こんにちは、ウェブサービス事業部、UXデザイン室 本田です。
現在はLINEのプロジェクトに参加し、LINEのケータイ版を担当しています。
突然ですが、LINEにケータイ版があるのをご存じでしょうか?ケータイ版を使えば携帯電話 ─ いわゆるフィーチャーフォンでもLINEに参加することができます。今回は、スマホ版アプリのダウンロード数に注目が集まって、情報の少なかったLINEのケータイ版について書きたいと思います。
![header](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/a/8/a8f84b9b.jpg)
<目次>
1. LINE、そしてケータイ版LINEについて
2. ケータイ版の機能
3. なぜ今フィーチャーフォンに対応するのか
4. 終わりに
まずは、LINEへの基本的な理解が必要なので、簡単にLINEのコンセプト、機能を説明しましょう。
LINEのコンセプトは「人と人、キャリアとキャリア、デバイスとデバイス、空間と空間を<線>でつなぐサービス」です。
![concept](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/d/0/d0c95e6f.jpg)
主な機能はふたつです。
1. 音声通話機能
2. チャット機能
LINEのケータイ版は、ふたつの機能のうち、音声通話機能には対応しませんが、最大100人までのチャット機能を使って家族や親しい友人とメッセージを交換することができます。
![support](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/e/7/e7539556.jpg)
ケータイ版はチャットに特化しているので、アプリ版と比較して機能的にシンプルなのは当然ですが、さらにフィーチャーフォンでは利用頻度が少ない機能を省略して、誰もが利用しやすいツールを目指しています。
例えば、位置情報を送信する機能はありません。なぜなら、フィーチャーフォンで何画面もページを遷移し場所を指定して入力するより、大抵「大崎駅西口、改札前」とすぐ入力してしまったほうが簡単で早いからです。目に見えるところでシンプルなツールを目指しながら、見えないところで機能を凝って作っているところもあります。
例えば、プッシュ通知ができないケータイ版では、新しいメッセージを受信したときに「通知メール」を送信してユーザーに知らせているのですが、適切なときに通知ができるように、メールを送信するタイミングをいくつかの条件によって制御しています。この部分は、使い勝手を左右するので、これからも調整しながら高度に進化させていくつもりです。
<トークルーム>
左に相手、右に自分の吹き出しが並ぶ表示は、使うデバイスによってデザインが変わらない為、デバイスの異なる人、キャリアの異なる人が一緒に会話をしてもお互いに違和感がありません。スタンプはケータイ版でもトークルームに直接表示され、にぎやかに会話をすることができます。
![talkroom](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/0/0/001d28ba.jpg)
<通知メール>
LINEで新しいメッセージを受信したときに、メールで通知する携帯版だけの機能です。訪問していない時は新しいメッセージの受信を遅延なく通知し、訪問中には不要な通知をしません。
<その他の機能>
LINEには、この他にも多くの機能が実装されています。主な機能については下記の一覧をご覧ください。
![chart](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/1/e/1eb407e7.gif)
ところで、LINEがケータイ版を提供しているのは日本だけです。なぜLINEはフィーチャーフォンに対応するのでしょうか?コンセプトに「キャリアとキャリア、デバイスとデバイスをつなぐ」とあるからといえば、身も蓋もありませんが、「人と人」の観点からも、その理由を述べることができます。
「人と人」をつなぐ上でネックになるのが、スマートフォンの普及率です。
スマートフォンの普及率がざっと1/2だと大盛りに仮定しても、4人家族の全員がスマートフォンを使っている確率は1/(2*2*2*2)=1/16です。
スマートフォンへの移行は始まったばかりで、現在のスマートフォンの普及率は低すぎると言えます。LINEがフィーチャーフォンに対応しなければ、上記のような家族の場合、誰かが参加条件を満たせないということが簡単に起こってしまうのです。
![slot](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/b/5/b5cfe4e6.jpg)
他にもモバイルメッセンジャーサービスはありますが、日本生まれのサービスであるLINEは、フィーチャーフォンを抜きにサービス展開を考えることはできません。
![bgdesign](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/e/3/e35eedcf.jpg)
以上のように、「人と人、デバイスとデバイス、キャリアとキャリア、空間と空間をつなぐ」コミュニケーションがとれるように、LINEはフィーチャーフォンに対応しました。
これからも端末の特性を踏まえながら、ユーザーと一緒にLINEを魅力的なモバイルメッセンジャーに成長させていきたいと思います。ぜひ楽しみにしていてください。
NHN Japanではサービスのコンセプトを的確に機能に落としこむことができるディレクターを募集しています。
現在はLINEのプロジェクトに参加し、LINEのケータイ版を担当しています。
