はじめまして。今年4月に新卒webディレクターとして入社したカツラです。
ライブドアでは『Houfuning Talk』のように、ディレクターが上司や同僚に向け、自分についてプレゼンする機会がしばしばあります。
そしてその新卒版とも呼べる『ミッションステートメント「Lightning Talk」』(別名「新卒5年後トーク」)という企画が先日開催されました。
(『Houfuning Talk』とは違い、本企画は職種問わず新卒全員が参加対象)
この企画に参加し、会社生活についての考え方や、プレゼンについて学んだことが会ったため、紹介します。
一般的に「ミッションステートメント」と言うと、明文化された企業の行動指針・方針を指しますが、今回の企画においては、企業ではなく新卒社員ひとりひとりにおける、5年後という中期的な将来の像と、その像に向けた行動指針・方針を明文化したもの、という位置づけとなっています。
そして、その「ミッションステートメント」について社内に向けて5分間で端的にプレゼンする、というのがこの企画の概要です。
因みに、その様子は社長や各役員を始め大勢の社員が見に来るほか、当日見ることの出来なかった社員の為にプレゼンの内容は全て録画され、社内で自由に見ることができるようになっています。
そのミッションステートメントを考え、明文化する目的は2つあります。
1. 自分自身の『軸』を据えるため
この目的を説明する当たって参考にするとわかりやすいのが、ニューロ・ロジカル・レベルという概念です。
この概念は、人の意識を上図のように階層構造に分けて考えるものであり、より上位の階層に位置する要素が、下位に位置する要素に影響を及ぼすとしているものです。
つまり図で言うところの「自己認識・ミッション。使命」が明らかになっていれば、それに即した下位の要素、例えば「行動」も明らかになるということです。これは、企業がミッションステートメントを掲げ、それに即した経営・事業計画を策定する様子をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。
これを今回の企画に当てはめると、新卒の社員がそれぞれの中期的な将来のイメージ(自己認識・ミッション・使命)を考えることで、自分が目指すべき方向性とやるべき行動を明らかにすることが出来る、言い換えれば、自分自身に軸を据えることができるということになります。
2. 社内への自己紹介のため
社内に向けて自らのミッションステートメントを伝えることは、またとない自己紹介の機会を得るということです。
入社して日が浅く関わった仕事も少ない我々新卒社員は、社内の先輩方や上司からすると「何を考えているのかよくわからん」存在になりがちです。
また、趣味や経歴等に纏わる自己紹介は飲み会等でもできますが、自分がどういう考え方で仕事に臨むつもりかという意思表明をする機会はそうそうないはずです。
自分についてよりよく知ってもらうことは、今後の業務上のコミュニケーションの齟齬を回避することにも繋がります。特にディレクターに関して言えば、他の職種に比べ、より広くコミュニケーションを取ることが求められがちであり、そのメリットは大きいのではないでしょうか。
自分の将来像を正しくイメージする為には、自分という人間について正しく認識していることが必要です。
過去の経歴について振り返ったり、その中で培われた自分の価値観や能力を言語化してみたりということを繰り返し、それらをベースに自分がどのような人物になりたいのか、ということを考えていきました。
このプロセスについては、就活時にエントリーシートや面接で聞かれる、「あなたの長所は何ですか」等々の質問に答える際に辿る思考プロセスと同じかもしれません。
今回の企画は一人あたりの持ち時間が5分と非常に短い、ライトニングトーク形式のプレゼンであった為、相応の準備が必要となりました。
私が特に意識したのは以下の3つの点です。
1. イメージの共有を素早く行う
短い時間の中で目指す将来像を如何に上手く伝えるか、ということを意識して私が取った方法は、皆に広く知られている人物をロールモデルとして紹介するという方法です。自分の価値観に合致するスタイルを実践している有名人とその特徴を例に挙げ、「あの人のこんな部分を自分も実現したい」と伝えれば、素早くイメージを共有できるのでは、と考えてのことでした。
2. 最適なスライド資料の形を考える
また、スライド資料の作成に際して参考にしたのは、先輩がこのディレクターブログに書いた『プレゼンを通すために絶対必要な“4つ”のこと』という記事です。特に「その1: スライドに全てを書かないこと」という部分については、今回のようなプレゼンに際してはまさにマッチする内容で、非常に助かりました。
