こんにちわ。櫛井です。
ジワジワ人気があるという、この「ネタ本シリーズ」。トリを務めますのはライブドアのメディア事業に関わっている執行役員と社長です。リストアップしてもらってから個人的に買ってみた本が多数です。
では、どどーんと10冊をどうぞ。

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき


イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
著者:クレイトン・クリステンセン
販売元:翔泳社
(2001-07)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

◆推薦者: 執行役員 CPO 佐々木大輔

成功体験をもった企業からは、なぜ新たなイノベーションが生まれにくいのか? そのジレンマをどうやって打ち破るのか?ということに迫った研究書。賞味期限の長いビジネス書の名作で、すごく参考になります。


7つの習慣―成功には原則があった!


7つの習慣―成功には原則があった!7つの習慣―成功には原則があった!
著者:スティーブン・R. コヴィー
販売元:キングベアー出版
(1996-12)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

◆推薦者: 執行役員 CPO 佐々木大輔

これだけ読んでいれば他は一切読まなくていい、と言われる自己啓発本の父みたいな本。自己啓発本には興味がなさそうな人でも、聞いてみると実は読んでたりする、というそんな本です。自分も大いに参考にしました。


プレゼンテーションzen


プレゼンテーションzenプレゼンテーションzen
著者:Garr Reynolds
販売元:ピアソン桐原
(2009-09-04)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

◆推薦者: 執行役員 CPO 佐々木大輔

何度か人前でプレゼンテーションをした経験のある人なら (そしてもっとうまくなりたいという意欲がある人なら)、一度読むだけで一気にレベルがあがる即効性のある本。これを読んでからは、人前で話すのが楽しみになりました。


東京いい店やれる店

東京いい店やれる店東京いい店やれる店
著者:ホイチョイプロダクションズ
販売元:小学館
(1994-07)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

◆推薦者: 執行役員 CMO 高岳史典

オススメを一冊だけといわれれば、これ! グルメ本の古典「東京いい店うまい店」をパロったタイトル通り、とにかく女性といかにうまくデートするかに焦点を置いた名著!そう言うとただの軽いナンパ本に思えますが、実際「女性を喜ばせる (口説く)」ためには単なる美味しさだけではダメで、ロケーション、スタッフ、お店の持つストーリー等、様々な要素が必要になるわけで。

その意味で、ガイドブックとしても各店に対する掘り下げが巷のグルメ本とは比べ物にならない素敵な本です。(載ってる店はバブル期末期の店が多いので今はなかったりするけど) 想像つくと思いますが、拙ブログ「一期一会」はこの本へのオマージュとして記し始めましたw


そんなマーケティングなら、やめてしまえ!


そんなマーケティングなら、やめてしまえ!―マーケターが忘れたいちばん大切なことそんなマーケティングなら、やめてしまえ!―マーケターが忘れたいちばん大切なこと
著者:セルジオ ジーマン
販売元:ダイヤモンド社
(2000-02)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

◆推薦者: 執行役員 CMO 高岳史典

ビジネス直でいうとこれ!
これはもう自分のブログで1回紹介しているのですが、いちおう話すと、プロのマーケッター (実際にマーケットで戦って、継続的に勝利を納めたマーケッター) が著しているマーケティングの本は少なくて、逆に言えばマーケティングの本は、本当にこれだけでいいと思う。


ハッカーと画家

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たちハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
著者:ポール グレアム
販売元:オーム社
(2005-01)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

◆推薦者: 執行役員 CTO 池邉智洋

ちょっと極端な主張も多いですが、エンジニアはもちろん、エンジニアと仕事をする全ての人にもおすすめ出来る本。エンジニアは何を考え、どう生きたいと思っているのか、その価値観を理解する事でコミュニケーションがうまくとれるようになるかもしれません。


教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書
著者:ばるぼら
販売元:翔泳社
(2005-05-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

◆推薦者: 執行役員 CTO 池邉智洋

学生時代、 毎晩テレホタイム突入と同時にインターネットに繋いでいた頃がよみがえる一冊。単なる懐古趣味では無く、インターネットの楽しさの真髄って実は昔から変わっていないという事が分かります。これから Web サービスを立ち上げたいと思っている若い人も一回読んでおくといいかも。


野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方

野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方 (角川oneテーマ21 A 86)野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方 (角川oneテーマ21 A 86)
著者:野村 克也
販売元:角川グループパブリッシング
(2008-08-10)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

◆推薦者:執行役員 メディア事業部 事業部長 小久保知洋

1冊選べと言われたらこれ。
他のどのマネジメント本よりもドキっとさせられた本です。インターネット業界のマネジメント現場では、とても個性的で多様なスタッフをモチベーション高く、かつ組織的に機能するようにしなければいけません。また戦況が非常に早いスピードで変わるため、戦術も柔軟に変えていかなければならないという側面もあります。団体スポーツの監督業はまさにこの極みだと思っており、この本に限らず、参考になることが多いです。この本の中の「組織はリーダーの器以上に大きくならない」「鈍感は最大の罪である」という言葉は今でも心に残っており、常に心がけるようにしています。


イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
著者:安宅和人
販売元:英治出版
(2010-11-24)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

◆推薦者:執行役員 メディア事業部 事業部長 小久保知洋

2冊だったらこれ。
"良いイシューとは「答えを出せる範囲でもっともインパクトのある問い」である。
当たり前のようですが、非常に本質的な言葉だと思います。私たちは普段、膨大な情報を摂取してますが、本当に考えるべき問いというのは意外に少ないものです。「自分の頭で考える」とはどういう事なのか?目からウロコの一冊なので、知的産業で戦うみなさんにおすすめです。


失敗の本質


失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
著者:戸部 良一
販売元:中央公論社
(1991-08)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

◆推薦者:代表取締役社長 出澤 剛

第二次大戦中の日本軍の6つの大きな失敗した作戦の分析を通して、現代の会社組織にも通じる「失敗の本質」をあぶりだす内容です。
震災後話題になっていて、なんとなく読み始めたのですが、自分や会社と照らし合わせてかなり身につまされる内容が多く一気に読みました。マネジメントに興味のある方におすすめです。



以上、どれも読み応えのありそうな10冊でした。社長の出澤は社内では有名な読書家であり歴史好きなのですが、あえて1冊に絞って挙げてもらったので早速読んでいるところです。

上司や尊敬しているお偉いさんとの共通の話題として「あの時に紹介されてた本読みました!」と話しかけて感想を伝えてみたりするというのは、ベタすぎるかんじではありますが鉄板なので是非お試しください。

ネタ本シリーズは様々な部署で書いています。ご興味のある方は他の記事もどうぞ。