお役に立てれば幸いです。
livedoorでは今後スマートフォンにもっと注力して参ります。この“一夜漬け”以上に興味があるディレクターの方は、ぜひご応募よろしくお願いいたします。
こんにちは。4月の異動でポータルビジネス部に来てから、livedoor ポータルのスマートフォン関連の担当をしております石野です。
最初に
今回は「明日からスマートフォン担当してね」と上司から不意にリクエストされたとき用の一夜漬けスマートフォン講座を開催したいと思います。PCサイトの開発進行がメインであった自分が4月にプロジェクトに招集されてから慌てて覚えたものばかりです。
「iPhone4ってどう凄い(違う)の?」
「Retina対応どうするって言われたけど…レティナ?」
「Xperia以外のAndroidケータイって?」
「アプリ開発したはいいけど、その後どう公開していくんだっけ?」
「ドコモマーケット?au one Market?どっちにも申請必要?」
こうした疑問が浮かぶ方はぜひ参考にしてください。直接スマートフォン担当でない方でも「こういう概念があるんだ」くらいでさらっと読んでもらえると嬉しいです。
目次
- “知ってないと恥をかく!かも” スマートフォン関連用語 - iPhone編
- 同 - Android編
- “こういう概念あったんだ!”制作/開発にあたっての心得つまみ食い
1. “知ってないと恥をかく!かも”
スマートフォン関連用語 - iPhone編
◆iPhone 4
6月に発売された第4世代のiPhoneです。それまでは3Gあるいは3GS(スリージーエス)であったため、ついつい4Gと“G”を入れて呼んでしまいがちですが、4(フォー)です。◆Retina
iPhone4はとにかく画面がきれいで、どの位きれいかというと横2倍×縦2倍=計4倍きれいです。「Retina(れてぃな)ディスプレイ」と名付けられた高解像度ディスプレイを搭載しているためで、〜iPhone3GS | 480×320ピクセル |
---|---|
iPhone4〜 | 960×640ピクセル |
こういう画面解像度の違いがあります。
※画像を2種類用意するなど、少し面倒な作業が発生することがあります。
◆iOS
iPhoneに搭載しているOSです。iPhone4が登場した際にこの名称になりました。この機種からOSが「iOS(アイオーエス)」と呼ばれるようになっています。iOSはiPhone3G / 3GSからでもアップグレードできますが、特に3Gにおいてはしばしば「入れたら重くなった」といった声があり、必ずしもユーザがiOS4を選択している訳では無いようです。
開発時に出てくるのですがこのOSの違いは結構大きく、現状において自分は
iPhone4 | もちろんiOS4 |
---|---|
iPhone3GS | アップグレードしてiOS4 |
iPhone3G | 同iOS4 |
iPhone3GS | そのままでiPhone OS 3 |
iPhone3G | 同iPhone OS 3 |
といった感じで、3機種以上のパターンでデバッグを行うようにしています。
◆マルチタスク
iOS4になって出来るようなった機能としてマルチタスクがあります。簡単に言うと、アプリを2つ以上同時に立ち上げることが可能になりました。※逆に言うと、2つ目のアプリを起動させても1つ目が終了しなくなります。シングルタスク前提で設計されていたアプリによっては、アプリ再開や終了といった動作が動かなくなるケースもあるようです。ご注意ください。
2. “知ってないと恥をかく!かも”
スマートフォン関連用語 - Android編
◆Android
OSの名称です。Google社が保有しています。今後DoCoMoやau、Softbankからどんどん新機種が発売されていくようです。◆Androidケータイ
シェアが高いDoCoMoのXperia(エクスペリア)が有名ですが、それ以外でも覚えておいたほうが良い名前をずらっと挙げておきます。※発売順
HT-03A | DoCoMo , 2009年7月発売 , 日本初Androidケータイ |
---|---|
Xperia(エクスペリア) | DoCoMo , 2010年4月発売 |
HTC Desire(デザイア) | SoftBank , 4月発売 , HT-03Aと同じHTC社製 |
