こんにちは。新規開発グループのtakejuneです。
今回も前回に引き続き、TechCrunch Disrupt SF2011の内容を共有します。
今カンファレンスでは3日間に渡って行われましたが、その中で多くのセッションが行われました。
それは大きく分けると"Fireside chat"や"Founder's story"というトークセッションと、スタートアップ企業によるプレゼンテーション大会である"Startup Battlefield"から構成されていました。
その中でも、多くのセッションで「サービスを考えるときに気をつけたほうがいいこと」が語られていました。その一部をご紹介します。
その前に、ちょっとだけ会場の雰囲気をご紹介。

会場のサンフランシスコデザインセンター。

開演前はこんな雰囲気。

展示ブースもいっぱい。

日本からもgenesixさんなどが参加されていました。Jumvo!
名著「ハッカーと画家」と画家で知られ、Y Combinatorの創立者でもあるポール・グレアムが、ベンチャー企業の相談を受けアドバイスを与える"Office hour"はDisruptの恒例行事となっているようで、私も参加前から楽しみにしていたセッションでした。


登壇した瞬間に「おぉ、生グレアム!」とミーハー気味に興奮していたのですが、周りも同じような感じでした。このおじさんでエキサイトできる奇特な人がこれだけ集まっていることに軽く感動しました。
以下に彼が壇上で行ったアドバイスの一部をご紹介します。文字にすると割りと当たり前のことばかりなのですが、一瞬でズバッと本質を衝く様は見ていて爽快でした。
・みんながそれを使うのにどれくらいハードルが高いか考えろ
・みんながお前のプロダクトの何に興奮しているのか考えろ?
・市場はどれくらい?
・どんな機能なら使われるかちゃんと考えろ!
・Googleが得意な分野でGoogleと競合しているので心配だよ
・Googleより得意な分野を作るべきだ
・君の給料を払えるくらいのビジネスにはなるだろうが、偉大なスタートアップにはなれないだろう。
何故か、「足元がお留守になってますよ」と足払いを食らうヤムチャを見ているような気持ちになりましたが、ショーとして面白かったです。
先日のエントリでも書きましたが、今カンファレンスでは投資家の登壇も非常に多かったです。
数多くのスタートアップを見て来た彼らは、より客観的にスタートアップの成功条件について言及していたようにも思います。
その中でも特に刺さったのはセコイアキャピタルの Doug Leone氏の言葉でした。最近の投資傾向についてひとしきり現実的な話をしたあと、最後に熱い言葉を投げかけていました。
私は彼のことを知らなかったのですが、比較サイト"Find the best"の創業者で"Double Click"の共同創業者の人だそうです。他にも色々なファウンダーの人のセッションがあったのですがこの人の話しが一番印象に残りました。
前半はプロダクト(広告やキュレーション)に関する話が多かったのですが、後半は起業家の心構えについての話をしていました。

※写真はTechCrunch元編集長のアーリントン氏
Startup Battlefieldの模様はまた次回の記事でご報告します。
ライブドアでは世界を変える、具体的なイメージを持ったディレクターを募集しています。
今回も前回に引き続き、TechCrunch Disrupt SF2011の内容を共有します。
今カンファレンスでは3日間に渡って行われましたが、その中で多くのセッションが行われました。
それは大きく分けると"Fireside chat"や"Founder's story"というトークセッションと、スタートアップ企業によるプレゼンテーション大会である"Startup Battlefield"から構成されていました。
その中でも、多くのセッションで「サービスを考えるときに気をつけたほうがいいこと」が語られていました。その一部をご紹介します。
会場の様子
その前に、ちょっとだけ会場の雰囲気をご紹介。

会場のサンフランシスコデザインセンター。

開演前はこんな雰囲気。

展示ブースもいっぱい。

日本からもgenesixさんなどが参加されていました。Jumvo!
Paul Graham’s Y Combinator office hours
名著「ハッカーと画家」と画家で知られ、Y Combinatorの創立者でもあるポール・グレアムが、ベンチャー企業の相談を受けアドバイスを与える"Office hour"はDisruptの恒例行事となっているようで、私も参加前から楽しみにしていたセッションでした。


登壇した瞬間に「おぉ、生グレアム!」とミーハー気味に興奮していたのですが、周りも同じような感じでした。このおじさんでエキサイトできる奇特な人がこれだけ集まっていることに軽く感動しました。
以下に彼が壇上で行ったアドバイスの一部をご紹介します。文字にすると割りと当たり前のことばかりなのですが、一瞬でズバッと本質を衝く様は見ていて爽快でした。
相談元:電子ブックリーダー開発者
・みんながそれを使うのにどれくらいハードルが高いか考えろ
・みんながお前のプロダクトの何に興奮しているのか考えろ?
相談元:スライドアプリ開発者
・市場はどれくらい?
・どんな機能なら使われるかちゃんと考えろ!
相談元:スポット検索開発者
・Googleが得意な分野でGoogleと競合しているので心配だよ
・Googleより得意な分野を作るべきだ
相談元:ラップトップの比較サイト開発者
・君の給料を払えるくらいのビジネスにはなるだろうが、偉大なスタートアップにはなれないだろう。
何故か、「足元がお留守になってますよ」と足払いを食らうヤムチャを見ているような気持ちになりましたが、ショーとして面白かったです。
Fireside chat with Doug Leone, Sequoia Capital
先日のエントリでも書きましたが、今カンファレンスでは投資家の登壇も非常に多かったです。
数多くのスタートアップを見て来た彼らは、より客観的にスタートアップの成功条件について言及していたようにも思います。
その中でも特に刺さったのはセコイアキャピタルの Doug Leone氏の言葉でした。最近の投資傾向についてひとしきり現実的な話をしたあと、最後に熱い言葉を投げかけていました。
- Yahoo!以前はネットで何かを探すことがホットになると思わなかった。youtube以前はWeb上の動画視聴がホットになると思わなかった。
- (サービスを考えるときに重要なのは)世界はどういうものかを定義し、どのように世界を変えるのかを明確にし、世界がなぜそれを欲しがるのか説明できること。
Founder Stories with Kevin O’Connor, FindTheBest
私は彼のことを知らなかったのですが、比較サイト"Find the best"の創業者で"Double Click"の共同創業者の人だそうです。他にも色々なファウンダーの人のセッションがあったのですがこの人の話しが一番印象に残りました。
前半はプロダクト(広告やキュレーション)に関する話が多かったのですが、後半は起業家の心構えについての話をしていました。

※写真はTechCrunch元編集長のアーリントン氏
- 起業するときには1000以上のアイデアが有ると思うが、最終的にビジネス戦略にフィットし会社の成功を決定づけるようなアイデアは3,4つしかない。
- それは会社によって違うが、重要なのはその3つが「業界をぶっ壊せるのかどうか?」ということ。
- 二日目に登壇したティム・クックも言っていたがスタートアップは大きな問題に取り組むべき。既存のソリューションの枠に収まるべきでない。
- ソリューションと恋に堕ちるのではなく、問題にフォーカスせよ。(Findthebestの場合はWeb上での重要な意思決定が困難であるという問題に着目し、キュレーションによる意思決定の仕組みを考えた。)
- 成功する起業家の条件は妄想か先見の明(ビジョナリー)かのギリギリのラインで考えられること。
- eBayも最初「オンラインフリーマーケット」だと言われたとき流行るわけないと思ったら流行った。このギリギリのラインを判断するのは超むずかしい。
- 世界を変えるには妄想力が必要
Startup Battlefieldの模様はまた次回の記事でご報告します。
ライブドアでは世界を変える、具体的なイメージを持ったディレクターを募集しています。
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