コンシューマメディアグループ 浪越です。
おかげ様で商店は好調です。ご紹介ありがとうございました!

今回は開発部のデザイナーさんにライブドアのディレクターについて、話を伺ってみました。
以前あった ディレクター×エンジニアのガチンコ座談会 の続編のような感じですね。
何を言われるのかドキドキしながら、牛乳で胃をコーティングしつつのぞみました!

コンテンツはディレクターだけが動かしてるんじゃない!現場で動いているんだ!という、現場の生の声をお届けいたします。
それではどうぞ!

最初に


今回の対談では、デザイナーのみなさんに理想のディレクター像や実際、制作現場で起きて困ったことなど、忌憚のないご意見をいただくため、賄賂ドーナッツを持参して座談会を開きました。
何名かのデザイナーさんに参加していただいて会話をまとめたので、特定の誰かの発言というよりも対話形式で表現している形になります。

ドーナッツよりも大切なこと


まずは対談に入る直前の何気ない会話ですが、早速そこにも大事な一言がありましたのでご紹介します。

浪「どうぞどうぞ、こういう勉強会ではドーナッツを配るのが習わしのようなので用意してみました。」

やりやすいディレクターの定義は…ドーナッツくれる人!

ファイナルアンサーでました(笑)

ご褒美、大事ですよ(笑)

あぁ、褒めてくれる人いいですね!

褒められることがモチベーションに繋がる


当たり前のことではありますが、自分が作ったものを褒められればそれがモチベーションに繋がります。
ツルっとしたパーツにするか、てろっとしたパーツにするか。文字の配置をどうするか…
などなど、サイトを引き立たせるために細かい要素や配置まで、色々考えてデザインしているからこそ、その評価や意見が気になるとのことです。

デザインを褒めて貰えることがモチベーションにも繋がるし、相手が困ったときにもやってやるさ!という信頼関係が築かれるきっかけになるということですね。
ただ褒めればいいって言う訳じゃなくて、ちゃんとよく見ている、という行動が伴ってこその信頼関係ですね。

構成書なんて飾りなんです。ディレクターにはそれがわからんのですよ。


別に悪いことではないんですけど、構成書を作るのが仕事になっちゃっている人が時々いるなぁって思います。

構成書は成果物じゃなくて、成果物を得るまでのコミュニケーションのツールだと思うんですよね。構成書に書いてあるからって言われても、困ることもあります。

イメージとかゴールとか、そういうやりたいことが明確になっていれば、構成書なんかむしろなくてもいいくらいなんですよ。優秀な人がいっぱいいるので、細かくまとめるよりも、事前にやりたいことをみんなが分かるように共有してくれればそれに向かって進めるし。

事前に道筋だけ明確にしてくれれば、だったらこれが足りないんじゃないか?とか、話を挟む余地があるんですよね。完璧な構成書を見せられて、ここからプロジェクト開始、デザインお願いします!って言われても、何を作ればいいのか掴みづらいので、必然この構成書を見栄えよく飾ればいいんですね…ってなっちゃいます。

けど、うちではシステム開発も中心にやらなきゃいけないので、機能面での仕様抜けがあると困るから構成書は大事なんですけどね…。

それはそうですね。無くてもいいって言うのは例えで、それぐらいしっかりと情報を共有してほしいってことです。

大事な物はヴィジョンを共有すること


デザインをお願いする際に、構成書をきっちり作って渡せばOKと思うのは大きな間違い。デザイナーさんが知りたいのは、そのプロジェクトの背景や、イメージ、ゴール目標などの実現ヴィジョン。構成書はあくまでそれらを伝達するために用意するツールなのです。

このコンテンツを、このプロジェクトをこんな風にしていくのが目標なんだ!!とパッションを込めて伝えれば思いは通じるし、お互いもやりがいのあってやりやすいと良いことづくし。
勉強になりました。とても…!(構成書に時間を割くタイプだったので…)

プロジェクトの軸として、ぶれない基準を。


デザインを決めるときにありがちなのが、ディレクターの主観がデザインを左右する瞬間ですね。

対クライアントさんとのプロジェクトなんかで起こりがちですね。

ある一定のクオリティまでに達してれば、デザインの決定は後は先方の好みの範疇というか、そのプロジェクトのケースによって決まるものだと思うのですが、そこにディレクターの好みが入ってしまうとクライアント側の希望とずれたりすることもあって、修正が発生しちゃったり…そこが難しいです。

好みで決めるのは悪いことじゃないんですけど、プロジェクトの基準をちゃんと把握した上でプラスアルファの好みでの決定なら、全然有りです!