IS01(アイエスゼロイチ) | au , 6月発売 , 横向き , メモリ要注意(後述)![]() |
LYNX(リンクス) | DoCoMo , 7月発売 , 横向き , メモリ要注意(後述)![]() |
◆Android Market
Android向けアプリケーションを公開する所です。AppleのApp Store、GoogleのAndroid Marketです。大きな違いを1点挙げると、アプリの申請に際してApp Store | 審査アリ |
---|---|
Android Market | 審査ナシ |
App StoreですとiPhoneアプリを開発してからStoreにて公開されるまでに審査というものがあり、1〜2週間掛かることがあります。Android Marketは審査がありません。Webサイトでアップロードすれば即時公開されます。
また、余談ですがiPhoneアプリとAndroidアプリでアプリアイコンの形状に違いが見られる時期がありました。角丸で平面なiPhone側に比べ、Androidは立体的な形状になっていましたが、現在はどちらも平面なアイコンに寄ってきているようです。
例. livedoor for Android

↓

livedoorアプリのアイコンもこのように修正しています。
【もし興味があれば】レギュレーションをご覧ください。
http://developer.android.com/intl/ja/guide/practices/ui_guidelines/icon_design.html
◆ドコモマーケットとau one Market
iPhoneアプリがApp Storeだけなのに対して、AndroidアプリはAndroid Market以外に携帯キャリアが管理するポータルがあります。審査の無いAndroid Marketと違い、各キャリアが審査したアプリが紹介されています。モバイル畑の方は「DoCoMo iモード公式サイトへの掲載申込」をイメージしてください。審査はあそこまで厳しくないですが、独自の審査があり、相応の見返りとして新たな露出機会となります。
なお、現状はダウンロードリンク先がAndroid Market URLとなっており“マーケット”にはなっておりませんが、オープンして間もなく、将来的には独自システムを構築しキャリア決済と連携していく事が予想されます。
また、ドコモマーケットとau one Marketの違いとして1点挙げますと、ドコモ側はWebの申請も可能ということです。アプリではなくとも、スマートフォン向けに最適化されたWebサイト(URL)の申請も可能になっています。
3. “こういう概念あったんだ!”
制作/開発にあたっての心得つまみ食い
◆サイトチェックにあたって
PCサイトのクロスブラウザやモバイルサイトの端末毎チェックとは別の、幾つか注意点をあげておきます。◆ブラウザ
iPhoneは標準ブラウザとしてMobile Safariを搭載しています。Flash非対応なこと意外はほぼPC版と同じです。HTML5で組んでCSS3でデザインあてていくのが一般的のようです。Android端末においても基本的にはWebkitベースのブラウザが組み込まれております。
◆標準以外
ただし「Opera Mini(オペラミニ)」、「Dolphin(ドルフィン」の存在は覚えておきましょう。サイト側で最適化対応を行う場合、ブラウザをどこまで考慮に入れるかはチーム内で共有しておきたいところです。※「コーディングリソースの関係上、Opera Miniからのアクセス時はスマートフォン版ではなくPC版をそのまま見せることにしよう」など
◆メモリ負荷チェック
CSSの記載の仕方によってはメモリ負荷に耐えられず、落ちることがあります。たとえば、CSS3になって背景画像を用意しなくともグラデーションかけられるのでそれを多用していると落ちることがありました。2010年9月現在最もメモリが少ないとされる端末「IS01」で表示チェックを行っておきましょう。終わり
一夜漬け講習は以上です。つたないメモ書きで恐縮ですが、少しでもお役に立てれば幸いです。
livedoorでは今後スマートフォンにもっと注力して参ります。この“一夜漬け”以上に興味があるディレクターの方は、ぜひご応募よろしくお願いいたします。
コメント