こんにちは。ライブドアのモリウチと申します。

1/15から日本でも公開になった映画「ソーシャル・ネットワーク」、みなさんはもうご覧になりましたか?



ライブドアでも昨年はソーシャル位置情報サービス「ロケタッチ」をリリースするなど、各サービスのソーシャル対応や新規サービスの開発は大きなテーマとなっています。

そこで先日、ライブドアでは業務の一環として、ディレクターやエンジニアの有志7人で連れ立って、マーク・ザッカーバーグを中心にfacebookの誕生前後を描いた「ソーシャル・ネットワーク」を鑑賞してきました。

この記事では、鑑賞後の意見交換会 (と言う名の飲み会) での、同僚たちの機智と示唆に富んだコメントに、突発的社内アンケートで集めたライブドア社員のこの映画へのコメントをMIXしてダイジェスト形式でお届けします。

ご注意】これから映画「ソーシャル・ネットワーク」を鑑賞しようという方へ
以下の記事は映画の内容のネタバレが含まれます。全くの予備情報なしで映画を楽しみたい方はご鑑賞後に記事を読んでいただくことをお勧めします。

映画の満足度は?

  • もう一度見たいくらい良かった・・30%
  • 良かった・・・・・・・・・・・・70%
僕は1回目はセリフとめまぐるしい場面の変化を理解するためストーリーや役者に100%集中できなかったたので、2回目の鑑賞の方が楽しむことができました。

ちなみにFacebookは使っていますか?

  • 1日に何度もアクセスする・・・・・80%
  • 1日に1回くらいはアクセスする・・20%
社内を見回してもサブディスプレイにブルー (Twitterじゃないよ!) の画面を開いている人を多く見かけるようになりました。

映画全般について

『ソーシャルネットワーク』は同じ業界の人として、アンセムに思えた!
(ブログ・新規/プロデューサー)
ひとことでいうと『元気とやる気が出る映画』。
(ブログ/ディレクターA)
同い年というだけで大分刺激を受けました。
(ブログ/ディレクターB)
最後のシーンがとても印象的でした。
(ブログ/ディレクターC)
GoogleじゃなくってFacebookだから良い映画として成立した。
(ブログ・新規/プロデューサー)
なんともひどい映画だつた。呆然。ザッカーバーグは仲間を蹴落とす天才なのでしょうか。ショーンの助言に唯々諾々と従うだけのオタクなのでしょうか。彼に密着取材して書いたカークパトリックの本から受ける印象とはずいぶん違いました。
(情報社会学研究所・所長※)
確かに「ソーシャル・ネットワーク」と言うタイトルでSNSの成り立ちとかを期待しては物足りないかも。
(ブログ・新規/プロデューサー)
青春・友情物語なのである程度若い人向けかな。
(モバイル/ディレクター)
ねじれた (てしまった) 2人の友情を感じながら2回目を見たら感動ともどかしさがあって切なくなった。
(新規/ディレクターA)

万人に楽しめる映画だとは言い切れませんが、規模は違えど今、マークと同じWebの仕事をしているみなさんにとっては必見かと思います。
※情報社会学者の公文俊平先生には「ソーシャルの時代のメディア (情報社会学序論から)」について社内勉強会で講義をしていただきました。

Facebookについて

僕の大学でもクラスの連絡網や履修授業と密着していて気づいたらみんな使ってた。
(開発部/エンジニアA)
face-mash はやってみたかったw
(開発部/エンジニアB)
映画の後の女子トイレから「結局出会いでしょ?」という声が聞こえた。
(モバイル/ディレクター)
広告もなしで儲かっている理由や評価額が数十億ドルまで上がる理由は映画だけでは理解できないかも。ところで「Facebook Ads」はクールなんですかねー。
(新規/ディレクターA)

主人公たちの会話をメインに突き進んでいく映画なので、Facebook自体の機能やサービスにはほとんど触れられませんが、Facebookを知らないと鑑賞後の主人公に対する評価も変わってくるのかもしれませんね。

Webの中のヒト的ツッコミどころ

LiveJournal 懐かしい!
(ブログ・新規/プロデューサー)
あのVAIO、G3のiMac懐かしい。
(ブログ/ディレクターB)
「Myspace」は字幕化されてるのに「Friendster」はされていなかったよ。
(新規/ディレクターA)
オフィスいい感じ。
(ブログ・新規/プロデューサー)
ビルゲイツは完全に過去の人あつかいだな……。
(新規/ディレクターC)
作った人 (エンジニア) がCEO,彼の気持ちが唯一のエンジンという世界はWebの世界ならでは。
(ブログ/ディレクターA)
振られた腹いせとか彼女がいるかどうか気になるとか、無邪気なきっかけで大事なサービスや機能ができたりするのはWebではよくありそうなこと。
(モバイル/ディレクター)
個人的に最近感じるところでいうと「人の気持ちを置いてきぼりにできる人」が、突き抜けるイノベーションのエンジンを持っていることが多いんですが、それが画面から感じられるかと。
(ポータル/プロデューサー)

ドラマや映画の中のインターネットの描写って概してアレな場合が多いですが、この映画は僕たちが連想する「これがインターネットだ」という風景をうまく再現していたと思いました。

