コミュニティサイト「YYC (ワイワイシー)」を担当しているケイです。

YYCは先月 (10/6) にPCとモバイル両方でリニューアルを行いました。デザインだけでなく、システムも全て新たに開発してのフルリニューアルとなりました。今回はリニューアルの目的と、それを進める上で必要なことを簡単に書いてみます。

リニューアルの目的


PCシェアの拡大が更なるサービス成長への起爆剤

YYCはもともとモバイルサイトとして誕生し、その後PCでも利用できるようになりました。また「お相手からメールが来たらすぐにでも返事したい」というサービス自体の特性から、モバイルでの利用が圧倒的で、約9割を占めています。

その為、開発期間をできるだけ短くしたいこともあり、主な開発はモバイルのみということが多く、PCサイトはモバイルの補助的役割という立場で、モバイル版がフレーム内で表示されておりました。

この”PCでのモバイル画面表示”は古くからあるコミュニティサイトでも多く見受けられているもので、運営側から見ると開発リソースなどの点でメリットが多いのですが、ユーザーにとってはPCの特性が全く活かされておらず、UI的にも決して褒められたものではありませんでした。

今回のリニューアルでこういった点を解消する為、フレーム内表示を廃止し、PCサイト利用者の利便性を重点的に考えて新たに制作しました。結果、PCのシェアを増やすことができました。

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デザイン変更によるイメージ刷新

従来のYYCのデザインは、ピンク系のカラーが基調のデザインとなっていました。今回のリニューアルでは、旧来の「出会い系サイト」と呼ばれているサービスからの脱却を目指し、健康的な男女のイメージを前面に出しています。

top my
左: YYCのTOPページ 右: マイページ

プロフィール充実によるマッチング向上

今回のリニューアルを進める上でキーワードとして考えていたのが ”ユーザーマッチング” です。

従来のプロフィール情報でもある程度の条件でお相手を探すことはできましたが、いざメールのやり取りを開始したものの、どういったことを話していいか迷ってしまうというケースが多く見受けられました。

profileこれは「ユーザー情報=プロフィール」が不足していた為で、今回はその点を補うべく、プロフィール情報を大幅に改善し充実させました。

※自分自身に関するプロフィール
  • 基本情報
  • 外見/内面
  • 仕事/学歴
  • ライフスタイル
  • 趣味趣向
  • 結婚と子ども
  • アンケート
と項目を分けそれぞれに詳細を盛り込みました。

また、お相手に対する要望も設けて、「自分はどういった人物でどういった人を探している」というメッセージをより具体的に、より伝わりやすくしました。

メンバー間で共通認識を持つ


今回のリニューアルでのデザイン変更は、弊社デザイナー以外にフリーのイラストレーターにもご協力頂いて進めていきましたが、そこで最も重要視したことがYYCというサービスに対する認識の共通化です。それを解決するものの一つとして、ペルソナの作成を行いました。

作成対象

20代男性、20代女性、30代男性、30代女性、40代男性、主婦
の計6名を作成

項目

  • 基本情報
    • 名前
    • 年齢
    • 愛称
    • キャッチコピー
    • ゴール
    • 利用背景

  • 個人情報
    • 居住地
    • 家族構成
    • 友人
    • 恋人
    • 職業、勤務先
    • 性格
    • 趣味趣向
    • 休日の過ごし方
    • 性に対する意識

  • インターネット利用状況
    • インターネット利用経験
    • インターネット利用目的
    • 携帯電話によるインターネット利用

  • YYCの利用状況
    • YYC利用目的
    • YYC利用手段
    • 出会いサイト利用
persona

これによってメンバー間の認識を共通化することができ、デザイン、機能、また広告宣伝において全員の認識がぶれることなく進行することが可能となりました。

※参考資料
Webサイト設計のためのペルソナ手法の教科書 ~ペルソナ活用によるユーザ中心ウェブサイト実践構築ガイド~ (DESIGN IT!BOOKS)Webサイト設計のためのペルソナ手法の教科書 ~ペルソナ活用によるユーザ中心ウェブサイト実践構築ガイド~ (DESIGN IT!BOOKS)
著者:Ziv Yaar
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まとめ


規模の大小に関わらずリニューアルには必ず目的があります。そしてサイトの責任者となるディレクターはその意図を明確にし、それを共通なものとして全員へ認識させて、リニューアルを進めて行かなければなりません。

実際の開発の進め方やリニューアル後の効果検証など、ほかにもリニューアルに関することは多岐に渡るのですが、それはまた別の機会にお話したいと思います。

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