余談ですが、先輩方が培ったノウハウをweb上で簡単に学ぶことができるのはまさにOpen & Shareの精神の賜物であるなあと実感した次第です。
3. 練習を繰り返しレビューをもらう
加えて、キモとなったのが本番形式の練習です。実際にメンターの先輩の前で練習して見せ、レビューをもらいながら、自分だけでは気づき得ない過不足を修正していきました。
今回のように持ち時間が短いプレゼンに際しては、ムダな内容は特に大敵です。客観的な視点こそ、ムダを省く為のカギであると感じました。
自分の目指す将来像について普段から考え、強く意識している人もいれば、そうでない人もいることでしょう。私の場合は後者でした。
業務経験の浅い我々のような若手社員は、明確な指針、自分なりの考え方を持たずに業務に臨んでしまいがちです。漫然と日々仕事をすることはキャリア形成の側面から見ても非効率ではないでしょうか。
そういった意味で、今回の企画を通じて目指すべき方向性や指針を認識できたことは自分にとって大きな意味があったように思います。
プレゼンに強く苦手意識を持っていた私ですが、前述の準備が奏功しそれなりの形に仕上げることができました。不安もありましたが、当日はあたたかい拍手を頂くことができ、無事自己紹介を成功させることができました。
「ディレクターという職種は、言ってしまえば毎日プレゼンを繰り返しているようなものである」と先輩に教わったことがあります。
確かに、会議ひとつ取ってみても、限られた時間の中で伝えたい内容を「誰に対して」「どのような資料を使って」「如何に伝えるか」、考えなければならない要素はプレゼンに通ずるものが多くあります。
そう考えると、このような機会にディレクターが積極的に取り組むことで得られるものは大きいのではないでしょうか。
以上、新卒webディレクターが送る、ライブドアのミッションステートメント『Lightning Talk』(別名「新卒5年後トーク」)の紹介でした。
ライブドアでは、ミッションステートメントを社内に宣言し、それに向かって突き進むことが出来るディレクターを募集しています。
ライブドアでは『Houfuning Talk』のように、ディレクターが上司や同僚に向け、自分についてプレゼンする機会がしばしばあります。
そしてその新卒版とも呼べる『ミッションステートメント「Lightning Talk」』(別名「新卒5年後トーク」)という企画が先日開催されました。
(『Houfuning Talk』とは違い、本企画は職種問わず新卒全員が参加対象)
この企画に参加し、会社生活についての考え方や、プレゼンについて学んだことが会ったため、紹介します。
ミッションステートメント「Lightning Talk」とは?
一般的に「ミッションステートメント」と言うと、明文化された企業の行動指針・方針を指しますが、今回の企画においては、企業ではなく新卒社員ひとりひとりにおける、5年後という中期的な将来の像と、その像に向けた行動指針・方針を明文化したもの、という位置づけとなっています。
そして、その「ミッションステートメント」について社内に向けて5分間で端的にプレゼンする、というのがこの企画の概要です。
因みに、その様子は社長や各役員を始め大勢の社員が見に来るほか、当日見ることの出来なかった社員の為にプレゼンの内容は全て録画され、社内で自由に見ることができるようになっています。
ミッションステートメントを考える目的
そのミッションステートメントを考え、明文化する目的は2つあります。
1. 自分自身の『軸』を据えるため
この目的を説明する当たって参考にするとわかりやすいのが、ニューロ・ロジカル・レベルという概念です。
この概念は、人の意識を上図のように階層構造に分けて考えるものであり、より上位の階層に位置する要素が、下位に位置する要素に影響を及ぼすとしているものです。
つまり図で言うところの「自己認識・ミッション。使命」が明らかになっていれば、それに即した下位の要素、例えば「行動」も明らかになるということです。これは、企業がミッションステートメントを掲げ、それに即した経営・事業計画を策定する様子をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。
これを今回の企画に当てはめると、新卒の社員がそれぞれの中期的な将来のイメージ(自己認識・ミッション・使命)を考えることで、自分が目指すべき方向性とやるべき行動を明らかにすることが出来る、言い換えれば、自分自身に軸を据えることができるということになります。
2. 社内への自己紹介のため