登場人物と印象的なシーンについて


◆マーク・ザッカーバーグ

マーク・ザッカーバーグ、怒られすぎ!
(ブログ/ディレクターA)
マークがちょっとずつ嵐の二宮君に見えてきて困った。
(モバイル/ディレクター)
「情報をハッキングしましたが何か?サーバーがダウンしましたが何か?」(←意訳)
(新規/ディレクターA)
"He's wired in. (彼は今コーディング中だ)
(開発部/エンジニアA)
cause the Facebook is cool. and if we start installing popups for mountain-dew, it's not going to be cool.
(開発部/エンジニアA)
ハッキングコンテスト。「you're Facebook!」カッコイイ!
(ブログ/ディレクターA)
『I made Facebook.』というマークの言葉。プログラマーが抱くコンテンツへの思い入れを感じた。
(営業)

◆ショーン・パーカー

・ショーン・パーカー、一文無しなのにかっこいいw
(新規/ディレクターB)
「広告を載せるなんて、パーティの最中に『パーティは11時まで』と言うようなもんだ」
(新規/ディレクターC)
富、名誉、挫折、女、ドラッグ…… 人生をダイナミックに謳歌している様子は、本能的にカッコイイと思ってしまった。ちょうど、ジェームス・ディーンやボブ・ディランのように。
(ブログ/ディレクターC)
「もうCDは売れていないだろ?」
(新規/ディレクターB)
シリアル・アントレプレナーらしい、ビジネス上の軽い身のこなし方。
(営業)
ナップスターでの挑戦という功績がある人なのにWeb業界の胡散臭さのアイコンみたいにみられてたら残念だなあ。
(新規/ディレクターA)
ショーンは龍馬だと思ったよ。
(ブログ・新規/プロデューサー)

◆エドゥアルド・サベリン

マークとエドゥアルド・サベリン (共同設立者・CFO) は対決している状況に耐えられないのか何度もいすを回して後ろを向く、その後姿が切なかった。
(新規/ディレクターA)

◆エリカ・オルブライト

エリカ・オルブライトにもっとマークの話を聞いてあげようよ?と思った私は普通じゃない?普通の女子は「オタクストーカー超キモーイ、SNSコワーイ」なのかなあ?
(モバイル/ディレクター)

◆マリリン・デプリー

・二年目弁護士 (マリリン・デプリー) が映画の中でうまく彼らの特殊な世界と普通の世界をつないでいた。最後にマークも人の子だなwと思った。
(新規/ディレクターA)

◆学長

ハーバードの学長△。そうくるとは思わなかった。
(開発部/エンジニアA)

ボート部の双子目立ってた割りに人気ナシ!

ここに共感した!

もろもろ含めて髄まで共感するところがありました。僕らのリアルもおもしろおかしく描かれています。
(ブログ/ディレクターA)
ユーザー数100万人のカウントダウンやりたいw
(ブログ・新規/プロデューサー)
マークの言うクールはわかるんだけど言葉でうまく説明できないなあ。
(ブログ・新規/プロデューサー)
俺たち大学1年のとき何してたかな〜。
(一同・遠い目)
「サーバを落とさない」「 (イケてない) 広告を入れない」「ユーザー目線 (気になったら即開発)」コンテンツ・ユーザーに対する姿勢はディレクターが大いに学ぶところがあったと思います。
(ブログ/ディレクターB)
大学時代にハッカーの友人と後輩の女の子の写真をつかったジョークCGI(!)を作って怒られた事を思い出した。
(新規/ディレクターA)
エリカに「田舎もの」と言われたところで自分もドキッとした。
(ブログ/ディレクターA)

みなさんの個人的な思いや感情も交錯していますが……。米国のエリート大学出身ではなくても、マークのような天才ではなくても、同じWebの仕事をしている僕たちだから共感できるシーンが多くありました。

グループ鑑賞のススメ


Webディレクターやエンジニア、デザイナーの方々はぜひ同僚と見に行くことをおススメします。鑑賞後の思いをディープに共有できてスッキリすることはもちろん、現在進行中やこれからのプロジェクトのモチベーションやチームワークも上がること請け合い!
(そしてできればブログなどで共有していただけると僕たちも刺激になります!)

ちなみに、ライブドアでは直接の開発や運営にすぐに影響が出なくても、サービスを作る上でメンバーの思いや意識を合わせたり議論できるような社内勉強会や共有会、イベントを随時行っております。



以上、みんなからの意見があふれるように出てきました。
また、集計終了後に映画を見たスタッフからも意見が届いていたり、一方で「Webのお仕事にどっぷり使ってない人が見たときにどういう感想なんだろう (映画的に対して、Web業界に対して) というマーケティングリサーチ的な興味もあったりして、早くも「続編が必要かも?」という声が上がっております。

そこで、もしこの記事の反響が大きければ「ソーシャル・ネットワーク鑑賞会をやってみた〜その2」も記事にしたいと企んでおりますので、はてブまたはブログ拍手(↓ののアイコンをクリック!)をよろしくお願いします。m(_ _)m


いや〜、映画って本当にいいもんですね。
ライブドアではパジャマ姿でもクールなサービスを作ることができる仲間を募集しています。


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