修正をするときは、どこがどうダメで修正なのかとか、複数作成したものに対してなぜこれを選んだ、とか明確にしてくれると次回作るときの判断材料になるのでいいですね。

コミュニケーションは省かずしっかり!


聞いていて思ったのが、ちゃんとコミュニケーションをとれていないと陥るケースなんじゃないかなということです。

意味を考えて作っているものだからこそ、ダメなところにはちゃんと理由を付けて相手に返さなくてはいけないですし、物事には理由があって結果があるので、同じプロジェクトの人間同士、その結果が出るまでの課程を共有するのは必須なことだと思います。

時間がない…忙しそう…そんな時でも情熱を


時間がないときに、ぱーっとやっちゃってください。時間もないので手をかけなくて良いです。って言われた時に、イヤだなぁと思いました。言い方がね。

色々コンテンツ抱えてるのも知っているので、遠慮で言ってるって言うのはわかるんです。。けど、同じ期間、同じ量の作業を渡されるにしても、『手抜きで良いよ』って渡されるのと、『時間も予算もないけど、こういうものが作りたいんです!』って言ってくれる方が俄然やる気が出ます。

気遣っているつもりが逆に失礼な発言に…


プロとして仕事をしているからこそ、簡単にできないものであることを知っているし。手を抜かないのが当然なのにそんな言われ方したら怒っても当然。
料理が得意な彼女に、『ご飯なんて食べられればいいから』って言うのと同じですね!プライドを傷つけることに…。

こんな時やりがいを感じた


耳が痛くなるご意見をたくさんいただきました。
最後に、デザイナーの皆さんがやりがいを感じるのはどんな時だったのか教えていただきました。

結果を数字で共有してくれて、自分の結果が目に見えたときに嬉しかったしモチベーションも上がりましたね。

広告案件を担当しているときに、クライアントさんの反応とかリピートが来たことを聞けたときにはテンションが上がりましたね!

事前にこんなことをやりたいと思っていると言う話や、方向性に迷ったときにデザイナーのプロとしてどういう企画にしたらいいかと頼ってくれたときにやりがいを感じます。

モチベーションを維持することが大事


デザイナーもプロジェクトメンバーの一人です。プロジェクトの成果を共有したり、迷ったときには相談したりと、密なコミュニケーションを取っていくことで、より一層そのプロジェクトに関わる当事者であることを実感できるようになります。
プロジェクトの環境や雰囲気作りもディレクターの大事な仕事です。パッションをもって仕事に挑みましょう!

話を聞いて(まとめ)


今回のお話を聞かせていただく中で、デザイナーの皆さんは、ディレクターに以下のような能力が求められているのだなぁと、繰り返し思いました。

仕事の意味をちゃんと伝えてくれる(コミュニケーション)
モチベーションを維持してくれる(マネジメント)
プロジェクト実現に対する情熱がある(松岡しゅ…パッション)

整理してみると、上記はすべてデザイナーとのコミュニケーションに限らず、ディレクションする上で必要とされていることですね。
このように第三者からの意見として改めて聞かされると、仕事をするときにネガティブな言い方になっていたりすることはないか、「手段」と「目的」を履き違えていないか…など、多くの点に気付かされました。

腹を割って話し合うのは大事なことですね!胃が痛くなることもありますが…
良薬口に苦しです!

厳しいことを言ってくれるのは愛情の裏返しと理解して、ポジティブに制作に取り組めるディレクターさんを募集しています!


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ランキングもあってクオリティの高い作品がいっぱいあって眺めてみるのも楽しいですよ!