こんにちは、LINE株式会社社長の森川です。

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今回はLINE株式会社の社長としてブログ(LINE社長森川亮のブログ)を書く上で大事にしていることや、改めて感じたことを私自身のブログを振り返りながらご紹介したいと思います。

自分のアウトプットを残す場としてブログをスタート


私が2013年2月にブログを始めて約半年が経ちました。

当時私がブログを始めた理由は、『twitterやfacebookで流れていってしまう情報や想い出をどこかに残したい』『自社サービスを実際に利用して、改善点などを発見する』の二つでした。

現在は無理にブログのネタ探しをするようなことはせず、本当に書きたいこと、伝えたいことがあったときのみブログを書くようにしています。

社内との意思疎通のためにブログを活用


最近では、私の仕事に対する考え方をブログに書いています。これはどちらかというと社外というよりは社内向けと言ったほうが良いかも知れません。事業の速度を上げるためにLINE株式会社では極力会議を減らし、また情報共有も少なくしています。これは、打ち合わせに時間を割くくらいなら、その時間を企画や開発に使って欲しいという想いからです。

しかしながら、そうなると会社の意思決定が何故行われたのか?またこれからどんな方向に進むのか?社長は何を考えているのか?ということがスタッフに伝わりにくくなってしまいます。そこで出せる範囲で自分の考えをブログに書き、社内との意思疎通をはかっています。

また、本当におすすめしたい本に出会ったときには書評を書くようにしています。書評を書き始めてから、本関連の取材依頼や出版の広告に私のコメントを入れたいなどのお問い合わせをいただくようになりましたし、献本をいただくことも増えました。また読んだ本について自分でも内容を忘れてしまうことがあるので、書評を書くのは良いブログの使い方だと思っています。

考えを発表することはクリエイターだけでなく、多くの人にとって重要


ブログというのはあくまで道具なので、それをどう使うのかは個人の考え方次第です。しかし記録に残す、そしてそれに誰かが反応する、それを周りが見るということは新しいものを生み出すのに重要なプロセスになるので、新しいものを生み出す企画者やクリエイターがブログを利用することをおすすめします。

また何か伝えたい事を伝える、それを文字で表現するということは思考のトレーニングにもなるので、学生の方やビジネスマンの皆さんが自身のコミュニケーション能力を高めるという目的で利用することもおすすめします。ぜひ様々な方々にブログというツールを使ってぜひ自分自身の成長につなげて欲しいと思います。