こんにちは、ライブドアブログのディレクターをしております@kohtanです。
さて、突然ですが、皆さんはFacebookグループって使われていますか?最近では、ウェブ業界の方以外でもFacebookを利用している方が増えてきたので、趣味のグループやサークルなどで利用されている方も多いのではないでしょうか。
そんなFacebookのグループ機能ですが、Webディレクターの業務の一環として、外部の関係するコミュニティの方々とコミュニケーションをとる際にも利用価値が高いツールではないかと思っています。今回は、私の活用の体験とともに、Facebookグループをコミュニケーションツールとして使う利点を紹介させていただきます。
まず厳密な本人確認の難しさなどの理由で、機密情報を扱うようなコミュニティではFacebookグループの利用はお勧めできません。公開設定によって関係者以外を排除することは不可能ではありませんが、誤投稿のリスクも考えると、いずれにしても機密情報の共有は避けておくべきでしょう。
私の場合ですが、もっとも有効にFacebookグループを活用できているのは、ライブドアブログ奨学金の奨学生ブロガーコミュニティです。ブログ奨学金とはライブドアが2010年より行なっている優良ブロガーへの金銭、技術的支援の制度で、ブロガーの成長・地位向上を目指しています。こちらの奨学生ブロガーとライブドアのスタッフの計40人程度で専用のクローズドなFacebookグループを作成しコミュニケーションをとっています。
具体的にWebディレクターの皆さんが、Facebookグループを活用できる事例としては、例えば、APIを提供しているサービスを担当している場合は、APIを利用する開発者コミュニティが挙げられます。また、既にリリースしたサービスの開発にユーザーからの意見を活かすために、熱心なファンユーザー(サポーター)をFacebookグループ上でコミュニティ化してもいいかもしれません。さらに、遠隔地で在宅ワークを行なっている社員たちと、情報交換や親睦を深める目的でグループを利用している事例もライブドアではあります。
コミュニケーションツールとしては、メールやSkypeなど多くの別の選択肢があります。ですが、コミュニティのコミュニケーションにFacebookグループが適している理由を説明したいと思います。
■コミュニティの組織をフラット化できる
コミュニティには上下関係や、主従関係がある場合も多いと思います。しかし、Facebookグループでは、そういった構造が見えにくくなっています。リンクなどの投稿を行えば、誰でもコミュニティ内のポジションに関わらず、「スレッド主」になれるのです。
他のコミュニケーションツールだと(特にメーリングリストなどでは)、なんとなく、管理人や主要メンバー以外が発言しにくいような空気感ができてしまうことがありますが、Facebookグループだとそういった構造から比較的自由になることができます。
■気軽にレス、反応を返すことができる
メンバーがどれだけFacebookを利用しているかにも依存しますが、スマートフォンなどのモバイル端末でもFacebookにアクセスしている方が多いはずなので、気軽にレスを返したり、投稿をすることができます。忙しい方でも投稿に「いいね!」をつけることで反応を返すことができるのはFacebookならではでしょう。
このように気軽に反応が返ってくることで、コミュニティのメンバーもより情報や意見を投稿しようというモチベーションになり、結果的にコミュニティのコミュニケーション活性化につながる好循環が生まれます。
■コミュニティメンバー同士で問題解決される場合がある
私が所属しているライブドアブログ奨学金のコミュニティでも、ブロガーのメンバーの方から、サービスへの質問、要望や不具合の報告をいただくことがあります。こういった声に対して、私含むスタッフがレスを返す前に、コミュニティメンバー間で問題解決のためのレスがされることがあります。また、そのやり取りを他のメンバーが見ることで類似の問題を抱えていたメンバーの課題が解決されることもあります。
このように、メールやメッセージングなど1:1を基本とするサービスであれば、私が個別にサポートする必要があるケースでも、対応する手間が省けてしまいます。
ここでは、Facebookグループの便利な機能をいくつかピックアップして紹介します。
■共同編集が可能なドキュメント
Facebookグループ上部の「ファイル」タブから「+ドキュメントを作成」をクリックすると、共同編集が可能な簡単なドキュメントが作成できます。複雑な装飾などはできないシンプルなものですが、企画案などを共同で考える際に便利です。
■Dropboxからファイルを簡単共有
「ファイル追加」のオプションにDropboxから簡単に共有できるできるようになっています。スプレッドシートやプレゼンテーション用のファイルなどのタイプの外部ドキュメントを共有する際に便利です。
■投票機能とメンバー限定イベント作成
ニュースフィードの「質問する」機能は提供が終了されているようですが、Facebookグループでは引き続き利用可能です。私のブログ奨学金グループでも、勉強会や懇親会の日程を決める際にこの投票機能を利用しています。
投票で日程が決まったら、Facebookグループ内メンバー専用のイベントを作成すれば、簡単にグループメンバーを招待することができます。イベントのページで出欠の確認もできてしまいます。
■投稿が読まれたかを表示する「既読」機能
Facebookのメッセージでも最近導入されている「既読」機能。グループでも「秘密」と「非公開(所属メンバーは公開されるが投稿はメンバーのみ閲覧可能)」のグループ設定になっている場合は、誰が投稿をチェックしたのか確認できます。これもメールなどでありがちな「見てなかった!」というような事態を防ぐことができます。ちなみに、以前は閲覧時刻まででていたのですが、現在は誰が閲覧したかのみ表示されています。
このように、コミュニティのコミュニケーションを活性化するツールとしてFacebookグループは非常に優れた点が多いです。まだ活用されていない方はぜひ一度利用されてみてはいかがでしょうか?
