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こんにちは、LINEゲームチームのディレクターです。
私は最近テレビCMも放送された「LINE ウィンドランナー」などを担当しています。今回はLINEゲームの運営について簡単にご紹介します。

ターゲットは「みんな」


イベントやアップデートなど、運営を行なうにあたって常に念頭に置いていることは、ウィンドランナーはあくまでも「カジュアルゲーム」であるということです。LINEゲームは普段ゲームをしない人たちも遊んでくれている貴重なゲームです。

上手な人も下手な人も、ゲームに詳しい人もそうでない人もいますので、その内特定の誰かだけを楽しませる事はしたくないですね。様々なやり方でいろんな遊び方をしている人たちを楽しませたいと思っています。そもそも、半分以上の人は、日本にすら住んでいないので、うっかりイベントを日本時間で書いてしまうと大変です。

アップデートは「体験マネージメント」


ウィンドランナーではリリース以来コンスタントにアップデートを繰り返して、コンテンツの追加を行なってきました。2月のリリース以降、一度も売上、ユーザー数共に下がった事が無いのは、このアップデートである事は間違いありません。

アップデートは非常に繊細な作業です。方向性をユーザーが望まない方向にしてしまうと、それだけでゲームに対して失望をさせてしまいます。私達運営側が、ユーザーと同じ方向を向き、同じ事を望んでいなくてはいけません。

その為に大事な事、ユーザーに何を伝えて伝えないか、何を楽しんでもらうかを時間軸と共に計画していく事です。シンプルなゲームから、少しずつ様々な深みや味わいを追加して飽きないよう、楽しみ続けてもらえるかを考えます。それによって追加コンテンツの内容、頻度、方向性を決断します。

ユーザーに近づくためのデータ分析


スマホゲームの運営では日々のデータで、運営内容やゲーム性を検証するのは当然です。データが出るまでは、全てが仮説でしかありません。ユーザーのリアクションがデータに現れ、何が正しいのかを教えてくれます。

データ分析の目的は、いわゆるKPI向上という側面もありますが、それは最大の目的ではありません。現在のLINEゲームはまだまだ成長過程のプロジェクトです。その中で一番大事なのは、ユーザーがLINEゲームにおいて、どんなゲームに関心があり、どんな施策に興味を持ってくれるかを把握することです。データを通じて少しでもユーザーに近づいていく。それを行えなければ、ユーザーが望むサービスの提供はできません。


▲LINE ウィンドランナーのTVCM

おわりに


LINEゲームは現在、業界ではとても注目をしていただいていますが、「ユーザー数が多いからどんなゲームでも自然と成功できる。」と勘違いされている事も多いように思えます。残念ながらそんなに簡単な仕事ではありません。生活スタイル、経済条件、考え方がまったく違う世界中の人々に対して、楽しんでもらえ、お金を払う価値があると思ってもらえるサービスにする事は、非常に繊細で難しい挑戦です。だから何よりも大事なのは、ユーザーの気持ちを学び続ける、という事だと思います。


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