突然ですが、LINEにケータイ版があるのをご存じでしょうか?ケータイ版を使えば携帯電話 ─ いわゆるフィーチャーフォンでもLINEに参加することができます。今回は、スマホ版アプリのダウンロード数に注目が集まって、情報の少なかったLINEのケータイ版について書きたいと思います。
![header](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/a/8/a8f84b9b.jpg)
<目次>
1. LINE、そしてケータイ版LINEについて
2. ケータイ版の機能
3. なぜ今フィーチャーフォンに対応するのか
4. 終わりに
1.LINE、そしてLINEのケータイ版ついて
まずは、LINEへの基本的な理解が必要なので、簡単にLINEのコンセプト、機能を説明しましょう。
LINEのコンセプトは「人と人、キャリアとキャリア、デバイスとデバイス、空間と空間を<線>でつなぐサービス」です。
![concept](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/d/0/d0c95e6f.jpg)
主な機能はふたつです。
1. 音声通話機能
2. チャット機能
LINEのケータイ版は、ふたつの機能のうち、音声通話機能には対応しませんが、最大100人までのチャット機能を使って家族や親しい友人とメッセージを交換することができます。
![support](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/e/7/e7539556.jpg)
2.ケータイ版の機能
ケータイ版はチャットに特化しているので、アプリ版と比較して機能的にシンプルなのは当然ですが、さらにフィーチャーフォンでは利用頻度が少ない機能を省略して、誰もが利用しやすいツールを目指しています。
例えば、位置情報を送信する機能はありません。なぜなら、フィーチャーフォンで何画面もページを遷移し場所を指定して入力するより、大抵「大崎駅西口、改札前」とすぐ入力してしまったほうが簡単で早いからです。目に見えるところでシンプルなツールを目指しながら、見えないところで機能を凝って作っているところもあります。
例えば、プッシュ通知ができないケータイ版では、新しいメッセージを受信したときに「通知メール」を送信してユーザーに知らせているのですが、適切なときに通知ができるように、メールを送信するタイミングをいくつかの条件によって制御しています。この部分は、使い勝手を左右するので、これからも調整しながら高度に進化させていくつもりです。
<トークルーム>
左に相手、右に自分の吹き出しが並ぶ表示は、使うデバイスによってデザインが変わらない為、デバイスの異なる人、キャリアの異なる人が一緒に会話をしてもお互いに違和感がありません。スタンプはケータイ版でもトークルームに直接表示され、にぎやかに会話をすることができます。
![talkroom](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/0/0/001d28ba.jpg)
<通知メール>
LINEで新しいメッセージを受信したときに、メールで通知する携帯版だけの機能です。訪問していない時は新しいメッセージの受信を遅延なく通知し、訪問中には不要な通知をしません。
<その他の機能>
LINEには、この他にも多くの機能が実装されています。主な機能については下記の一覧をご覧ください。
![chart](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/1/e/1eb407e7.gif)
3.なぜ今フィーチャーフォンに対応するのか
ところで、LINEがケータイ版を提供しているのは日本だけです。なぜLINEはフィーチャーフォンに対応するのでしょうか?コンセプトに「キャリアとキャリア、デバイスとデバイスをつなぐ」とあるからといえば、身も蓋もありませんが、「人と人」の観点からも、その理由を述べることができます。
「人と人」をつなぐ上でネックになるのが、スマートフォンの普及率です。
スマートフォンの普及率がざっと1/2だと大盛りに仮定しても、4人家族の全員がスマートフォンを使っている確率は1/(2*2*2*2)=1/16です。
スマートフォンへの移行は始まったばかりで、現在のスマートフォンの普及率は低すぎると言えます。LINEがフィーチャーフォンに対応しなければ、上記のような家族の場合、誰かが参加条件を満たせないということが簡単に起こってしまうのです。
![slot](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/b/5/b5cfe4e6.jpg)
他にもモバイルメッセンジャーサービスはありますが、日本生まれのサービスであるLINEは、フィーチャーフォンを抜きにサービス展開を考えることはできません。
4.終わりに
![bgdesign](https://livedoor.blogimg.jp/ld_directors/imgs/e/3/e35eedcf.jpg)
以上のように、「人と人、デバイスとデバイス、キャリアとキャリア、空間と空間をつなぐ」コミュニケーションがとれるように、LINEはフィーチャーフォンに対応しました。
これからも端末の特性を踏まえながら、ユーザーと一緒にLINEを魅力的なモバイルメッセンジャーに成長させていきたいと思います。ぜひ楽しみにしていてください。
NHN Japanではサービスのコンセプトを的確に機能に落としこむことができるディレクターを募集しています。
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