NHN Japanでは、Facebookのお知らせ通知に赤色が灯った瞬間にクリックしてしまうディレクターを募集しています。
さて、突然ですが、皆さんはFacebookグループって使われていますか?最近では、ウェブ業界の方以外でもFacebookを利用している方が増えてきたので、趣味のグループやサークルなどで利用されている方も多いのではないでしょうか。
そんなFacebookのグループ機能ですが、Webディレクターの業務の一環として、外部の関係するコミュニティの方々とコミュニケーションをとる際にも利用価値が高いツールではないかと思っています。今回は、私の活用の体験とともに、Facebookグループをコミュニケーションツールとして使う利点を紹介させていただきます。
(photo: Facebook by Coletivo Mambembe)
どういったコミュニティにFacebookグループが適しているか
まず厳密な本人確認の難しさなどの理由で、機密情報を扱うようなコミュニティではFacebookグループの利用はお勧めできません。公開設定によって関係者以外を排除することは不可能ではありませんが、誤投稿のリスクも考えると、いずれにしても機密情報の共有は避けておくべきでしょう。
私の場合ですが、もっとも有効にFacebookグループを活用できているのは、ライブドアブログ奨学金の奨学生ブロガーコミュニティです。ブログ奨学金とはライブドアが2010年より行なっている優良ブロガーへの金銭、技術的支援の制度で、ブロガーの成長・地位向上を目指しています。こちらの奨学生ブロガーとライブドアのスタッフの計40人程度で専用のクローズドなFacebookグループを作成しコミュニケーションをとっています。
具体的にWebディレクターの皆さんが、Facebookグループを活用できる事例としては、例えば、APIを提供しているサービスを担当している場合は、APIを利用する開発者コミュニティが挙げられます。また、既にリリースしたサービスの開発にユーザーからの意見を活かすために、熱心なファンユーザー(サポーター)をFacebookグループ上でコミュニティ化してもいいかもしれません。さらに、遠隔地で在宅ワークを行なっている社員たちと、情報交換や親睦を深める目的でグループを利用している事例もライブドアではあります。
Facebookグループのここがいい!
コミュニケーションツールとしては、メールやSkypeなど多くの別の選択肢があります。ですが、コミュニティのコミュニケーションにFacebookグループが適している理由を説明したいと思います。
■コミュニティの組織をフラット化できる
コミュニティには上下関係や、主従関係がある場合も多いと思います。しかし、Facebookグループでは、そういった構造が見えにくくなっています。リンクなどの投稿を行えば、誰でもコミュニティ内のポジションに関わらず、「スレッド主」になれるのです。
他のコミュニケーションツールだと(特にメーリングリストなどでは)、なんとなく、管理人や主要メンバー以外が発言しにくいような空気感ができてしまうことがありますが、Facebookグループだとそういった構造から比較的自由になることができます。
■気軽にレス、反応を返すことができる
メンバーがどれだけFacebookを利用しているかにも依存しますが、スマートフォンなどのモバイル端末でもFacebookにアクセスしている方が多いはずなので、気軽にレスを返したり、投稿をすることができます。忙しい方でも投稿に「いいね!」をつけることで反応を返すことができるのはFacebookならではでしょう。
このように気軽に反応が返ってくることで、コミュニティのメンバーもより情報や意見を投稿しようというモチベーションになり、結果的にコミュニティのコミュニケーション活性化につながる好循環が生まれます。
■コミュニティメンバー同士で問題解決される場合がある
私が所属しているライブドアブログ奨学金のコミュニティでも、ブロガーのメンバーの方から、サービスへの質問、要望や不具合の報告をいただくことがあります。こういった声に対して、私含むスタッフがレスを返す前に、コミュニティメンバー間で問題解決のためのレスがされることがあります。また、そのやり取りを他のメンバーが見ることで類似の問題を抱えていたメンバーの課題が解決されることもあります。
このように、メールやメッセージングなど1:1を基本とするサービスであれば、私が個別にサポートする必要があるケースでも、対応する手間が省けてしまいます。
意外と知られてないFacebookグループのこんな機能
ここでは、Facebookグループの便利な機能をいくつかピックアップして紹介します。
■共同編集が可能なドキュメント
Facebookグループ上部の「ファイル」タブから「+ドキュメントを作成」をクリックすると、共同編集が可能な簡単なドキュメントが作成できます。複雑な装飾などはできないシンプルなものですが、企画案などを共同で考える際に便利です。
■Dropboxからファイルを簡単共有
「ファイル追加」のオプションにDropboxから簡単に共有できるできるようになっています。スプレッドシートやプレゼンテーション用のファイルなどのタイプの外部ドキュメントを共有する際に便利です。
■投票機能とメンバー限定イベント作成
ニュースフィードの「質問する」機能は提供が終了されているようですが、Facebookグループでは引き続き利用可能です。私のブログ奨学金グループでも、勉強会や懇親会の日程を決める際にこの投票機能を利用しています。
投票で日程が決まったら、Facebookグループ内メンバー専用のイベントを作成すれば、簡単にグループメンバーを招待することができます。イベントのページで出欠の確認もできてしまいます。
■投稿が読まれたかを表示する「既読」機能
Facebookのメッセージでも最近導入されている「既読」機能。グループでも「秘密」と「非公開(所属メンバーは公開されるが投稿はメンバーのみ閲覧可能)」のグループ設定になっている場合は、誰が投稿をチェックしたのか確認できます。これもメールなどでありがちな「見てなかった!」というような事態を防ぐことができます。ちなみに、以前は閲覧時刻まででていたのですが、現在は誰が閲覧したかのみ表示されています。
このように、コミュニティのコミュニケーションを活性化するツールとしてFacebookグループは非常に優れた点が多いです。まだ活用されていない方はぜひ一度利用されてみてはいかがでしょうか?
NHN Japanでは、Facebookのお知らせ通知に赤色が灯った瞬間にクリックしてしまうディレクターを募集しています。
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