社内に向けて自らのミッションステートメントを伝えることは、またとない自己紹介の機会を得るということです。
入社して日が浅く関わった仕事も少ない我々新卒社員は、社内の先輩方や上司からすると「何を考えているのかよくわからん」存在になりがちです。
また、趣味や経歴等に纏わる自己紹介は飲み会等でもできますが、自分がどういう考え方で仕事に臨むつもりかという意思表明をする機会はそうそうないはずです。
自分についてよりよく知ってもらうことは、今後の業務上のコミュニケーションの齟齬を回避することにも繋がります。特にディレクターに関して言えば、他の職種に比べ、より広くコミュニケーションを取ることが求められがちであり、そのメリットは大きいのではないでしょうか。
目的を達成するためにやったこと
◆自己分析
自分の将来像を正しくイメージする為には、自分という人間について正しく認識していることが必要です。
過去の経歴について振り返ったり、その中で培われた自分の価値観や能力を言語化してみたりということを繰り返し、それらをベースに自分がどのような人物になりたいのか、ということを考えていきました。
このプロセスについては、就活時にエントリーシートや面接で聞かれる、「あなたの長所は何ですか」等々の質問に答える際に辿る思考プロセスと同じかもしれません。
◆プレゼンの準備
今回の企画は一人あたりの持ち時間が5分と非常に短い、ライトニングトーク形式のプレゼンであった為、相応の準備が必要となりました。
私が特に意識したのは以下の3つの点です。
1. イメージの共有を素早く行う
短い時間の中で目指す将来像を如何に上手く伝えるか、ということを意識して私が取った方法は、皆に広く知られている人物をロールモデルとして紹介するという方法です。自分の価値観に合致するスタイルを実践している有名人とその特徴を例に挙げ、「あの人のこんな部分を自分も実現したい」と伝えれば、素早くイメージを共有できるのでは、と考えてのことでした。
2. 最適なスライド資料の形を考える
また、スライド資料の作成に際して参考にしたのは、先輩がこのディレクターブログに書いた『プレゼンを通すために絶対必要な“4つ”のこと』という記事です。特に「その1: スライドに全てを書かないこと」という部分については、今回のようなプレゼンに際してはまさにマッチする内容で、非常に助かりました。
余談ですが、先輩方が培ったノウハウをweb上で簡単に学ぶことができるのはまさにOpen & Shareの精神の賜物であるなあと実感した次第です。
3. 練習を繰り返しレビューをもらう
加えて、キモとなったのが本番形式の練習です。実際にメンターの先輩の前で練習して見せ、レビューをもらいながら、自分だけでは気づき得ない過不足を修正していきました。
今回のように持ち時間が短いプレゼンに際しては、ムダな内容は特に大敵です。客観的な視点こそ、ムダを省く為のカギであると感じました。
やってみてどうだったか?
◆自分自身の『軸』を据えることができた
自分の目指す将来像について普段から考え、強く意識している人もいれば、そうでない人もいることでしょう。私の場合は後者でした。
業務経験の浅い我々のような若手社員は、明確な指針、自分なりの考え方を持たずに業務に臨んでしまいがちです。漫然と日々仕事をすることはキャリア形成の側面から見ても非効率ではないでしょうか。
そういった意味で、今回の企画を通じて目指すべき方向性や指針を認識できたことは自分にとって大きな意味があったように思います。
◆社内への自己紹介が成功した
プレゼンに強く苦手意識を持っていた私ですが、前述の準備が奏功しそれなりの形に仕上げることができました。不安もありましたが、当日はあたたかい拍手を頂くことができ、無事自己紹介を成功させることができました。
ディレクターは毎日がプレゼン
「ディレクターという職種は、言ってしまえば毎日プレゼンを繰り返しているようなものである」と先輩に教わったことがあります。
確かに、会議ひとつ取ってみても、限られた時間の中で伝えたい内容を「誰に対して」「どのような資料を使って」「如何に伝えるか」、考えなければならない要素はプレゼンに通ずるものが多くあります。
そう考えると、このような機会にディレクターが積極的に取り組むことで得られるものは大きいのではないでしょうか。
以上、新卒webディレクターが送る、ライブドアのミッションステートメント『Lightning Talk』(別名「新卒5年後トーク」)の紹介でした。
ライブドアでは、ミッションステートメントを社内に宣言し、それに向かって突き進むことが出来るディレクターを募集しています。
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